日本政府・知日派米国の学者たちの「事前協議」の主張を一蹴
米国「韓半島の有事の際、在日米軍の自動介入」公式に確認
引用:ネイバーニュース/聯合ニュース
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日本政府・知日派米国の学者たちの「事前協議」の主張を一蹴
米国政府は16日(現地時間)、韓半島有事の際、在日米軍が日本政府と事前協議なしに自動的に介入するという立場を公式に確認した。
米国務省は同日、連合ニュースの質疑に報道官室名義で「私たちは非常時の計画を協議しない」「我々は韓国に対する相互防衛条約義務を履行する万全の準備を整えている」と答弁した。
これは安倍首相が7月、駐日米軍出動問題を日本政府と事前に協議しなければならないと主張した後、米国内の知日派らがこれに同調する声を出している時点で出された公式立場であり注目される。
また、米国防総省は最近、駐米大使館を通じて「(韓半島有事の際、米軍の展開と関連した)政策に何ら変化がない」という立場を韓国政府に伝えてきたとワシントンの消息筋が明らかにした。
この消息筋は「従来の作戦計画に従い日本と事前協議無しに、在日米軍が韓半島に出動するという立場を再確認した」説明した。
日本の安倍政権と米国内の一部の知日派の学者たちは、1960年代に締結された日米安保条約4条(米軍の日本内の施設と領域の利用は、日本政府と事前に協議する問題)などを根拠に、韓半島の有事の際、在日米軍出動問題を日本政府と協議しなければならないと主張している。
安倍首相は今月7月の参議院予算委員会に出席し「韓半島の有事の際、在日米軍基地から米海兵隊が出動するには、日本政府の了解を得なければならない」と主張した。
また、同月「パシフィックフォーラム」が主催した日米関係のコンファレンスで、日本側の専門家らは「韓半島有事の際、米軍が日本国内の基地を使用する問題に日本首相が何の権限もなく傍観するわけにはない」と主張した。
さらに、代表的知日派の学者である米国ア・テアンボ研究センターのジェフリー・ホノン教授は、この11日、戦略国際問題研究所(CSIS)に寄稿した内容で「安倍首相の発言は法的に正確だ」「日本国外で行われる(在日米軍の)すべての戦闘作戦について、日本政府と事前協議しなければならず、最悪の場合、韓国でも同様」と加勢した。
これに対して韓国政府は在日米軍基地が国連軍司令部後方基地としての基本任務を遂行するもので、日本政府が介入する根拠がないという考えを明確にしている。
駐米韓国大使館関係者は「在日米軍基地は、国連軍司令部後方基地としての任務を遂行しており、日本政府が介入する根拠がない」「米国政府も韓半島の有事の際、事前協議なしに在日米軍を出動できるということには明確に同意すると聞いている」と話した。
一方、毎日新聞は1999年6月5日付で「米国と日本政府が1960年日米安保条約改正当時、韓半島の有事の際は「事前協議の対象から除外する」という密約を結んだことを示す米国の内部文書が発見された」と報道したことがある。
>>>管理人の考察
何故日本は事前協議が必要だと主張できるのか?
韓国側は「日本が事前協議が必要」という話を鼻で笑います。
>>>何時から在日米軍が自衛隊の指揮下に入ったんだ?
>>>日本政府が米軍に指示をだせると思っているのか?
>>>在日米軍は国連軍でもあるので日本の管轄外だ。
とか言っていますが、国連軍という体裁を維持するなら、韓国側の主張である「在日米軍基地が国連軍司令部後方基地としての基本任務を遂行するもので、日本政府が介入する根拠がない」というムカつく発言にも一理あります。日本が結んでいる「日本国における国際連合の軍隊の地位に関する協定」のため国連軍にたいし協力し便宜を図る約束をしているためです。韓国側が「日本の事前協議」を一蹴するのも、これがあるからです。
但し、これは朝鮮戦争時に派遣された軍が正式な「国連軍」の場合の話です。
ホル韓を読んで頂いている方には繰り返しになりますが、初見の方のためにもう一度。
この地球上に「法的に成立した」「正式」な国連軍なんて一度も存在したことがない
国連軍とは、国連安保理で全会一致の承認を受けないと成立しません。国連創設から現在まで「国連軍」の編成が議題に上がったことはありますが、もれなく「中国」や「ソ連(現ロシア)」の反対の為に成立していません。(※イラク戦争の時もそうだし、クェートの時も、あれは有志による連合軍であって、国連安保理が承認した正式な国連軍ではありません。)
じゃ、朝鮮戦争の際の国連軍は一体何なのか?
西側陣営が有志で集まった連合軍に、国連が「例外的」に国連旗と国連司令部の設置を認めたため、「国連軍」と名乗っただけで、法的にもかなり危うい存在です。日本は西側陣営なのでこの「穴」を敢えてツッコミはしないですが、逆を言えば対半島用の「国連軍」を崩壊させようと思えば、穴だらけ&矛盾だらけの上で成立しているので簡単に「国連軍」という枠組みを崩壊させられます。
日本側の意図を正確に表現するならば・・・
あんまり生意気な事を韓国が言うなら、韓国安保の生命線である「国連軍(米軍)」の正当性を検証するぞ?
と言ってるんです。現在の国連軍は日本が西側陣営&米国の安保政策に協力するという観点から、半島有事の際に派遣された軍を国連軍と「みなしている」から、韓国の「半島有事の際に在日米軍の自動介入」説が成立するわけであって、上記でも述べた通り、法的なボロが沢山あるので、日本側がこれを言い出せば「国連軍」は崩壊してしまいます。
きっと韓国側も「日本側の意図」をしってはいますが、あえて核心部分には触れず「在日米軍=国連軍」の図式で日本側の主張を跳ね除けようとしている節が伺えます。
それは日本が「国連軍は存在しない」とは国際関係や米国との関係上、言い出すことはないと見ているからです。確かに、日本が「国連軍」の矛盾を付けば一悶着起きることは確実です。
しかし、友好国ならまだ我慢できますが、現在の日本と韓国の外交関係を踏まえれば、何故半島有事の際に、北朝鮮から攻撃を受けるリスクを抱えてまで「韓国」を支援しないといけないのか? という気持ちになります。しかも在日米軍の建前は「日米安保」に基いて、日本の防衛の為に在日米軍は駐留しているわけです。
だから年間、数千億円という税金を突っ込んでも国民の理解が一応得られているのに、韓国はいとも簡単に
「在日米軍基地が国連軍司令部後方基地としての基本任務を遂行するもので、日本政府が介入する根拠がない」
と言っちゃってくれます。日本は半島有事のために税金を使ってまで在日米軍を養ってるのではないwww ドヤ顔でそんな事を言いたければ、在日米軍の駐留費用を負担してから言えと言う話になります。