韓国のネット掲示板に「日本、戦車(Tank)の車体共通規格化を推進 三菱重工業」というスレッドがあったので紹介します。
写真引用:東京新聞
日本、戦車(Tank)の車体共通規格化を推進 三菱重工業
生産コスト削減を通じて輸出促進を図る日本の防衛産業界最大の企業、三菱重工業が戦車に使う車体(車輪を含めた車体下部)の共通規格を行なう案を推進していると東京新聞が2014年10月3日報道した。
2014年4月、閣議で決定した「防衛装備移転三原則」によって武器の輸出が可能になった中、三菱は生産コスト削減を図るため、裝輪装甲車(車輪がついた装甲車)、医療後送車、歩兵戦車などの車体を共通化することにしたと、同紙は伝えた。
三菱はこれまで車種ごとに車体を個別に開発してきたが、今後車体を共通化することで大量生産体制に適合させるという腹案だ。これに先立ち日本の防衛省は、2014年6月に発行した「防衛生産・技術基盤戦略」で戦車について「多品種少量生産方式を変更して、部品と車体の共通化を進めるだろう」と明らかにした。
安倍内閣は2014年4月1日に、武器と関連技術の輸出を原則的に禁止してきた「武器輸出三原則」を全面改正し、「防衛装備移転三原則」を新たに設けることによって、武器輸出の道を開いた。
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=104&oid=001&aid=0007164072
引用:gasengi.com
http://www.gasengi.com/main/board.php
?bo_table=military&wr_id=150146
聯合の記事の元ソースはこれ
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2014100302000139.html 韓国の反応
韓国人
普通に考えれば戦車を除いた他の装備が共通化されれば、それによるメリットは大きいだろう。
韓国人
共通規格がいいのか? 歩兵戦車と医療後送車と装甲車なのに?
韓国人
あれが可能なら、既に米国が先にやってるよ。優秀なM-1戦車の車体で装甲車を作ってるはず。それをしなかったのには理由があるんだよ。まあ日本が自ら墓穴を掘ってくれると考えれば、私達にとっては都合がいい。
韓国人
アレもコレもできるというのは結局、アレもコレもできないと言うのが真理。まぁ発表の内容だけを見れば、車輪式装甲車を1つ作って、単にバリェーションを増やすと言う事だろうけど
韓国人
モジュール化? 大量生産? 何だか東南アジアを狙っている匂いがするけど、日本が自ら二束三文にしかならない装備開発へ向かってる格好だな。どうして車体下部を規格化するのに、モジュール化するというのか?? どれほどメリットがあるんだ? むしろ量が捌けないと、柔軟性が落ちてデメリットばかりになると思うんだけど。装甲車なら、韓国が安価な価格で、発注者の好み仕様で製造してあげるのに、あえて日本製を使う必要が・・・ www
韓国人
戦車の車体と言ってるから90式と10式戦車の車体を統一する話かと思ったが、日本の記者も装甲車と戦車の区別が出来ないのは韓国の記者と同じだね。せっかく装輪装甲車の車体開発してるのに戦車と間違えるなんて。
韓国人
ところで装甲車は車体と本体を別々に作るものなのか?
