韓国のネット掲示板に「日本のあたご型イージス艦の改造後に残ったミサイルで地上型イージスの検討」というスレッドがあったので紹介します。
写真引用:海上自衛隊HP
日本のあたご型イージス艦の改造後に残ったミサイルで地上型イージスの検討
http://www.defenseindustrydaily.com/up-to-387m-for-japanese-naval-abm-components-0807/
日本のあたご型の改修がACB12/TI12(BMD 5.1)という報道が出ました。
イージス艦6隻の弾道弾対応ミサイルをSM-3 block2Aに統合し、今まで搭載していたSM-3 block 1Bの処理に悩む日本政府が地上型イージス基地を設置し、余ったSM-3 1Bを配備すると毎日新聞が報道しました。参考までに日本は2021年までにイージス2隻(BMD 5.1)を追加建造して弾道弾対応イージス艦が8隻になります。
日本が132機以上生産中のSH-60J/K勢力を代替する独自開発の対潜ヘリコプターを開発すると言っています。母艦とのデータリンクがどうなるのか知りたいですね。米国のホークリンク/CECは売ってないと思いますが日本の計画はどうなってるのでしょうか?
引用:bemil.chosun.com
http://bemil.chosun.com/nbrd/bbs/view.html?b_bbs_
id=10040&pn=1&num=81120
あんまり大した話ではなく、コメントも少ないのですが、日頃から日本を敵視しているのに「あることに対して」非常に擦り寄ってくる様のコメントが面白かったの翻訳してみました。(タイトルに書いちゃったけど・・・)一応、用語の解説をつけておきますが、韓国人のコメントには一切関係がないので読まくてもOKです。 ACB12/TI12(BMD 5.1)とは?
あたご型の弾道ミサイル対応の為の改修で、イージスシステムが最新のベースライン9(ACB12)になるという話。
BMD5.1というのは、弾道ミサイルに対応するためのプログラムのことで、BMD5.0系は最新。5.0系はイージスシステムとは別に専用の弾道弾対応プログラムを必要としたのが、イージスシステムと弾道弾プログラムを統合し効率的に扱えるようにしたバージョン。
さらに、あたご型が導入する5.1は今まで使用していた「SM-3ブロックIA」から、最新の「SM-3ブロックIIA」の運用に対応したバージョン。「SM-3ブロックIIA」は潜水艦・中距離弾道ミサイルに加えて、上昇段階にある大陸間弾道ミサイルまで対応可能になる。
でも、こんごう型イージス艦はBMD3.6なので、このままでは「SM-3ブロックIIA」が運用できないはずです。こんごう型もBMD5.1への改修をするんですかね? 情報収集不足で管理人も分からないんですけど、ご存知の方がいらっしゃいましたら教えて下さい。
地上型イージスというのは、「SM-3ブロックIA」は1発、数十億円もする自衛隊が保有するミサイルのなかで最も高価なミサイル、それを30発前後購入しています。このミサイルを地上に配備するということ。
ホークリンク/CECとは、E-2早期警戒機に搭載してあるCECの事を指すと思われる。CECとは共同交戦能力に関するデータ通信のことで、リンク11やリンク16とは別物。特にE-2早期警戒機専用というわけではない。ここで出てくる「CEC/共同交戦能力」とはリンク11/16などの情報のやりとりではなく、タイムラグ無しのリアルタイムでの情報の共有で、タイムラグが0に等しいので、真の共同交戦能力と言える。
詳しくは
「[独自記事] 共同交戦能力と飽和攻撃って一体何なの?」を読んでみてください。
CECは、多分売ってないだろうし売っていても、これを新しく開発する対潜ヘリだけに積んでも意味が無い。米国製のCECを導入するなら、海自と空自の全ての飛行機と艦船に搭載しないと無理。
※そういやそうですね。日本のこんごう型イージス艦はBMD3.6だから「SM-3ブロックIB」の運用能力はないので「SM-3ブロックIA」しか持ってないですね。訂正します。
韓国の反応
韓国人
対潜哨戒機P-1の機体を基礎にして、現在日本が開発中の地上型レーダーを改良して装着して早期警戒機を作り、対潜哨戒機P-1を開発した技術を基礎に、現在日本が開発しているソナーとデータリンクを連結する。この両者の計画はこんな感じだと思います。
韓国人
ミサイルを在庫処分するために、地上型イージスを何処に設置するんだろうか?
韓国人
日本のBMD防衛区域を見ると、3つの円で表示されている。したがって円と円の間が弱点区域になるので、多分そのあたりに配置されるんじゃないのかな?
韓国人
日本が独自開発すると言えば、米国が技術的に協力するでしょう。F-3もそのような格好で進められているんです。
韓国人
必ずしもそうとは限らないよ。P-1がいい例だと思う。
韓国人
これが本当なら、韓国にとっても最後のチャンスです。もし日本が地上型イージスのために、新規にSPY-1レーダーを購入するなら、私達は日本に共同購入を提案する必要がある。そうすれば大きなコストダウンが可能になるはずだ。
韓国人
来年までは3隻分のSPY-1レーダーを発注する必要があるので、2023年に完成させるのは、来年までに必ず発注しないといけない。ちょうど日本は来年から7~8番艦のイージスを建造開始するので、タイミングがちょうどいい。
韓国人
その考えは正しいよ。日本のイージスの購入費用を計算すると2隻分で4兆7000億ウォン程度だったと思う。
韓国人
日本の予算が必ず正しい訳ではないが、日本が弾きだした価格は大抵正しい。
韓国人
イージスではなく、より新しい概念が必要な時期だと思う。あのような高度の概念が韓国から最初に出てきたらいいのに・・・ 艦上で運用する兵器システムを地上で運用するという独創的な概念を、 私たちは関心をもって見なければならない。
韓国人
現在イージスシステムが欲しい国は、必要な量を注文した状態だ。米国でさえ、すでに最後の注文を終えた状態で、これ以上の追加注文はないと言っている。本当にこれが最後の共同購入の機会だけに逃してはダメだ。
管理人
日本は高くなっても単独発注するので、どうか韓国はお一人でご注文をしてください。