韓国のネット掲示板に「韓国のF-16のアップグレード破棄は韓国空軍の整備不良のせい?」というスレッドがあったので紹介します。
韓国のF-16のアップグレード破棄は韓国空軍の整備不良のせい?
引用:bemil.chosun.com
http://goo.gl/0tg9Bf
>>>板の趣旨
少し前の日本の記事ですが、内容がちょっと・・・
この記事のインタビューが事実ならば、空軍がF-16も十分に運用できていないという話になるんですけど・・・
産経の記事をそのまま載せておきます。
韓国「主力戦闘機」の改良巡り米韓が“泥沼金銭トラブル”…米側の追加負担要求に韓国がキレた
韓国で主力戦闘機KF-16(米国製F-16の韓国版)の性能アップ計画が米側との契約トラブルから頓挫し、旧式機を飛ばし続ける事態となっている。レーダーを最新鋭に交換する計画だったが、当初契約の10億5千万ドルに加え、米側から突然7億5千万ドルの追加費用を求められたことで韓国が怒って契約を破棄したためだ。事業費の弁済を求める韓国に対し、米側は契約不履行で提訴するなどトラブルは泥沼化。追加費用は韓国での長年の整備不良が原因との見方もあり、韓国軍の体質が改めて問われている。
■流行の最先端「AESA」
米国の軍事専門誌「ディフェンス・ニュース」(電子版)などによると、2012年、韓国空軍はKF-16約130機のレーダーを最新型の「AESAレーダー」に交換することを計画。作業を請け負ってくれる企業を探し始めた。
AESAとは「アクティブ電子走査アレイ」の略。従来のレーダーと異なり、電子的に電波の方向を変えられるため走査(探索)が圧倒的に早く、空中と地上の両目標を同時に探知、追尾できる最新装備だ。
韓国では1986年から2000年にかけてKF-16を計170機導入したが、レーダーをはじめ電子機器類が既に旧式化している。これはF-16を導入している多くの国が抱える問題で、韓国空軍も最新式への更新を計画。12年7月に入札を行い、本体のKF-16を製造した米国内メーカー「ロッキード・マーチン(LM)」と、米国内にある英国系企業「BAEシステム」の2社が参加した。
韓国メディアによると、入札ではBAEが10億500万ドルを提示し、落札したという。ところが改造作業も本格化し始めた約2年後の14年11月、契約は突如ご破算となった。
■大幅値上げ?
中央日報(電子版)など韓国メディアは、その理由について「米国政府が『事業リスク管理費』として4億7千万ドルを、またBAEが『事業遅延』などで2億8200万ドルの追加費用を求めたため」と報じた。
両者合わせて7億5千万ドル。入札でBAEが提示した約10億ドルで済むと考えていた韓国政府は事実上の大幅値上げに「約束が違う」と反発。契約解除を宣言したうえ、これまでの事業推進にかかった約4300万ドルを賠償するようBAEに求めた。しかし、BAEは「われわれに責任はない。契約破棄は不当だ」として米ボルティモアの地裁に提訴。レーダー更新は完全に宙に浮いてしまった。
韓国のメディアは「過度な費用引き上げ要求」(朝鮮日報電子版)などと、一様にBAEを非難したが、なぜこんなことになったのか。それには米国の兵器輸出のルールを知る必用がある。
■FMSとは
米国では兵器を他国に供与する場合、主にFMS(フォーリン・ミリタリー・セールス=対外有償軍事援助)という方式を採る。米国内のメーカーの製造した兵器を、米国政府が窓口となって他国に販売するという方式だ。メーカーと他国の直接取引ではなく、政府間取引にすることで、兵器販売を管理しているのだ。
簡単に言えば、米国政府がメーカーから武器を購入して外国に販売し、代金は外国→米国政府→メーカーへと流れる。FMSでは兵士の訓練プログラムなどもセットになるから“お徳用”ともいえる。
今回のKF-16改造についても、手続き上は韓国が米国にアップグレード(新バージョンへの更新)を要求し、米国がBAEに仕事を発注。完成した機体を米国が受け取り、韓国に引き渡すという流れになる。
韓国ではBAEが落札と報じられたが、現実には韓国とBAEが直接取引するのではなく、政府間取引となる。BAEが入札に参加し10億5千万ドルで落札したというのは、その価格で引き受けるというBAE側の意思表示、もしくは口約束のレベルに過ぎず、実際は米政府が入り、後に正式な見積もり額が出されることになる。
防衛省などのFMSに関する資料では「米国が価格を見積もり、履行時期を決める。支払いは前払いが原則で、支払う側は米国内に専用口座を作って代金を入金しておく。兵器の納入完了後に米国が精算を行って代金が確定する」とある。
