韓国のネット掲示板に「日本が22DDHいずも艦にF-35Bを搭載して軽空母にする可能性」というスレッドがあったので紹介します。
日本が22DDHいずも艦にF-35Bを搭載して軽空母にする可能性。
引用:bemil.chosun.com
http://goo.gl/mO4Nxx
>>>板の趣旨
今年初め「いずも」が就役して、姉妹艦であるDDH-184は2017年に就役する予定だそうです。日本は、いずも艦をヘリコプター搭載護衛艦で運用する計画だと言っています。
しかし「いずも」級の2隻以降、日本の空母級の艦艇の建造計画が具体的にないという点。
中国と尖閣諸島をめぐって対立が深刻化するという点。
正規空母の建造前に空母運用ノウハウを積むことができるという点。
このような部分のため日本が「いずも」を軽空母として使用する可能性が高いと思います。ちなみに「いずも」の性能だけ見ると、十分に軽空母として運用可能です。
いずもは、イタリアの軽空母Cavourと排水量(27000トン)と甲板の大きさが似ているが、いずもの方の甲板が少し長い。このような部分を考慮すれば「いずも」の方が1~2機程度の多く艦載機を運用できると予想されます。
CavourはF-35Bを最大16機(格納庫10機、甲板6機)の運用が可能なので、「いずも」は、F-35Bとヘリコプターを合わせて18機程度の運用が可能なようです。
とにかく2年後には、日本が軽空母として運用できる艦艇を2隻保有することは確かです。果たして「いずも級」2隻をヘリコプター搭載護衛艦にしておきますか? じゃなければ軽空母として使用するでしょうか?
PS.もし日本が「いずも」級を空母化すれば、国内世論は混乱するでしょう。国民世論は単に「日本が持ったので、私たちも空母保有しなければならない」と急激に傾くのです。
空母保有の必要性が低く、保有する能力がないという根拠を基にした空母反対論者の主張は説得力を失うでしょう。
>>>韓国人のコメント
韓国人
いずも級は最初からF-35を乗せるために建造しており、その上SM-6まで統合すれば半径400kmの中国の航空機を制圧できます。その為、いずも級が中国正規空母の1.5倍以上の戦力を備えるものと予想されます。
韓国人
中国の空母は一体何なんだよ・・・
韓国人
日本が米国の中古タラワ級強襲揚陸艦を購入するという話を聞いたが、どのようになったか分からないですね..日本ならタラワ級水準の上陸艦を十分に独自建造できると思えます。ハリアーを運用できるタラワ級でも十分F-35を運用可能です。
韓国人
「いずも級」がF-35Bを念頭に置いて作ったという話は初めて聞きます。エリザベス級の半分も無いけど、エリザベス級さえもF-35Bを運用するのにギリギリなのに。
韓国人
貧弱なF35Bの武装能力に加えて、スキージャンプ台もなく、せいぜい搭載できるのは空対空ミサイルを2発つけてのが限界だ。飛び上がっても直ぐに再給油しなければならず、日本がF35Bに、どれほどの戦術的利得を得るかな? むしろF35Aを追加で何機か追加で購入したほうがよっぽどマシだ。
韓国人
軽空母でスキージャンプもなくどうやって運用する気だ。空対空ミサイルが2発程度のF-35B十数に、敵1個~2個編隊以上の対応能力があるのか?
