韓国のネット掲示板に「日本の戦車を振り返ると・・・」というスレッドがあったので紹介します。(※非常に長文で、コメントも長く、内容がマニアックなので注意 ※一般受けはしないかも・・・)
日本の戦車を振り返ると・・・
引用:bemil.chosun.com
http://goo.gl/blWL6q
>>>板の趣旨
>>>韓国人のコメント
韓国人
前面装甲が相手主砲の火力に(特に、徹甲弾に)直接防護ができなければ、これはMBTではなく対戦車自走砲ないし軽戦車と呼ぶのが普通です。
韓国人
10式戦車も最新の120mm主砲弾から防御することができません。なので10式戦車はなく、10式軽戦車がお似合いです。
韓国人
重量が44トンで正面防護には複合装甲を使用しているので相当な防護力をもっています。普通の戦車から攻撃されても十分な防御力をもっています。なので10式は十分にMBT級だと思いますが・・・
韓国人
過去の戦車戦を見ればよくわかります。
戦車戦とは待ち伏せと攻撃です。3次中東戦の教訓に近いのが90式といっても過言ではない。上陸阻止が目的である日本の陸上自衛隊としては高地の戦車塹壕に閉じこもって破壊不能な砲台になるのが最も理想的戦車である可能性が高い。
しかし韓国の場合、必ず敵の待ち伏せいてある可能性の高い地域に侵攻するので、早い機動力で前面に姿勢を取ったり、高地で下方射撃のための姿勢制御などを重視しているんです。
米軍の場合、敵地での交戦を想定しているので、速くてパワーのあるガスタービンエンジンを選択した。ガスタービンエンジンの整備がディーゼルより簡単なのは事実です。
つまり戦車戦においては交戦位置が勝敗を決定づけます。
実際に日本の強力な防護は、私たちが日本を攻めと仮定するなら・・・克服しがたい能力です。これをあざ笑う理由はありません。言い換えれば待ち伏せし、地形を利用して待ち伏せする日本の戦車を確実に破壊する手段がないということです。
日本に上陸する立場で考えれば、砲兵も航空戦力も日本より優位な立場を作れるとは到底思えないし、限られた航空支援で日本の防衛戦を突破するには、かなりの損害を覚悟しなければ無理でしょう。
結論:日本を防衛する側に回った陸上自衛隊が待ち伏せる地域に上陸をすれば、韓国軍は惨敗を免れない。
韓国人
現実を正しい言い当てることは正しいと思います。しかし日本が自国の環境に特化しているので、最強だというのは詭弁だ。日本本土にまとまった兵力を上陸させられる国は世界中を探しても無いだろう。では結論として竹槍で武装する事も可能です。それでは竹槍が日本の地理的特性を考慮した最強の武器ですか? そうではないですよね?
地理的な特性や、支援能力など、全てにおいて比較分析しなければならないのです。ただ、それだけの性能を備えた武器が運用上必要かどうかの今後判断が必要なだけ。だから劣悪な兵器が地理的特性を理由に最強の武器に変身することはできない。仮に日本本土では10式が最強だとしよう。 そうなれば10式は日本以外でも最強に近いという話になる。兵器の優秀性と地域に特化した性能をごちゃ混ぜにするのは、 論点をぼかす詭弁だということ意味です。
韓国人
正直に言えば、韓国や日本も敵地での運用を考慮せず、韓国の地形のみを考慮して作った戦車です。
砂漠に行けばK-1も障害者認証を受けるでしょう。RPGに側面防護においてです。
私たちは私たちの地形や道路にそして、北朝鮮の道路環境に合わせて開発しました。重さに制限があるのも仕方なく、幅と各種の制限を考えなければならないから。
日本も上陸阻止における堅固性と正確性を命と考える思想があります。
日本の現在の防御を突き破るには、多数の空母を保有して航空優勢を上陸地点で確保する手段以外にない。それを遮断するための各種戦力です。
相手の基本的な戦術を知れば、どれほど相手がよく準備しているのかを知ることができます。韓国と日本が戦えば、まず我々は海上の制海権を失って、主要な海上での空中作戦能力を失うでしょう。日本には韓国への上陸能力はありませんが私たちも日本への上陸が不可能です。消耗戦で海上封鎖されて終了です。
これが現在の韓日間の戦力差です。
戦争が勃発すれば3ヵ月も経たずに私たちは降伏することになります。もし統一して、中国を通じた兵站を構築すれば、また結果は違ってくるでしょう。
韓国人
私のコメントの趣旨は10式が立派な最強の戦車だと言ってるのではなく、自分の好みに合わせて開発してあるのに、それを順位付けするのは意味が無いということです。K1をイラクのような砂漠に出して、それでも最強だと言えますか?