例え正式に契約を結んでも、その契約額は「見積額」に過ぎず、その後に米国側が実際にかかったコストなどを上乗せしてこの額が跳ね上がることは珍しくない。つまり米政府抜きで韓国とBAEが合意した落札額「10億5千万ドル」は、米政府にとっては考慮に値しない数字なのだ。
■分解したら見つかった“もの”
そもそもこの計画、14年6月までは曲がりなりにも前に進んでいた。FMSによるアップグレードは、電子機器類を更新する「フェイズ1」と、AESAレーダーを搭載する「フェイズ2」の2段階からなる。13年11月には米韓の間でフェイズ1契約が結ばれ、14年6月にはKF-16が2機、韓国から米テキサス州フォートワースのBAE工場に搬入され、改良作業が始まった。
ところが、その後に韓国は、高額の「事業リスク管理費」と「事業遅延費」を求められることになる。これは改良作業で突発的に予想以上のコストがかかったことを意味する。つまりBAEの工場でKFー16を分解したところ、高額の追加費用が必要となる“何か”が見つかったともとれる。
そこで、韓国のマスコミやネットユーザーの間で取り沙汰されているのが、韓国軍の不良整備で機体が取り返しのつかないほど「ポンコツ」になっていたとの疑惑だ。
■最新鋭への更新の前にまずは修理?
中央日報(電子版)などによると、KF-16は韓国に導入後、ひどい扱いを受けていた。多くの機体がレーダー警戒警報装置(RWR)や電子妨害装置(ASPJ)が故障したまま運用されていた。韓国には整備権限がなく、製造メーカーに送って修理しなければならない機器が多いことに加え、部品がいずれも高額で、しかも整備には最短数カ月、最長3年かかるため放っておかれたという。
韓国空軍のある大佐は「KF-16の場合、国内で整備できるのは品目数ベースで30~40%だ」と述べた。
結局、部品が壊れたら壊れたまま、飛べなくなるまで飛ばす。テキサスのBAEに運ばれたのは、こんな「飛べなくなった機体」の可能性が高い。共食い整備が常態化している韓国空軍だけに、あちこち部品をもぎ取られた“ジャンク品”の可能性すらある。最新鋭へのアップグレードにはまず、あちこち壊れたポンコツの修理から-では、費用が高騰するのも当然だ。
■BAEも思惑が外れる
さらに今回の契約相手がBAEだった点も大きい。KF-16は米国LM社製なのだから、アップグレードも同社に頼めば最もスムーズにいく。それを入札で排し、“目先の低価格”につられてBAEと契約したことが、結果的にコストアップにつながったとも指摘される。
異なる会社が異なる設計思想で作り上げた機器をリンクさせるのはソフト、ハードともに困難が伴う。両社間で互いに情報をやりとりする必用があるが、ライバルの軍事企業同士が企業秘密を打ち明け合うというのは無理な相談だろう。アップグレード作業の遅延が懸念されるのも無理はない。安くあげるため入札などという小細工を弄したことによる大失敗である。
F-16は世界28カ国で4500機以上売れたベストセラー戦闘機で、多くの保有国はLMによる純正のアップグレードを希望、BAEは改造商戦で苦戦している。そのBAEが韓国へのバーゲンセールで実績を作りたかっただろうことは想像に難くないが、訴訟を起こさざるを得なかったBAEも、思惑が外れたといえそうだ。
韓国は結局、米国にFMSの契約破棄を申し入れ、米側は11月5日、正式にフェイズ1契約解除を発表。計画は振り出しに戻った。韓国国防部は「これで新たな契約をLM社と結ぶ道が開けた」とするが、BAEと訴訟沙汰になった今、唯一の選択肢であるLM社の言い値をのむしかないとの見方もある。
韓国では14年12月、次世代戦闘機KF-Xの開発費552億ウォンが15年度国防予算に盛り込まれた。KF-XはKF-16の後継機種で、輸出も視野に入れているという。アップグレードどころか修理も自国内で困難だというのに、最新鋭戦闘機を設計・製造しようという計画を、LM社やBAEはどう見ているのだろうか。
http://www.sankei.com/west/news/150106/wst1501060010-n1.html
という内容です...
産経の記事だから何か意図があると考えられるけど、みなさんはどう思いますか?
>>>韓国人のコメント
韓国人
産経自体が代表的な日本の極右派の新聞なので、どれだけ記事を信じることができいるか、わからないですね。
韓国人
こんなの事実だと認める必要はない。日本の産経新聞は見ないでください。精神の健康のためにも、こんな記事をお金を払ってわざわざ見る必要がありますか?