韓国人
前任の防衛省長官の公式見解で、F-35を「いずも」に搭載する計画ないと言いました。海軍でも別途で人員育成が必要となるF-35Bの導入はしないと明らかにしました。事実上日本では当分の間、いずもにF-35Bを導入することはないはずです。艦艇への乗組員定員も満たせないのに、F35Bを導入するなんて・・・
韓国人
タワラ級導入の話は、昨年春にカナダの軍事評論家が言ったんです。日本国内では軍事分野をよく知らない軍事評論家の冗談扱いを受けています。
韓国人
日本はバカではありません。海軍の空母に飛行機を搭載し威力を立証した国が日本です。第2次大戦で、空母がすべての軍艦の中で最高の威力を発揮し、最高の軍艦になりました。そしてフォークランド戦争でも空母を持った英国軍がアルゼンチンから出撃した戦闘機を一方的に撃墜させてしまいました。空母の威力はまだ天井知らずです。過去空母強国だった日本が空母保有を放棄する愚かなことをするはずありません。日本の最終目標は空母を保有した強力な艦隊であって、空母のない力も使えない、お飾りの艦隊ではありません。
韓国人
日本が建造したヘリ空母の効用性を極大化するためには固定翼のF-35Bの搭載が必須です。スキージャンプ台もない艦艇で十分に武装もできず、F-35Bが離陸すると言うが、米国海兵隊が使用する強襲揚陸艦から離陸できるんだから、完全武装したままでも、スキージャンプ台なしに発進は可能です。
日本がヘリ空母をいたずらに大きくするのは、ヘリコプター搭載の増加を念頭に置いたものではなく、大型固定翼機と固定翼戦闘機、そしてオスプレイなどを搭載するために大きく建造しているんです。独島艦よりも大きく作るのは、航空機の活用度とより大きな航空機、そして固定翼機を搭載するための目的であって、単純に他国と大きさを競争をするためのものはありません。
韓国人
日本の最近の行動を見れば、とんでもない話とも思いません。独島、尖閣諸島など韓国、中国との領有権紛争のために海兵隊を創設して上陸のためのAAV7、オスプレイを導入する予定です。将来F35Bを導入する可能性もあります。
ドックを使用できる「おおすみ」級がありますが、これは排水量が小さくて飛行機運用に制限が多く、これからは空中戦力と上陸戦力を複合的に運用できる強襲揚陸艦は日本にとって将来、必須と言えるでしょう。将来に追加工事が必要だったとしても、飛行甲板と上陸ドックを完備した本格的な強襲揚陸艦を建造する可能性が高いと思います。
韓国人
いずも級の仕様を見ると、全長が246メートルで、最高速度が30ノットです。エレベーター積載荷重は30トン。80万ガロンの容量の航空機用燃料タンクを搭載。12機程度のステルス戦闘機と対潜ヘリ8機程度の搭載が可能です。 技術の発達により空対空戦闘は問題ない。一応はステルス戦闘機もあり、 イージスとE2-DホークアイがCECデータリンクを介して、SM-6ミサイルで超長距離から敵航空機と交戦をします。
最新のイージスは、理論値で言えば24基のミサイルを誘導することができます。 E-2Dホークアイの強力なAN / APY-9レーダーは巡航ミサイルを正確に追跡することができる能力を持っています。 イージスとホークアイとのデータリンクが完成すれば、おそらくSM-6ミサイルを20基ほど誘導が可能で、同時に20基の戦闘機と交戦が可能でないかと思います。 艦隊防空は長距離をイージスがカバーをすることであり、ステルス戦闘機は秘密に 浸透し、敵の船の攻撃、地上攻撃このような役割を受け持つでしょう。
韓国人
だから「いずも」級2隻がどれほどの戦力になると言うんだ。どうせ「いずも」級2隻に、精一杯F-35Bを搭載したとしても、今後中国から配備してくる、3+αの正規空母に相対するのは無理です。何よりも「いずも」級をF-35Bで運用すれば、大型ヘリはどこで運用するつもりなのか?
韓国人
イージス艦は敵の対艦ミサイルと敵の弾道弾も同時に阻止しなければなりません。敵の戦闘機だけ防ぐという理想的な状況であることはまれです。
韓国人
まあ、確かに過去には「いずも」級に対する空母転換計画がなかったけど、現在は可能性がかなり高くなっています。また、一つ注目する点は、日本のタラワ級強襲揚陸艦を購入する計画を持っています。日本は新規に揚陸艦を建造するとあまりにも時間がかかってしまうので、米国がアメリカ級を導入し、退役するタラワ級を購入して上陸能力を早い段階で引き上げる案を模索中です。当たり前だが、タラワ級でもF-35Bを運用することができます。
韓国人
どうせ「いずも」級でF-35Bを運用したとしても、4~10機が限界だが、対地打撃が必要ならそのまま沖縄からF-35Aを離陸させれば間に合う。
韓国人
まあ、日本が「いずも」級を改造して空母を作ると言っても、中国の空母には及ばない。しかし、日本にとって空母保有という象徴性だけで日本は十分に「いずも」級を空母に改造する可能性があると思います。
韓国人
中国が遼寧以降に数隻の正規空母を保有するのが既成事実化された以上、日本も必ず空母を建造してくるだろう。
>>>腰が痛い管理人補足
簡単に韓国人が言っている話の補足をしておきます。
貧弱なF35Bの武装能力に加えて、スキージャンプ台もなく、せいぜい搭載できるのは空対空ミサイルを2発つけてのが限界だ。飛び上がっても直ぐに再給油しなければならず、日本がF35Bに、どれほどの戦術的利得を得るかな?
