最近、米国と歩調を合わせ、中国牽制のための海軍力増強に拍車をかけているオーストラリアで軍艦の導入と関連した国防長官の失言で世論はもちろん、政界まで荒波に巻き込まれている。
写真引用:ソウル新聞
カヌーさえも信じて任せることもできないオーストラリア造船所の伝説
引用:ネイバーニュース/ソウル新聞
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最近、米国と歩調を合わせ、中国牽制のための海軍力増強に拍車をかけているオーストラリアで軍艦の導入と関連した国防長官の失言で世論はもちろん、政界まで荒波に巻き込まれている。
問題の発端は約200億ドルを投入して10隻余りの中型潜水艦を導入する次世代潜水艦事業から始まった。
当初、オーストラリアは次世代潜水艦を国内開発して建造する案を推進したが、最近は国内建造の代わりに日本の「そうりゅう」級潜水艦を導入する案が有力な代案として浮上し始めた。
オーストラリア政府が自国企業を排除し、潜水艦という戦略兵器を海外から、それも太平洋戦争当時、オーストラリア人捕虜虐殺問題によって悪い感情が残っている日本から購入を推進しようとするのは、自国の雇用創出や費用、反日感情問題を超えた「何か」があったからだ。
軍艦ではなくカヌーを作っても信じられない
先月25日、オーストラリア連邦上院の対政府質疑に出席したデイビッド・ジョンストン国防長官は、最近話題となっている潜水艦の導入事業と関連した発言で、国営の防衛産業企業、オーストラリア潜水艦公社(ASC:Australian Submarine Corporation)に対する不満を現わした。
ジョンストン長官は「皆さんは私がどうしてASCについてこんなに憂慮しているのか、またASCという企業が納税者らに引き渡すものが何なのか知りたいだろう」とし、「ASCは80億豪州ドルもの予算を投じた防空駆逐艦(AWD:Air Warfare Destroyer)事業を進めながら、6億豪州ドルの予算を超過執行しながらも、納期さえ合わせられなかった」と指摘し、「私はASCが潜水艦はおろかカヌーを作ると言っても信頼しない」と強く非難した。
このような発言が報道された後、オーストラリア世論は大騒ぎになった。
野党はもちろん労組が強く反発したのだ。スティーブン・コンロイ上院議員は「ジョンストン長官の恥かしい非難は彼がASCの労働者たちをいかに無視しているかを見せてくれる」と猛非難しており、ASC造船所が所在するサウスオーストラリア州政府のマーティン・ヘミントゥン防衛産業大臣も「ジョンストン長官の発言はアデレードで12隻の潜水艦を建造するというトニー・アボット首相の約束を破棄することだ」と声を高めた。
当事者であるASC労働組合も怒っていた。ASC労働者たちは「ジョンストン長官の発言は南オーストラリアと西オーストラリアで勤務する3,000人余りに達するASC労働者たちを役立たず扱いしたもので吐き気がする」と議会の抗議訪問に乗り出したこともある。
野党と労働組合の反発で世論が急激に悪化すると、ジョンストン長官は「私はASCの潜水艦の建造能力が世界最高水準だと思う」「昨日の発言はミスだったし、ASCの労働者たちに心からおわびしたい」と鎮火に乗り出したが、すでに悪化した世論は簡単に落ち着く兆しを見せていない。
「災難」に近い軍艦建造能力
事実、ジョンストン国防長官の「カヌー発言」はこれまでASCが見せた実績を考えてみると十分に理解できる発言でもある。公営企業であるASCは「神の職場」かつ非効率の極致を見せた企業だからだ。
豪州の海軍は2010年、ASCに次世代防空駆逐艦(AWD)3隻を発注した。ホバート級と命名されたこの駆逐艦は、イージス艦だが、予算の削減のため米国のアーレイ・バーク級と同じ7,000トン級以上の船体の代わりに、5,000トン級の船体であるスペインのF100護衛艦を選定して、これを基盤に駆逐艦建造を開始した。
本来の計画どおりなら、1番艦のHMASホバートはすでに進水し、12月末にはオーストラリア海軍に引き渡し就役しなければならなかったが、建造過程で問題が発生した。この駆逐艦はオーストラリア国内の様々な造船所に仕事を与えるため、各部分をブロックで制作して、ASC造船所で組み立てる方式で建造されていたが、実際に組み立てを開始してみると、それぞれのブロックの「穴」が合わなかったのだ。
各ブロックの接合部位がバラバラで、軍艦の脊椎ともいえるキールが、いきなり飛び出すなど到底組み立てが不可能なレベルであり、結局、製作されたブロックを廃棄して一から製作して組み立て直す問題が起きた。おかげで「予算削減」のために「ミニイージス艦」を選択したかいもなく、ホバートはアーレイ・バーク級を基盤に建造された韓国の世宗大王級のイージス駆逐艦より4,000トン近く小さな排水量にも関わらず、値段は2倍近く高い軍艦になってしまった。
ASCが軍艦建造過程で問題を起こしたのは防空駆逐艦事業にだけがなかった。今回にオーストラリア政府が、次期潜水艦で、国内企業を排除して外国潜水艦の導入に心を決めたのはASCが納入した潜水艦のためだった。
ASCは1987年、スウェーデンのコクムス社と手を結んで、およそ30億ドル規模の次世代潜水艦事業を受注した。1隻当たりの建造費は8億豪州ドルで同じ時期に、我が国がドイツから購入した209級潜水艦の4倍に達する水準だったが、ASCが建造した潜水艦コリンズ級は文字通り「災難」だった。
潜水艦の生命である静粛性などは期待できないほどの騒音が大きく、スクリュー自体が不良品で進水後、再び製作して取り付けなければならなかった。推進機関は随時作動が止まっており、航海のためスクリューを回すとその間から漏水した。進水当時、戦闘体系と武装は無く、潜水状態で潜望鏡を引き上げれば、ひどい振動が発生し、浮上しなければならなかった。
潜水艦は100回潜水したら、100回浮上しなければならないが、ASCは一度潜水したら二度として浮上しない可能性もある潜水艦を作ってしまった。当然戦闘はおろか、航海自体が不可能な物だったが、ASCは、この潜水艦の建造費で1隻当たり8億オーストラリアドルを要求した。
このために就役が先送りされ、1隻当たり約1億4000万オーストラリアドルが投入され、改造が行われるなど6隻獲得に計60億豪州ドル、韓国ウォンで1隻当たり9300億ウォン近い費用が必要になった。2011年オーストラリアの安保シンクタンクの戦略政策研究院(ASPI:Australian Strategic Policy Institute)は「コリンズ級潜水艦は10年間で、100億豪州ドルが投入されたが、納税者たちが彼に相応の対価を返してもらったと見るには難しい」と、この事業が完全に失敗した事業だと非難した。
コリンズ級の事業失敗の原因は、オーストラリア国家予算監査局(Australian National Audit Office)が指摘した通り、ASCにあった。よく知られているようにオーストラリアは「強い労組の天国」だ。最低賃金はOECD1位を誇り、労働生産性は中下位圏を沈む「高コスト低効率」の国だ。このような環境を耐えられず、最近フォードとGM、トヨタがオーストラリアの生産工場を2018年まで閉鎖して事業を撤収することに決定した経緯がある。
