米国の高高度のミサイル防衛(THAAD)体系の在韓米軍配置に関する決定が早晩にも出るものとみられ注目される。
写真引用:聯合ニュース
米国「サード」韓国配置に関する決定が急浮上
米国の高高度のミサイル防衛(THAAD)体系の在韓米軍配置に関する決定が早晩にも出るものとみられ、注目される。
すでに米国が今年の初めにTHAAD体系韓国配置の妥当性を確認するため、敷地調査などを終えた状態であることが確認され、米国内部的に来月の韓米安保協議会(SCM)以前に配置するかどうかを最終決定するという観測も出ている。
今回のSCMは、戦時作戦統制権返還の延期時期決定が主要議題に挙げられているが、韓米連合軍師団の創設とTHAADの韓国配置など主要軍事懸案が一緒に決定される可能性が大きいものとみられる。
韓国軍関係者はTHAAD体系が在韓米軍に配置されれば、対北朝鮮抑止力の強化に寄与するだろうとして、大きくは反対しない立場を示してきた。
在韓米軍のある関係者は「韓国は(サード体系の配置に)大きく反対していないという感じを受けた」と話した。
韓米間の協議は、近くキム大統領府国家安保室長の米国訪問の機会を通じて、より具体的に行われる可能性がある。
(中略)
米国上院軍事委員会聴聞会でも、韓国が、中距離弾道ミサイルを防御するためには、ロッキード・マーティン社製THAADのような上層迎撃ミサイルとレイセオンの弾道ミサイル追跡用の高性能Xバンドレーダー(AN/TPY-2)と同様の強力な探知装置を導入しなければならないと主張した。
THAAD体系は、米国に対する大陸間弾道ミサイル(ICBM)など高高度弾道ミサイルを探知して迎撃する体系をいう。
高性能Xバンドレーダーと迎撃高度40∼150キロのミサイル(発射台6基各8発)で構成される。
韓国軍が現在保有した迎撃ミサイルはパトリオット(PAC-2)は迎撃高度が20キロ以下であり、韓国型ミサイル防衛システム(KAMD)が構築されても、迎撃高度が40キロ以下に過ぎず、北朝鮮の弾道ミサイルを完全に防御するのには足りないという評価を受けてきた。
問題はTHAAD体系の韓半島配置について北朝鮮はもちろん、中国も敏感な反応を見せているという点だ。とりわけ中国とロシアはXバンドレーダーにさらに拒否感を示していることが観測される。
探知距離が1000キロが超えるXバンドレーダーが韓国に配備されれば、中国とロシアの弾道ミサイル基地の動向が手相を見るように明るみになるため、これを警戒しているという観測だ。
これと関連し、THAAD体系の韓半島配置が決定される場合、北朝鮮はもちろん、中国などの強い反発も予想される。
特に、先週7月に訪韓した中国の習近平国家主席が韓中首脳会談で、THAAD問題を具体的に取り上げ、慎重な処理を要請したという話も出たことがある。
このために、在韓米軍の韓半島・THAAD配置が決定されれば、朴槿恵政府発足後、急速に密接になった韓中関係にも悪影響を及ぼすだろうという観測が提起されている。
国防部関係者らが「Xバンドレーダーをいったん(韓国に)固定しておけば、北朝鮮で発射される弾道ミサイルの探知しか出来なくなるので、中国には余り影響がない」と強調することも周辺国のこのような反感のためだ。
1つのシステムに1兆ウォン以上が投入されるTHAAD体系の韓半島配置が行われる場合、韓国が米国のミサイル防衛(MD)体系に編入されるのではないかという議論もさらに大きくなる見通しだ。
政府のある関係者は「THAAD体系が在韓米軍に配備されることを最終決定すれば、韓国軍と政府は、周辺国の憂慮を解消しなければならない、もう一つの負担を抱えることになるだろう」と話した。
引用:ネイバーニュース/聯合ニュース
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=
shm&sid1=100&oid=001&aid=0007098874
地上配備型で1000キロ先の地上の動向など分かるわけがない
前から韓国のメディアが「探知距離が1000キロが超えるXバンドレーダーが韓国に配備されれば、中国とロシアの弾道ミサイル基地の動向が手相を見るように明るみになるため、これを警戒しているという観測だ」「Xバンドレーダーをいったん(韓国に)固定しておけば、北朝鮮で発射される弾道ミサイルの探知しか出来なくなるので、中国には余り影響がない」と壮大に自爆してるんですけど・・・
言っておきますが水平に探知距離が1000キロあったとしても、地球は丸いので電波が届くのは中国の遥か上空(場合によっては宇宙空間)であって、1000キロ先の地上にある弾道ミサイル基地の動向など探知出来るはずがありません。
中・露が嫌がってる本当の理由
THAAD用のXバンドレーダーが何故警戒されているのか? その理由は2つ。
一つ目は、Xバンドのレーダー波は本来、遠距離まで届きにくいというデメリットがあり探知用レーダーには不向きでした。その反面、目標の解析能力が非常によく、弾道ミサイルの速度、進行方向はもちろん、形や、弾道が落下時にダミー弾と核弾頭に分離しても正確に見分けられると言われています。このXバンドレーダーを地上に配備することで出力を上げ遠距離まで電波が到達できるようにしたのが、THAAD用のXバンドレーダーで、弾道ミサイルの情報を早くに捉え解析することで迎撃成功率をあげる事ができます。そのための韓国配備なのです。
2つ目は、中国とロシアがなぜ韓国へのXバンドレーダーの配置を嫌っているのか? 韓国側は北朝鮮へレーダーを固定しておけば中国には影響がないと言っていますが的外れです。一番の問題は中国にしろ、ロシアにしろ、仮想敵国である米国へ大陸弾道ミサイルを本土から発射した場合、地球の自転を利用する方が射程距離的に有利です。比較的技術力の浅い中国にとっては自転を利用する・しないは死活問題です。
ということは、中国から発射される米国への大陸弾頭ミサイルは東向きに飛んで行くとこになります。そうなると韓国から北朝鮮方向に固定されたXバンドレーダーにドンピシャで捉える事ができるんです。だから韓国が「北朝鮮方向に固定する」など何の意味もなく「日本の方向へ固定」でもしない限り中国とロシアは納得しないでしょう。
米国が配備を急ぐ本当の理由
米国がTHAAD配備を急ぐのは、クリミア半島でロシアとの対立が決定的で、今更THAAD配備を配備したところで、これ以上関係が悪化することを気にしないで済むからあって、 仮にクリミアの状況が急変し和解ムードになれば、それに水を差すTHAAD配備が無可能になるからではないでしょうか?