韓国人
たしかに仰る通りで、産経が悪意的に書いたと見ることもできるが、何故か、説得力のある記事だという考えもあります。
韓国人
一つだけ言っておきます。これはBAEがロッキードに劣らない詐欺師だということを示している記事だと思う。
韓国人
BAEの一連の対応は、韓国政府との訴訟に備えたマスコミプレーのように見えるんだけど
韓国人
産経新聞は最近、韓国軍の無理やり捏造したゴリ押しが多い。2013年の中央日報の記事を根拠にKF16は味方同士で戦ったと叫んでいたが、結局は整備不良のためだと原因が特定されています。
韓国人
産経の軍事ワールドというコーナーの岡田俊彦が上げるコラムを翻訳したようだが、岡田が上げるコラムの大半があんなふうだから、見る価値自体がない。もしかしてこれに価値があると見ているんですか? 日本の2ch軍事のスレッドや見て興奮して小説を書きまくってるオタク記者の記事に関しては、日本の軍事専門の評論家も苦笑しているそうです。
韓国人
私はKFX用の国産AESAにもっとを最初から投資すべきだと思っています。もっと多くのお金を集中投資をすれば、KFX初期量産から国産のAESAが搭載できるのに、お金をケチれば開発は遅れ、結局海外製レーダーをまたメーカーの言いなりのままかわされることになる。
韓国人
この記事の一番の核心部分が、岡田という記者の想像の産物www 実質意味が無いwww
韓国人
もともと日本側の韓国軍装備関連の記事にはあのような論調が多い。黒豹に関連しても、聞いたこともないような欠陥を新たに創造し、K-9に関連しても、延坪島砲撃当時、仕方なく手動装填したことを「装填装置の深刻な欠陥が?」と小説を書いていました。さらにK1A1に関連しては「バランスが良くなくて砲塔を横に回して撃つ場合、深刻な問題が生じかねない」と専門誌の記事にまでなっていました。本当に韓国軍に問題があってそれを記事化するわけではなく、闇雲に問題があると信じて小説を書いていると思っておけばいいのです。
韓国人
KF-16の状態が悪く、アップグレードと関連のない古い部品を大量に取り替える問題の為、費用が上昇したのなら、米国が「事業障害」を「管理費用」という曖昧な言葉で、追加請求するだろうか? そのまま交換が必要な部品リストを寄越して、交換に必要な部品代金を追加でくれと見積書を寄越すはずです。結局そならなかったと言うことは、アップグレードに送ったKF-16に、必要以上の部品交換をする必要がなかったという話であり、また、米国側がKF-16機体を全部開けてみたこともなく、米国に送ったKF-16の1機か2機を開けてみただけで、全機の状態を一律に知ることができるなんて面白い話です。
韓国人
ところで、この事業はどうなっているのか? 日本人の言う通り、終わってしまったのか?
韓国人
この疑惑を完全に無視するわけにはいかない。実際に、アラスカ訓練の時に最高の整備を受けた6機が派遣されたことがあるが、その時の衝撃的にも到着するやいなや3機が故障したそうです。当時、操縦士に話を聞いてみると、ジェネレーター自体が作動もしなくて、電子装備にも問題があり、さらに給油もうまくいかなかったそうです。F16改良事業の破棄が整備問題と関係がないとしても、現在、韓国KF-16老朽化問題と整備問題は深刻な水準です。
韓国人
KF-16は主力機種の一つなのに整備不良問題が国内外で指摘されているのを見るたびに胸が痛いです。整備問題に不正がなかったのか、徹底的に調査されなければならないと思います。
韓国人
産経の記事なんてゴミだよ。妄想と捏造ばかりの記事で読むに値しない。
韓国人
個人ブログレベルの記事を持って、ロッキードやBAEがと書き立てているが、情報源が妄想だから。本当にいい加減にしてくれ。
韓国人
アラスカでの移動に関連して起きたKF-16の問題は、国内では2時間30分以上の飛行訓練がなかったのに、いきなり5倍に達する10時間も飛行し、これまで経験がなかった環境という部分が原因です。長時間の飛行や新しい環境で、空軍の航空機維持と関連したノウハウ不足も問題だが、アラスカでの訓練に継続参加していけば解決される問題のはずです。
韓国人
事業に障害に、管理費用がという名目で追加費用を要求されたということは、その原因が韓国側にあるということだが、マスコミは、その具体的内容に関して取材しなければならなかったのに全く取材をしていない。これも一種の空軍内の不正勢力を隠ぺいするのにマスコミが協力しているのではなか疑わしいと思うよ
>>>管理人補足
一見するとただのお笑い韓国軍行きのネタ
ほほう~ またお笑い韓国軍ネタかwww と管理人も産経の記事を読んだ時そう思いましたが、よく読んでみるとこの記事、凄く怪しい。「FMSとは」までは、至って事実を淡々と書いているだけですが、
「分解したら見つかった“もの”」から怪しさが急増します。そもそも、記事で書かれている・・・
つまりBAEの工場でKFー16を分解したところ、高額の追加費用が必要となる“何か”が見つかったともとれる。そこで、韓国のマスコミやネットユーザーの間で取り沙汰されているのが、韓国軍の不良整備で機体が取り返しのつかないほど「ポンコツ」になっていたとの疑惑だ。
管理人は韓国の軍事ネタを一般ニュースから軍板まで日々チェックしていますが、
まったく「取り沙汰されていない」です。さらに産経は、その根拠として「中央日報の~修理に最大3年」をあげていますが、これはホル韓が一昨年に記事化しています。
関連記事:
韓国「F16が故障したので修理にいってくるニダ!」⇒ なんと戻ってくるのは3年後w しかしこの記事は
2013年の4月の記事(約2年前)なんですけど・・・
大手メディアが根拠もなし「ポンコツ」だったと言い切っていいのか?