しかし、公企業のASCは工場閉鎖や事業撤退を心配する理由がない。ASCは公企業で、労働者らに高い賃金と緩やかな勤務環境を提供して、放漫な経営で発生する損失を政府の補填で解決してきた。ASCが今までオーストラリア海軍に納入してきた駆逐艦と護衛艦、潜水艦などほとんどの戦闘艦の価格は外国の同クラスの船舶に比べて少なくとも2倍近く高い。
このような前例のため、豪州国防部は「12隻の中型潜水艦を導入する次世代潜水艦事業をASCに発注すれば、180~240億豪州ドル水準の価格に合わせることができるだろう」というスチュアート・ワイリーASC社長の提案について「あなたたちが関われば800億豪州ドル以上がかかる」と一蹴して外国潜水艦導入を推進するようになった。
しかし、潜水艦海外導入推進の動きと関連して、野党や労働界が強く反発しており、最近オーストラリア連邦政府予算監査委員会がASCの民営化をトニー・アボット首相に要請しながら、オーストラリア海軍の次世代潜水艦事業が政府と野党、労組間の社会的葛藤に飛び火するのではないかという懸念も次第に広がっている。
>>>韓国人のコメント
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長すぎて読む気にならない。
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オーストラリアで技術人材が育たないという言うのは事実らしいね
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オーストラリアもかなりのゴミ国www
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本当にもったいないよね。韓国も防衛事業庁の不正などがなければ、日本でなく、韓国から潜水艦を買ったかも知れないのに・・・
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韓国に潜水艦を発注すれば全ての問題を解決してみせる
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韓国も統営艦をくず鉄として売って米国から新しく買ってこようよ・・・
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確かに1次産業や観光業を除けば、オーストラリアってあんまりだよね
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韓国にも潜水艦の建造能力が十分あるので、朴大統領はオーストラリアに一度行って来れなければならないみたいだ。
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やはり競争のない公企業は腐るだけ。
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オーストラリアが製造業で他国と競争するには、人件費が高過ぎる上、人口の密度が低くて、ただ輸入してくるほうが最も効率的だ。代わりに腐ってあふれる程の資源と良質の農水産品を輸出すればいい。
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韓国に潜水艦を発注すれば、サービスで魚群探知機を付けておきますよ。
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ASCは一度潜水したら二度として浮上しない可能性もある潜水艦を作ってしまったwww
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我が国と優劣をつけにくいね・・・
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幸い、我が国は組み立てだけは上手に出来て、世界最強の漁船を創造する国だwww
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一度潜水したら永遠に潜水する本物の潜水艦
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犯罪者たちの子孫たちなんだから当たり前だろ? 韓国はオーストラリアより少しはマシだww
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大宇造船海洋に発注してみろ。少なくとも水は漏れないから
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韓国の未来の姿である可能性が非常に高い
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オーストラリアでは草刈りをするだけでも月200万ウォンが保証されている国なんだからwww 敢えて難しことにチャレンジする価値がない。
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韓国に発注するれば魚が取れる潜水艦として作ってあげるのに。
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どこに行っても反日感情www 日本って国はまったく迷惑な国だ
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そもそも祖先が犯罪者だから、考え方が汚いんだよ。目先の利益ばかりにしか興味がなく、過去日本にやられたことも思い出せないでいる。
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「私はASCの潜水艦の建造能力が世界最高水準だと思う」これは最高の皮肉じゃないのか?
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船を作る技術だけなら私たちが最高なのに・・・
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韓国に発注してくれれば、良い性能の潜水艦が安く手に入り、技術移転も積極的に支援する。
以前、ホル韓liteで記事にした
「豪州の国防長官がブチ切れた!!!⇒「次期潜水艦で何を選択するかは失業者ではなく、軍の参謀」by 韓国の反応」はソースが軍事板からでしたが、今回は韓国メディア版がソースの韓国の反応です。
オーストラリアを笑えない自分等の身の丈ってものを韓国人なりに感じてるんだろうか
そうだぞー
君達んとこは潜水艦どころか軍靴や防弾チョッキすらマトモに作らないんだぞー