簡単に言うと、空母(正規空母にして軽空母にしても)から飛び立つ現代の艦載機は、フル装備で発艦するのは不可能です。それは最大離陸重量(正規空母で言えば、合成風(風向きと艦の足で作り出す強烈な追い風)と、カタパルトで発艦に必要なスピードに持っていける重量のこと)が、発艦する機体(F/A18など)のフル満載(燃料満タン、フル爆装、自衛のミサイル等)の場合の重量に対応していないから。
そのため艦載機をフル装備で発艦させるためには、武装(ミサイルや爆弾等)を満載する代わりに、搭載燃料を減らします。そして重量を減らした状態で一旦、発艦し、空中給油を受け完璧な戦闘状態になります。
これが同じ固翼機でも短距離離陸/垂直着陸機(以下、V/STOL機)を軽空母で運用するには、これまた苦労が・・・
普通、軽空母でV/STOL機を発艦させる時には、垂直離陸はしません。なぜなら満足に武装が積めないからで、基本的に任務が終わったあとの軽荷状態で着艦する際にしか垂直着陸しません。(爆撃に行ったけど、目標がおらず爆弾を使うことなく母艦に戻れば、着陸する際に未使用の爆弾を捨てる必要があります。)
V/STOL機を発艦させるには、軽空母(カタパルト無し)の場合、エンジンの向きを甲板に対し斜めに向け、短距離発艦します。この場合、翼による揚力の力を受けるので、垂直離陸よりかは大きな搭載量が見込めますが、カタパルトが無い分、最大離陸重量が減少します。
これを簡単に補う方法が、スキージャンプ台方式で、坂道を駆け上がるように発艦すると、より大きな揚力が発生して、通常短距離発艦に比べ15~20%程度、最大離陸重量が上昇します。
■英国生れのスキージャンプ台搭載空母に対し、米国の強襲揚陸艦がスキージャンプ台を使用しないのは、
①ヘリのスポット数が減り、同時に発艦できるヘリ数が減少するため
②スキージャンプ台搭載の国は、V/STOL機を制空・攻撃・近接支援等に使用する目的があるため、V/STOL機の性能を限りなく引き出す必要があるため。反面、米軍は名前の通り「強襲揚陸艦」で、V/STOL機は上陸に際しての近接支援が目的で、制空任務など、おまけに過ぎません。何故なら専用の正規空母があるので、V/STOL機にそこまで求めていないということ。
15%~20%程度の最大離陸重量上昇よりも、強襲揚陸艦の本来の目的である、上陸任務に支障(ヘリの同時離陸数が減るということは、同時に投入できる兵力は減少する)がでない方を取ったということ。
③どちらにせよ、カタパルトがないor長距離滑走が取れない以上、航空機本来の性能をフル(に近い)性能で運用するのは不可能。以上のように、見た目的には海上に浮かぶ航空基地としてカッコ良いですが、米国の正規空母であっても、運用が難しい固定翼の航空機を、軽空母(スキージャンプ台付)で運用するのは、見た目以上に、制限が沢山あり、そこまでして海上での航空戦力が必要なのかと言えば、尖閣や竹島程度なら十分、基地からの航空戦力+空中給油でカバー出来ると思います。
F-35乗せるなら最初から新造するわー
(転用したらヘリ空母の戦力が空白になるじゃん)