韓国人
そう言ってしまえば、そもそも韓国の戦車と日本の戦車を比較する必要がなくなる。これは単純に日本の戦車と私たちの戦車の性能を比較しているだけです。国と国との総戦力での比較ではありません。
韓国人
戦車の防御力は重量と深い関係があり、戦車の攻撃力は砲身の口径、砲身の長さ、薬室圧力、砲弾の性能と関係が深い。このような面で日本の戦車を眺めたら、重さは軽量で、砲身の口径が短く、防御力や攻撃力で圧倒的な性能を持つ戦車ではないだろうと思います。もし戦車が軽量であり、砲身の口径が短いにもかかわらず、防御力や攻撃力が優れているなら、それだけ大変な金属加工技術や火薬の加工技術を持っていると見ることができますが、日本がそのような技術を保有した可能性は低い。
韓国人
いろいろと自衛隊のシステムや兵器は、なかなか笑わせる点が多いように思える。
韓国人
余談ですが、10式戦車が必要ならば増加装甲を装着し、防御力を上げることができるという方たちがいます。ところが厳密に言えば、今がまさに10式戦車がその増加装甲を装着した状態です。元々10式の目標の重量は40トンで、この重量になってこそ、輸送車両などによって正常な輸送ができる。しかし10式は40トンではなく44トンです。それで日本がこの増加した4トンに対する言い訳をしたのが10式はモジュール型装甲と側面のモジュールなどを除去すれば輸送車両で運搬できる40トンになるという言い訳でした。一言で10式は今の現状がすでに増加装甲を装着した状態で運搬するためにはモジュール装甲を外して、輸送車両に載せなければなりません。当然これ以上の増加装甲装着計画は現在の所ありません。
韓国人
参考までに米国製の複合装甲を装着したK1戦車が400mm級の防御力を持っています。そして韓国型複合装甲を装着したK1A1戦車が600mm級の防御力を、そして新型チタン合金など最高級の装甲素材を持った黒豹が800mm級の近接防御力を持っています。韓国と日本の戦車装甲技術は30年余りの差があるんです。それも高価なチタン合金まで使用した黒豹が80年代に開発された90式より防御力が落ちるなんてあり得ませんwww
韓国人
米国の宇宙往復船の耐熱タイルも日本製で、ボーイング787、エアバス380に使用される構造材も日本企業が作っている。自動車用の衝撃吸収用の鋼板を全世界に供給するのも新日本製鉄です。独自技術で100%、自国産素材で物を作ることができる国が日本です。私たちがK1作る時、鉄板を米国から輸入して作ったのは知っていますか?? 私たちがK1作る時、日本は90式を100%日本製の素材で作り上げました。トルコがK-9自走砲を輸入する際に、自走砲源泉技術のコアである砲身を韓国製にしなかったのはご存知でしょう? もうお願いだから、自画自賛は少し控えてくれ・・・
韓国人
一言で現在を基準としても、我々の装甲技術は日本や欧米圏に比べて最大10年程度の格差を見せている状態です。しかし、そうだったとしても、日本単体と比べて30年も差があるとは思えません。
韓国人
結論は10式は私たちのK1A1戦車と同等の防御力を持っているという話だ。10式の重さが44トンだという事を考えると、日本の高い技術力を証明しているのが防御力だ。一言で言って、日本の高い技術力で44トンの戦車の防御力が我々K1A1戦車と同じ水準を作ることができるその事自体が、日本と韓国の技術格差だと思う。
韓国人
私が見るには少なくとも10式戦車の防御力に対する拡張性は十分にあると思います。しかし、問題は日本のその改良を実行するのかどうかが問題です。日本は一度作れば、二度と手を入れず、直ぐに新規開発をする癖がある。そうなると折角の拡張性が意味が無くなってしまう。
>>>管理人補足