韓国人
モジュール型装甲車と呼ばれるものがある。
車体下部は共用で、上部に取り付けられるモジュールによって装甲車の任務が変わるという運用方式だ。上部に機関銃と自動榴弾発射機を取り付け、一般兵力の輸送用装甲車としても利用ができ、上部に各種化学兵器の探知器をつければ、化学兵器探知用の偵察装甲車としても利用することもでき、90mm又は105mm砲を付けて火力支援用にも利用することもでき、短距離対空ミサイルをつけて対空防衛用装甲車として使う事もできる。
様々な通信装備をつけて指揮車両として利用することもでき、対戦車ミサイルをつけて対戦車任務を行なう事もできるし、120 mm迫撃砲を搭載して、迫撃砲搭載装甲車として使うこともできます。
その他にも負傷した兵士を輸送することにも使用でき、さまざまな任務に合わせたタイプを簡単に作ることが出来ます。代表的な例として、米国のストライカー装甲車がある。これ以外にも、多くの国で作って使用している例がある。
韓国人
幾らそうだとしても用途ごとに異なる要求スペックがあるはずだから(例えば搬送用は後送患者を多数乗せるため、より広い内部面積が必要だとか、戦闘用はより強固な防弾性能が必要だったり)このような多くの要求を同一車体で全て満たすことが出来るのか、結果を見てみたいですね。
韓国人
戦車と表記したのは、日本の記者の誤記だろう。韓国の記者たちも、戦車や装甲車や自走砲を区別できなくて、すべて戦車、またはタンクと呼んでいるように。幸い、我が国では、男性が軍隊に行くが、日本は軍を経験する機会がないので韓国より認識がもっと酷い。それで装甲車タイプを戦車だと言い間違えたんだろう。歩兵戦車というのも、実は歩兵戦闘装甲車を誤って書いたんだ。
韓国人
上の幾つかのモジュール化を提案しているが、それ自体は進んだ技術ではなく、K200系列の車両と同じで、基本車両を活用して、若干の改造を施し、他の任務をこなせるようにすると言う意味だ。日本がこれまで、地上兵器の開発において、専用車両をイチイチ開発していたから、斬新な考え方に映るんだろう。
韓国人
別に良い発想じゃないのか?
韓国人
理解できない奴の為に説明を付け足す。
あれは必要に応じて容易に改造が可能なように、モジュール化すると言う意味ではない。系列車両を作ると言う意味だ。基本車両を共有して若干の改造を施し、様々な任務別に車両の種類を増やすやり方は既に一般的な方法で、米国・ロシア・ドイツ・中国・韓国・イスラエル等で良く行われている方式だ。
独りよがりだった既存の兵器開発のやり方を、今になって世界的なやり方に変更したからニュースになっただけ。言い換えれば専用車両の開発と生産を通じて企業に、これまでどれだけの利益を与えてきたのか? 日本の武器がなぜ高いのか? これを理解できれば納得できる話だ。しかし輸出するために今更単価を下げようしても・・・ 日本も答えがない。
管理人補足:スレのタイトルや、スレのソースになっている聯合ニュースの記事には「戦車」と「装甲車」と2つの言葉が出てきて、韓国人がコメントで「韓国人は軍に行くからまだマシだけど、日本人は軍の経験がないので戦車と装甲車の区別もつかない」と馬鹿にしてますが、元記事である東京新聞の記事には「戦車」ではなく「戦闘車両/戦闘車」とちゃんと書かれています。間違えているのは聯合ニュースの韓国人記者の方です。
とにかくコメントを付けている韓国人も「戦車」としてコメントしてる人と、「装甲車」としてコメントをしている人と、ごっちゃになっています。
要するに今開発中の「機動戦闘車」の車体を流用して、装輪式装甲戦闘車両のファミリー化をしようと言う話です。今までも構想自体はあったみたいですが「性能が合わない」と言う理由で見送られ、専用車両の開発を行ってきました。
当時は輸出の道がなく、国内の軍事産業の保護や技術開発などの側面もあったため一概に悪だとはおもえません。
しかし輸出への道が開かれた現在、個別開発をしても価格が高すぎてまともに数が揃えられない現状よりも、性能を妥協してでも価格を抑え数を揃えられるようにした方がいいでしょうね。
少し毛色は違いますが、スイスの「ピラーニャ」装甲車は、実際に多様なタイプが作られ米軍の「ストライカー装甲車」のベースにもなっています。なので「性能が合わない」と言うのは専用車両で開発した場合にギリギリまで計算されつくしたものと比べるからであって、実際、ピラーニャ装甲車やストライカー装甲車が実戦に使われているのをみれば、ファミリー化による専用車に比べて低下する性能差は実戦では問題ないんじゃないかと管理人は思います。
けど、こだわっちゃうのが日本人なんですけどねwww