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ユネスコ無形文化遺産、
海女の登録めぐり「韓日戦」激化
今年、日本で最多の海女を抱える三重県が、東京に駐在している外信記者約10人を招いて日本の海女広報イベントを行った。さらに9月14日にはフランスの新聞「ルモンド」が1面に「消えゆく『アマ(ama)』(海女の日本式表記)」という記事で日本の海女を紹介した。
新聞「ルモンド」は1面の写真配置を避けてきた慣例を破って1960年代の日本の海女の写真を掲載して注目を集めた。フランスのパリはユネスコ本部がある所だ。そのため記事が出た背景には日本の海女のユネスコ無形文化遺産への登録を推進してきた日本当局の関与があったと韓国内の専門家たちは見ている。
~(中略)~
在名古屋の韓国総領事館は「日本は対外的には海女を韓日共同で登録するという意向を示しているが、内側では単独登録を推進させる戦略」と外交部本部に報告した。
日本のこうした動きは2007年から海女のユネスコ無形文化遺産の登録を推進してきた韓国と正面から衝突する。海女の遺産登録をめぐる「韓日戦」が展開している局面だ。韓国はスタートが早かったが、済州道レベルで登録を推進しながら進展が遅れている一方、日本は8県合同で中央政府までが支援を惜しまず、韓国の海女(ヘニョ)ではなく「アマ」が遺産として登録される可能性が高くなっている。
~(中略)~
韓国の海女、日本の海女より潜水能力はるかに
専門家たちは「ゴムの潜水服がなかった三国時代から1年じゅう海水に飛び込んで家族を養ってきた韓国海女の不思議な能力は、ユネスコ遺産に登録される資格が充分だ」という立場だ。韓国海女の怪力は米国も注目した。米空軍は60年代、ホン・ソクキ延世(ヨンセ)大学医大教授をはじめとする韓国研究陣に人件費を提供して韓国海女の潜水能力を研究させた。戦闘機が墜落して操縦士が海に投げ出された場合、低体温症を克服して生存する秘訣を探していた米空軍は、韓国海女が冬の海にも躊躇なく入って数十秒ずつ潜るという事実に注目して解決方法を求めたのだ。
このような米国の関心によって60~80年代に国内外の医学界で海女関連の研究が活発に行われた。この時に出てきた論文の大部分は韓国海女を集中的に扱った。日本の海女に比べて優秀な潜水能力のためだったというのが30年以上海女を研究してきたパク・ヤンセン元高神(コシン)大学医大教授(生理学)の説明だ。
パク元教授は「韓国の海女は、どんな職業にもない高度な『寒冷適応能力(Cold acclimatization)』を保持していたことが学界で立証された」として「この大記録は永遠に破られないだろう」と話した。
パク元教授によれば、韓国の海女は人が水の中で震え始める「臨界水温」が一般人より2~4度も低い。また冬になれば基礎代謝率が一般人より30%も増える。これに伴い、海水温度が摂氏7~10度まで下がる冬の季節にも潜水できる。しかし日本の海女はこのような寒冷適応能力がなく春夏にだけ潜水できたとパク元教授は説明した。
済州の海女と日本の海女の間には大きな差がある。済州の海女は1人で水に入るが、日本の海女は2人1組で2~3メートルのひもで浮きと体をつなげて交代で水に入る。浮きに体が縛られて活動性が落ちることになる。一方、済州の海女は浮きに石をぶら下げて固定させるが浮きと体はつなげないので活動の幅が広い。また日本の海女はたいてい船に乗った補助員(主に夫)がひもを持って水に入る「補助潜水」をする。だが韓国の海女は自力潜水だけを行う。また日本には男性も水に入って海産物を採取する「海男」文化が存在する。パク元教授は「日本の海は韓国より水温が高いために皮下脂肪が少ない男たちも海女の役割を果たせる」としながら「これもまた韓国の海女が日本よりも冷たくて大変な海にさらに適応した事実を物語っている」と話した。
海女歴50年のホン・ギョンジャさん(63)は「済州の海女の質は日本より優秀だ。釜山(プサン)や東海(トンヘ、日本海)はもちろん日本の海女の元祖も済州の海女」と強調した。
引用:中央日報
http://japanese.joins.com/article/599/179599.html?servcode=§code=&cloc=jp|main|top_news
http://japanese.joins.com/article/600/179600.html?servcode=A00§code=A10