記事に対しての韓国の反応
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必ず配備されなければならない。絶対に北傀が反対して来ると思うが、無条件に韓米同盟の強化が先だ。
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今、北朝鮮核問題へ正確な対応策を示さない人間は、これを反対する資格ない。
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米国のMDと韓国のKAMD(韓国型ミサイル防衛システム)が完璧な相互互換性を持つようになると、韓国の情報が日本にそのまま筒抜けになり、韓国は日本を守るための前哨基地になる。だから米国が進めるこの計画は絶対反対だ。私達は米国と同盟を結んでいるのであって、日本とは同盟を結んでいるわけではない。韓国の防衛体系の軍事機密は、米国に対しても機密性を守らなければならず、必要な部分に対してのみ相互協力しなければならない。米国ですら韓国に軍事機密は渡さないのに、韓国が米国に軍事機密を渡す必要はない。
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良心を持って考えてみろ。君が米国なら、対等の同盟関係の観点で物事を見ることはできないのか?
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私たちは北朝鮮の中距離および短距離弾道ミサイルの脅威を受けているため、低高度と中高度弾道ミサイル防衛システムが必要で、KAMDを配備すれば事足りる。米国の高高度ミサイル防衛(THAAD)体系は私たちには不必要で、米国と中国、中国と日本の紛争で米国本土と日本本土の防衛だけに流用されるだけだ。在韓米軍が高高度ミサイル防衛システムを韓半島に配置し、それをKAMDと完全に連動させようとするが、そうなれば我々のシステムが米国のシステムの下位システムに入って結局、日本の防衛のために、すべての機密が丸ごと日本に渡ることになる。
>>>返信
我々の立場より、米国の立場から物事を考え、我が国の国益に害を与えることを受容しようとする者は韓国国籍を放棄して韓国を去れ。
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攻撃用途ではない、在韓米軍の防衛体制ミサイルが、中国が反対して、ロシアが反対するからと言って取りやめれば、在韓米軍は何のために存在しているんだ
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THAADよって中国とロシアが米国を攻撃することはありません。したがって、米国と中国が戦争を起こした場合、第1ターゲットはTHAADが設置された韓国になる・・・ そのため習近平が急きょ訪韓したのもTHAADが理由だった(韓国がTHAADを受け入れた場合、強力な制裁を取るという警告を告げたという話もある)
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中国を何とか説得してTHAADを設置する必要があるね・・・
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米国は中国主導の韓半島統一を望んでいないので、THAADというカードを切ったんだ。中国もまた、米国主導の統一を望んでいない。咸鏡道に米軍基地が作られれば中国としては最悪です。韓国の立場では、北朝鮮の挑発を抑止するために米国が必要で、統一に向けては中国の役割が絶対的に必要です。このためTHAAD配備は絶対に阻止しなければなりません。THAADは北朝鮮の核抑制が狙いではなく、中国を狙っているのは明白であるため、統一前に中国を刺激しては統一は水泡に帰すでしょう。統一後であれば、THAADの配置や在韓米軍に対する韓国の選択の幅がひろがります。
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現在、米国のドルを最も多く保有している国は中国だ。したがって中国と米国が戦争をすることになると、ドルは瞬く間に価値が「暴落」することになります。その結果、米国に一瞬にして世界の草刈り場になるでしょう。
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絶対にこの話は受けいれてはダメだ。仮に受け入れる場合は、原子力協定で再処理を可能にして、ミサイルの射程制限を撤廃すること。KFXの戦闘機に対するエンジンとステルス技術の移転を条件にしないといけない。THAAD配備は本来、THAADの技術移転を受けて私たちが技術開発をして韓国が開発したものを配備する方向に向かわなければならない。
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私達もなにか得るものがないとね。例えばミサイル制限の撤廃とか・・・
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これに反対するのは、北のスパイだよ
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THAADは必ず配備されないといけない。北朝鮮はすでに核兵器保有国なのに、大韓民国の国民たちは、その事実に対して全く脅威を感じなくなっている安保不感症時代だ。北朝鮮が核兵器を持っているのなら、私たちはTHAADを配備しなければならない。
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北朝鮮を言い訳にして中国を牽制した米国の手先として、韓半島はもう一度大国の代理戦を受け入れようとしている。
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核は持たせてもらえない、防御用THAADも持つなと言われ、これは座って死ねと言っているようなものだ。
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高高度防衛ミサイルは韓国に落ちるミサイルを迎撃するのではなく、米国へのミサイル防衛用だ。そのためにロシアとの関係を悪化さえる必要はないと思う。
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なぜ私たちは中国や北傀の顔色を見ながら武器を配備する必要があるのか?
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THAAD配備すること自体は大歓迎だ。しかし、配備によって発生する問題についての補償を必ず受けろ。
少しは日本の役に立てよ
さんざん世話になってるんだからよ