管理人は何が言いたいかと言うと、管理人も韓国軍の整備のお粗末さも知っていますし、あながちあり得なくはない記事に仕上がっていますが、管理人は最近、韓国でKF-16の整備を委託していた、ある民間企業が新品のパーツを使用せず、中古のパーツをリサイクルして使用して、整備費用として24億円も横領していたというニュースにヒントを得て書かれた記事ではないと思っています。(ホル韓では取り上げません)
産経の記事は「KF-16のアップグレード問題」+「最近のKF-16の整備不良による横領」をくっつけて、不良問題をさらに肉付けするために「2年前の中央日報の記事」を引っ張り出し「韓国のマスコミやネットユーザーの間で取り沙汰されている」と、韓国風に言えば「歪曲」し、KF16の改修費用が高騰したのは、壊れているからと言い切ってしまうのは、大手メディアの記事としてどーなのかと思います。 確かに面白おかしく良くてきた話だと思うし、韓国軍の日頃のニュースを見ていれば「またか」と思ってしまうところが怖いところですが、
実際にBAEや米国国防総省が「発表」した内容でもないものを「お笑い韓国軍テイスト」に仕上げて報道すれば、読んだ方が信じてしまいそうです。 大手メディアの反応付き記事はうん臭い
ただ最近では韓国関連の「反応系」ニュースを、大きなメディアまでニュースの形で配信していますが、直に韓国ニュースを見てる管理人にはうん臭くて信じられません。
一つ例を上げると、ある大手新聞社が、朴槿恵大統領の経済政策を伝える記事に、「この政策の内容に、韓国人は、◯◯◯◯だろ~ ◯◯◯はないよね~ ◯◯◯◯は辞めろ~」のように形式で、記事を書かれていたのですが、管理人も当時、朴槿恵大統領の経済政策が興味深かったので、とりあげたかったのですが、どのメディアの記事にもコメントは全くついておらず、かなり探したのにみつけられませんでした。なのに、一体こんなコメントをどこから引っ張ってきたのか? 「多くの韓国人が反応を示していた」←www 新聞社もどこから引っ張ったのかソースを載せましょうwww と思った次第で、大手メディアの韓国ネタに便乗した体の記事がイマイチ信用できません。
予定は未定
話は戻りますが、そもそもKF16の改修費用が高騰したといわれているのは、高騰したのではありません。
韓国国防部が、KF16の改修計画に入札した2社のうちBAEを選んだのは「価格」のことも有りますが、いつもの「技術移転」をせよと言い出したことに始まります。BAE側が提示した価格が「何故か予め決められてた改修事業費の1兆7,500億ウォン」に近かったためBAEに決まりました。
本当はロッキード社が提示した改修案に含まれるロッキード社が採用していたAESAの方が性能がよく、韓国はロッキード社の案を採用したかったのですが、価格が高いのと技術移転をしてくれないため、しょうがなくBAE社の提示したレイセオン社製AESAにレーダに更新する改修案を選択しました。(この後、各国のF16のレーダー更新にロ社製AESAが採用されていったので、韓国はかなりこの部分を気にしています。韓国のだけ性能が低いとwww)
FMS方式がお得かどうかはケースバイケース
記事ではFMS方式の取引の方がお得だと書いてありますが、確かにお得な一面もありますが、お得なケースは、大体以下の2つのケースに限られています。
①お金がない国だけど米国の友好国なのでFMS方式で兵器を格安(もしくは無償)で、米国から支給してもらえるケース。 ②米軍が調達している同じ兵器を購入する場合に米国に発注し、米軍が自国分と合わせロット数大きくし単価が下がるケース。 上記のケースだと金銭的にはお得です。しかし韓国が今回行うKF-16の改修内容は米軍のF-16で行われません。米軍は自軍のF16の能力向上は今後は一切行わず、F35に切り替える予定です。ですので、FMS方式で韓国が米国に発注しても何の得もありません。逆にメーカーとの間に入られて、手続きが増えたり、BAEの提示する韓国への改修案を議会に承認してもらったりしないといけないので、時間がかかる上、さらに米国政府に支払うFMS管理費用が発生してしまいます。
