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「不安な列車」KTX山川、5年間で405件の製作欠陥
国内鉄道車両市場で独占的地位にある現代ロテムが、コレールに納品した列車が、最近5年間で計521件の欠陥が明らかになった。現代自動車グループの系列会社である現代ロテムは国産技術で走る「KTX山川」などを製作する会社だ。
国会国土交通委員長のパク新政治民主連合議員が、コレールから報告された資料を見ると、2010年から今年8月まで、現代ロテムから納品された車両で521件の欠陥が発生した。年度別には2010年72件、2011年125件、2012年101件、2013年154件だ。今年は8月まで69件も欠陥が発生している。計521件の欠陥のうち、156件は改善処置が行われなかった。
特に走っていた列車が止まる、脱線するなど、頻繁な故障により安全性の問題が起こったKTX山川の車両240両から405件の欠陥が発見された。フランスのアルストムが設計して国内で製作された「KTX-Ⅰ」の場合、KTX山河の4倍に近い920両の列車で516件の欠陥が発生したのと対照的だ。コレールは現代ロテムを相手取ってKTX山河の欠陥で発生した事故と会社の価値の下落について、301億ウォン規模の損害賠償訴訟を進めている。
「遅い納品」も問題となっている。現代ロテムは列車を約束された期限内に納品できず、コレイル側に5回にわたって計1369億ウォンあまりを賠償してきたことがある。さらに輸出車両でも問題が明らかになった。、ウクライナ鉄道庁は現代ロテムから納品を受けた最高時速160キロ級列車10本で欠陥が発生し、この2月運行を中止した。
現代ロテムは1999年設立後、計2024両の列車を、コレイルに納品して4兆2332億ウォンあまりの売り上げを上げた。この会社は通貨危機以来、構造調整の過程で現代精工・大宇重工業・韓進重工業の鉄道車両生産部分が合併して発足した。以前は企業間競争が行われたが、統合後、現代ロテムは、鉄道車両市場で独占的地位を持つようになった。
国会国土交通委員会所属のイノグンセヌリ党議員が、コレールから提出された資料を見ると、現代ロテム発足以後、コレイルは、首都圏電車1398両のすべてを現代ロテムから購入したが、このうち競争入札が行われたのは152両に過ぎない。
パク議員は「鉄道車両生産市場が独・寡占体制であるため、深刻な問題が露出されている。低い技術力、頻繁な欠陥で国民の安全が脅かされ、納期遅れ等で公企業に損失を与え、血税の浪費につながる。独占体制を牽制する方策が必要だ」と話した。
現代ロテムの関係者は「技術開発のために、より多くの努力を傾ける」と話した。しかし「納期日を早急に提示したり、何度も設計変更を要求して、十分に試運転をしないようにしたコレイルにも責任がある。当初、政府が合併を主導したのに、もう来て独占だと言うのは、つじつまが合わない」とした。
引用:ネイバーニュース/ハンギョレ
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD
&mid=shm&sid1=103&oid=028&aid=0002250423