ここまでザックリした曖昧なテーマで来られると、結論も曖昧になりがちで、コメントをつける韓国人も最終的には戦車個々の性能に言及してくる始末。なんだかこのスレの言いたかった事は何なのか、再度読み直さないと、出だしと結末がほぼ別物です。
きっと現在の視点の、戦後日本の戦車開発の系譜を笑いたかったんでしょうけど、あくまで結果論でしか論じていません。韓国が同時期に同クラスの戦車を独自開発し、61式戦車VS韓国の同時期に開発した戦車で比較するなら分かりますが、当時、韓国は開発する能力もなく、日本ですら戦後初めて行った主力戦車の開発で、戦前ですら戦車開発はどちらかと言うと、得意な方ではなかった日本(技術的にというよりも、戦車の運用方法やコンセプトの方での話)にとって、あくまで習作的側面もあり、いきなりトップクラスの戦車が作れる訳がありません。同時代に鉄板1枚も作ることの出来なかった韓国に言われる筋合いはありません。
戦後初となる主力戦車の開発は、いろいろツッコミポイントも多い(車高が高すぎるとか、後部にエンジンがあるのに前輪駆動にしたたから装甲がボルト留めだったたりとか、登場時期が戦後第1世代の最後だったので、配備された時には第2世代の戦車が登場していたとか、設計自体から旧日本陸軍の香りがプンプンしたりとか・・・)、しかし、何だかんだ言っても、戦後自衛隊にとっては、初の国産戦車でここで得た教訓も多かったと思います。
そして日本はすぐさま74式戦車の開発にとりかかります。まぁ個々の性能について論じると長くもなるので割愛しますが、74式まで日本が空冷式のディーゼルエンジンにこだわったのか?
旧日本陸軍では、車両開発において満州やシベリアの氷点下での運用を前提にしていたので、水冷式だと冷却水を温めて溶かす必要があり、即応性にかけるのを嫌い(当時の日本は水冷式の扱いが下手だったのもあります。特に金のない当時の日本は水冷式を殆ど採用していない=普及しない=扱いに不慣れ=空冷最高という風潮があった)、被弾時にガソリンに比べ発火する可能性が小さいディーゼル式を好んでいたので、自然と空冷式のディーゼル技術が発達=得意だったと言う側面があります。
しかし時代が進み、どんどん高性能化して行く上で、空冷式なために冷却のための車体レイアウトの制限や、小型化への限界(高出力にすればするほど、冷却にスペースが必要になる=小型化に不向き)にぶち当たり、水冷式の採用に踏み切りました。
特に空冷式が悪いという訳けではなく、ただ得意だった、シンプルだったので故障が少ない、扱いやすいという利点を選択したまでの話。それを韓国にあーだーこうだと言われる筋合いはない。
韓国にすればK1戦車は米国に設計してもらい、主要部分(エンジンや主砲や装甲等)は全て米国製造されたものを、ブラックボックス化して輸入し組み立てただけの戦車。性能はさておいても、自力で作った戦車ではないのに、それを90式と比べてどうのこうとホルホルしたところで、「韓国の技術じゃないだろう!!!」と言いたい所。
そして満を持して「独自技術で開発した国産戦車K-2黒豹」さんですが、数々の技術不足は各国からの技術移転で乗り切ったようですが、どうあがいても初めて作った主力戦車で実戦配備もこれからです。数々も問題が出てくるのは確実。
ある韓国人には「日本はいつもその世代最後の奇形戦車を作ってきた、所詮独自性がない西側の模倣でしかない」と言い切られましたwww そして「韓国やトルコは、戦車開発が初めてなので西側戦車を模倣するのは当たり前」とまで言ってくれます。
ここまで言われたからには、さぞかし独自性のあるK3戦車に注目してみましょう。模倣段階を経て韓国独自の戦車を披露してくれるはずです。きっと空でも飛ぶんじゃないでしょうか?