じゃなぜメーカーとの直接取引ではなく、FMS方式になったかといえば「管理人の予想」ですが「AESAレーダー」が先端軍事技術に指定され、メーカーと任意の国との2ヶ国間で自由に販売させてはダメだとブレーキがかかったためでしょう。要するに輸出に際して、ここまではブラックボックス化して輸出しろという指示が入る訳です。
結局は成果を強調したいが為に先走って発表したのが原因
先にも述べましたが、韓国はBAEとの直接取引を想定しBAEの提示した単価で計算すると「1兆7,500億ウォン」に収まる計算でした。しかしこれまでに発生した予期せぬ以下の自体のため
①FMS方式に取引形態が変更になった
②技術移転の内容決着まで時間がかかった
③当初の価格提示から2年が経過した
④FMS方式に掛かる費用が全く含まれていない 上記④点のために改修費用が高騰したwww
そして、韓国側は「追加費用」を求められたと言っていますが、米国国防省が公開してあるKF16改修に関わる資料をによれば・・・
・KF-16のアップグレード事業のコストは確定しておらず交渉中。
・コストが不明なのに総事業費だけが定められている。
・現在契約が成立しているのは先行して行なう少数のアップグレード契約のみ このため韓国国防部がコストが確定していないも関わらず、総費用を米国に提示しただけで、最終的な決定は何らされていないのに「一方的に米国が追加費用を要求した」というのは無理があり、逆に総費用を先に提示して、その金額で収まるように米国がしてくれると期待していた国防部の見通しが甘かったというのが本当のところ。
これを「追加費用」として認識してしまうから「値上げされた」「不当な要求」と叫んでいるだけで、
この価格が「最初に提示された本当の価格」と認識できれば問題無い。「高い」か「安い」かの議論はのこるでしょうけど。
最終結論(管理人の予想)として、米国が提示した「最終価格」が、産経の言うように「整備不良」のための価格の上昇なのか? 米国政府の「FMS管理費」とBAEの改修事業の遅れに伴う「費用の上昇分」なのかは、真実は今のところ闇の中ですが、一つだけ言えるのは、韓国国防部の甘い見通しの元「総事業費は1兆7,500億ウォン」と発表し予算も組んでしまった状態なのに、今更「本当の価格は◯◯兆ウォンでした」など言い出せるわけがなく、結局は「米国が不当な追加費用を言い出した」と発表せざるをえなかったというわけです。
F15Kブラックボックス・低高度夜間航法精密爆撃照準装置『LANTIRN』無断開封疑惑。
⚪︎2002年3月採用決定。
1機126億円。
⚪︎2008年、韓国F15K40機をアメリカ合衆国より順次輸入。
⚪︎2011年6月
F15Kブラックボックス『LANTIRN』無断開封疑惑。
⚪︎2011年8月アメリカ合衆国調査開始
『LANTIRN』低高度夜間航法精密爆撃照準装置。
2011年9月
アメリカ合衆国調査団、事前予告無し突然、韓国訪問。調査。
アメリカ合衆国国防総省・ペンタゴン・兵器機密不拡散担当副次官補
『韓国国防部と韓国空軍に激しく抗議』
アメリカ合衆国はF15Kの偵察装置『タイガーアイ』の以後の輸出価格を、当初の6倍に引き上げた。
◎韓国KF16戦闘機・金銭トラブル。
韓国KF16を1986年〜2000年・170機米国から導入。
2012年7月レーダー等電子機器改修を米国BAEシステムと10億500万ドル落札。米国から追加で「事業リスク管理費」4億7千万ドル、BAEから2億8200万ドル請求され払わず、
結局2014年11月5日改修計画破棄。古い機体の儘使い続ける事に。