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2013/12/04 (Wed) 16:51:16

面子を潰された朴槿惠大統領がついに報復カード発動したようです。

やられる一方だった韓国がついにやり返したようです。
ただ効果はいかほどでしょう。

※引用記事に考察を加えた独自記事です

2212051


TPP参加、国益の最大化が答えだ

政府が先週末、環太平洋経済連携協定(TPP)への参加方針を明らかにした。先月29日の「関心表明」に続き、昨日からインドネシアのバリで開かれた世界貿易機関(WTO)閣僚会議に参加したTPP参加国らと2国間の予備協議を始めた。事実上、本格的な交渉参加がスタートしたことになる。


~(中略)~

これまで韓国政府は、TPPと多少の距離をおいてきた。政治・外交的負担に比べて経済的実益が大きくないと見たためだ。すでに韓国は米国・チリなどのTPP交渉参加7カ国と自由貿易協定(FTA)を締結している。TPPで市場をもう少し開いても、韓国が追加で得るものはそう多くないのが事実だ。その上TPPは米国がアジア太平洋諸国をまとめて、この地域での中国の影響力を遮断しようとする意図から始まった面がある。韓国としては第1交易国であり最大黒字国の中国の立場を意識せざるをえない。

色々な事情を推し量って交渉参加が一歩出遅れただけに、良い成果を出すためにより多くの知恵と努力が必要だ。

まず中国との関係を傷つけてはならない。TPPはそうでなくても露骨化している日米と中国間の軍事・外交対立に続き経済対立を本格化させる触媒になる可能性が大きい。ゆえに韓国のTPP参加は中国を刺激する可能性がある。韓中FTA交渉の水準と速度を高めながら、中国との不必要な誤解を減らす外交的努力も併行しなければならない。中国がTPPに対抗して主導する東アジア包括的経済連携(RCEP)に積極的に参加するのも1つの方案だ。

2番目、損益の総量をしっかりと確かめてみなければならない。協定発効後10年間で2.5%前後の成長効果が期待されるといった荒っぽい楽観論だけでは国民を説得するのは難しい。産業別の損益からして不明瞭だ。一部では、TPPによって日本の製造業に一方的に踏み込まれるだろうという憂慮が出ているのが実情だ。

原産地の累積条項のようなものが代表的だ。ある国の企業が他国で生産した原材料も該当国の生産として認定する条項だが、すでに東南アジアを掌握した日本企業はこれを活用して「ベトナム産日本車」を無関税で韓国市場に持ち込めるようになる。このような産業別損益に加えて開放にともなう政治・社会的コストまで問い詰めた後に交渉テーブルに座るべきだろう。

~(中略)~

引用:中央日報
http://japanese.joins.com/article/024/179024.htmlservcode=100&sectcode=110&cloc=jp|main|opinion


名称未設定 1


上記の表がTPP参加国のGDP一覧表です。

よく新聞やメディアでいわれる「TPPは実質、日米二国間のFTAだ」といわれるのは、
TPP加盟国の域内GDPの8~9割を日本と米国で占めるという意味からきています。 

まず中国との関係を傷つけてはならない。
>TPPはそうでなくても露骨化している日米と中国間の軍事・外交対立に続き
>経済対立を本格化させる触媒になる可能性が大きい。


これは何かと言うと

日本企業はこれを活用して「ベトナム産日本車」を無関税で
韓国市場に持ち込めるようになる。


こちらの話にも掛かってきますが
「原産地規則」というルールが今協議中でこれが発効すれば
TPP加盟国で関税0の恩恵を受けようとすれば、

例えば韓国が関税0でキムチを輸出しようとした時、
原材料となる白菜や唐辛子などを中国(TPP加盟国以外の国)から
輸入して作ったキムチは関税が0にならず、

白菜や唐辛子を自国産もしくはTPP加盟国産のものを使って作った
キムチなら関税が0なります。

TPPが発効すれば「原産地規則」がある以上、
TPP加盟国は中国がTPPに加入(まずない)しない以外は
対中投資は減りTPP加盟国への投資に切り替わるでしょう。

中国の低賃金の労働力も今はでは魅力半減で
東アジアでの対立などのリスクも抱えている現在、
中国への投資離れは目に見えています。

中国がTPPに反対している理由はこの「中国外し」のためです。

韓国は今まで米中等距離外交を展開していたので参加を控えていましたが
先日、中国の防空識別圏拡大にともなう調整の要請を拒否され面子を潰された
報復としてのTPP参加表明はかなり中国を刺激するでしょう。

ただし、TPP参加カードは韓国の外交における最後の切り札。
これを早くも切ってしまったパククネ大統領は今後の見通しについて
どう考えているんでしょうか。

正直、期待ハズレな対中報復でがっかりです。


しかしTPPはなんだか太平洋戦争開戦前のABCD包囲網に似てますね。
昔ほど露骨な貿易禁止とまではいきませんが真綿で首を絞めるように
ジワジワ中国に経済にダメージを与えるでしょうね。
参考:ABCD包囲網



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