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日米新防衛指針をワシントンは歓迎…再武装化への懸念は「行方不明」
米国と日本が日本の集団的自衛権の行使を容認して地理的制約を外し、日米間の軍事協力を拡大する内容の新防衛協力指針をまとめたことについて、ワシントンのシンクタンク所属の専門家たちは「歓迎」一色と言っても過言ではない。
国防費の削減や新孤立主義が拡散する中で、米国の安保の負担を積極的に負担すると乗り出した日本を高く評価している。
しかし軍慰安婦強制動員の否定をはじめとする歴史問題で表面化した安倍政権の急速な右傾化の動きと日本の「再武装化」を警戒する韓国内部の憂慮に同調する声は非常にごく少数にとどまっているのが実情だ。
ブルッキングス研究所上級研究員は8日、聯合ニュースに送ってきた論評で「韓国内で日本の集団的自衛権行使が韓半島に一方的に適用されるという懸念があるということを知っている」「私は理解できない」と主張した。
研究所は、続けて「私は日本が韓国の許可なしに武力行使をしないと見ている、米国も日本の一方的な介入を許容しない」と指摘した。
米戦略国際問題研究所(CSIS)の韓国担当は「新たな日米防衛協力指針は合理性を帯びており、韓国とも十分に協議されたものとみられる」「今回の防衛協力指針が韓国の安全保障に悪い影響を与えるだろうと懸念する必要はないと考える」と話した。
さらに「むしろ新たな防衛協力指針は、米国と日本が北朝鮮のミサイル実験のような誤った行動に効果的に対応できるようになっている」とし「これはむしろ韓国の安保に利益になるものだ」と主張した。
カーネギー平和研究所先任研究員は「新防衛協力指針は、北東アジア域内の安保に挑戦しようとする行為に対処しようと同盟間のより大きな協力を実現するために必要な作業」とし「むしろ遅れていた感がある」と加勢した。
さらに「日本が韓半島に軍事的に介入する可能性について、韓国が懸念しているのは理解しているが、これは政治的に利用されやすい」「現実的にそのようなことが起こる可能性はない」と主張した。
ヘリテージ財団の先任研究員は「新防衛協力指針は、北東アジアの安保への挑戦と、変化する国際環境に対応する日米同盟の漸進的進化と見ることができる」「安倍政権がもっと大きい安保的な貢献をするという米国との約束をついに実行に移した」と話した。
さらに「今回の指針は、日本の周辺国に決して脅威にならない」とし「特に日本の高官たちは韓国の同意なしには、自衛隊を決して韓国の作戦区域に派遣しないと断言した」と明らかにして「日米同盟の変化を潜在的脅威とみなすのは誤解であり、誤った考え」と指摘した。
ブルッキングス先任研究員は、韓半島有事の際に日本が取ることができる役割が極めて制限的だろうと説明した。ベネット研究員は「韓国の事前同意なしに韓半島の武力紛争に日本が介入するような事は米国が許容するということは想像し難い」「日本の役割はサイバー戦争への対応と商船の保護、北朝鮮船舶の大量破壊兵器(WMD)運搬遮断、公海上での北朝鮮難民救出程度に止まるもの」と明らかにした。
日本の集団的自衛権の行使の決定と対米軍事支援の役割の拡大が日本の安倍政権の右傾化の動きの延長線である可能性を警戒しなければならないという声は少数に止まっている。
日本軍慰安婦問題に精通したホプキンズ大学のデニス・ハルピン国際関係大学院研究員は「国防予算削減によって、米国の戦力が減少する中、米国はアジアの同盟である日本が地域の安保でより大きな役割を務めることを歓迎している」と解釈した。
ハルピン氏はしかし「日本が国際社会でより大きな役割を担うにはドイツとイタリアのように、慰安婦問題など第2次世界大戦当時の問題を解決するのが非常に重要だ」「そうした時だけ、アジアは過去の暗い影から脱することができる」と強調した。
スコット・スナイダー米外交協会(CFR)先任研究員は「日本の集団的自衛権の問題と関連した韓国の立場は合理的」とし「今後、韓国政府がこのような立場を維持するものと見ている」と展望した。
ワシントンの全般的な気流が新防衛協力指針を歓迎する方向に流れているのは、米国内部的状況と日本の安倍政権の軍事力の拡張の意志が重なったことによるものと解釈されている。
ある外交消息筋は「米国人がイラクやアフガンなど戦争に疲弊していて、予算自動削減によって国防費が大幅に減る状況で米国と安保の負担を減らすパートナーが切実だ」「日本がその役割を自任したのだから、歓迎しないはずがない」と分析した。
特に日本は今年初めからワシントンのシンクタンクたちの「お得意様」と呼ばれる笹川平和財団を通じて莫大な資金と人材を投入し、ワシントン内の親日世論を拡散させるのに注力してきたという。
日本が行ってきた事前の根回し作業の影響かは分からないが、ワシントン内のシンクタンクたちは、理念的性向を問わず、日本の集団的自衛権の推進と軍事の役割拡大を肯定的に評価しており、過去を真に反省しない日本の再武装化を懸念する声はほとんど聞こえていない。
他の外交消息筋は「日米同盟の役割が拡張されるとして韓米同盟の役割が縮小されたり、影響を受けることはない」としながらも「日本の域内の軍事的役割の拡大が周辺国との摩擦を生み出したり、域内の緊張を高めるなどの誤った方向に流れないようにしなければならない」と話した。
引用:ネイバーニュース/聯合ニュース
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid
=sec&sid1=001&oid=001&aid=0007175330
自分の立ち位置を理解してるのかな?
あんまりコウモリやってると、どっちからも信頼されないってわからんのかなぁ。
核武装?? 孤立したかったらどうぞ。