お金と地位で人間を、人間の尊厳と価値を、人間の自尊心をひざまずかせた事件
写真引用:SBS
判決文に現れた「ピーナッツリターン」の実体
引用:ネイバーニュース/SBS
http://goo.gl/Tms9m3
>>>記事の翻訳
この記事は「ナッツリターン事件」当時、実際どのようなやりとりがあったのかを、裁判の過程で明らかになった事実を元に書かれている記事で興味深かったので翻訳しましたが、全文を翻訳すると長すぎるので、事件の核心部分だけ翻訳し、残りは要約してあります。
●「ひざまずいてマニュアルを探させて」…結局、自身が間違っていた ご存じのように、今回の事件は女乗務員のマカダミアナッツのサービスに対して趙前副社長が
「マニュアル通りなのか?」と是非を問い詰めたところから始まりました。 女乗務員が袋に入ったままの状態のマカダミアナッツを皿に載せて持ってきて
「ナッツを召し上がりますか」尋ね、趙前副社長が
「このようなサービスが正しいのか?」と問い直しました。
結論から言えば、女乗務員の言った通りマニュアル通りでした。
趙前副社長は女乗務員が
「マニュアル通りサービスをした」と答えると、すぐにマニュアルを持ってこいと指示します。 当時、安全のための動画上映を準備していたパク事務長は女乗務員から状況を伝えられ、ファーストクラスの趙前副社長の席へマニュアルが保存されたタブレットPCをに持ってきました。
趙前副社長は
「私がいつタブレットPCを持ってこいといった、ギャレーマニュアルを持ってくるという話は?」と怒鳴りつけました。「ギャレーマニュアル」とは機内サービスに関するマニュアルをリーフレットファイルにまとめたものです。
パク事務長が走っていってギャレーマニュアルを持ってくると、すぐに趙前副社長はパク事務長に
「誰が(マニュアルが)タブレットにあるといったのか?」と、いきなり怒ってひじ掛けにのせられていたパク事務長の手の甲をファイルの角で3~4回打ち下ろしました。
「さっきサービスしたそのXを連れて来い、直ちに呼んでこい」と怒鳴りつけました。
女乗務員が驚いて趙前副社長の前に出てきて、趙前副社長は席から立って次の通り大声を張り上げます。
「おい君は、ここでマニュアル探せ。 ひざまずいて探せという意味だ。 サービスマニュアルが何処にあるのか正しく知らない君を連れて行く必要はない。Xは飛行機を降りろ」 パク事務長が
「すでに飛行機が滑走路に入り始めているので、飛行機を止めることはできない」と言うと、趙前副社長は
「関係ない、君は私に反抗するのか? 誰に言ってるんだ」と怒鳴りつけて、
「私にたてつくのか?」と言いながら、3~4回ほど反復指示しました。
現地JFK空港は駐機場が狭くて10メートル程度だけ移動しただけでも、他の飛行機の通行に障害をあたえる構造なので、事前統制なしで止まれば事故がおきることあります。 飛行機が止まる頃、パク事務長が女乗務員の横にきて趙前副社長に
「申し訳ありません」と言うと、趙前副社長は
「言葉だけではなく、君もひざまずいて真っすぐ謝れ」といいました。
趙前副社長は怒りをこらえることができなくて、ギャレーマニュアルの角で女乗務員を殴りました。 女乗務員の肩を掴んで出入り口側に引っ張っていった後、ファイルをくるくる巻いて壁を数十回叩きつけ
「お前はおりろ」と繰り返しました。
真実はしばらく後、明らかになりました。 他の乗務員がタブレットPCでマニュアルを探して副事務長を通じて趙前副社長に伝えました。
マニュアルを読んだ趙前副社長はまた、大きい大声を張り上げます。
「事務長とXは来なさい」と呼びつつけ、駆け付けた事務長に趙前副社長はすぐこのように話します。
「これはマニュアル通りじゃない、君が私に初めからまともに返事できなくて、あの女乗務員を懲らしめる結果になったではないか、全てはあなたのミスだ。 だから責任はあなたがとって、飛行機をおりて」 このようにして乗客247人を乗せた飛行機は予定された時間より24分遅く出発して11分遅く仁川空港に到着しました。
そして趙前副社長は韓国にいた某常務にEメールを送ります。「ナッツサービスすらまともにできなくて乗務員をおろすように言って、飛行機が遅延してしまった、全ての担当者各自任務に対する問責をするので、月曜日チーム長会議前までにEメールで報告してください」
ここからは管理人が要約します。
その後、事務長は大韓航空本社に連れて行かれ、問題の経緯をまとめた報告書を書かされるのですが、「今後も熱心に努力する」と報告書を締めくくると、メールで指示を受けた専務が「どんな処罰でも甘んじて受けます」と書けと強要します。さらに「全ては自分のミスだと書け」「君のミスではないのは知っている」「しかし上の人間はこのような態度が好きなんだ」と言って、最終的に「今回のことに責任を痛感してどんな処罰も甘受します」と書くよう強要し「君は定年まで働きたくないのか」と脅迫まで行いました。
しかし事務長は「国土交通部は政府機関なので偽りの陳述はできない」と抵抗しました。
そこで常務は「何が政府機関だ。 みな私たちの大韓航空出身者の連中だ。 何の問題もない」と言い放ちます。
結局、全てがバレて裁判長は今回の事件を「お金と地位で人間を、人間の尊厳と価値を、人間の自尊心をひざまずかせた事件」と規定し実刑は逃れられないとし、実刑を言い渡しました。
>>>韓国人のコメント
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その日、気分が良くなくてワケもなくケンカをふっかけただろう?
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朝鮮では賄賂なしでは金持ちになるのは、ほとんど不可能である
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本当に反省することが沢山あるようだ・・・・
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趙前副社長は、まだ自分が何を間違ったか分かってないと思う。海外メディアでの嘲笑が聞こえてくるよ・・・
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ゴリラのような動物は麻酔剤で眠らせて飛行機に載せればいいのではないのか?
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一般人が酒を飲んで機内であんな状態なら3年はぶち込まれるだろう。あと国家イメージ下落させた罪は問わないのか?
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100年後の歴史本に残る記録であり、余りにもイメージが悪すぎる・・・
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国民があの航空会社を利用しなくても生き残るかどうかを試してみよう!!!!!
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最終的にはマニュアル通りに対応した乗務員に恥ずかしくないのか?
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時がたっても絶対に忘れないから!!!!
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刑務所いく様子を必ず見届けたい!!!!!
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財閥も処罰されるという見せしめであって、世論や民衆に対するガス抜きだよ
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現代版奴隷制度を示す代表的な例。もっと悲しい事実は、これは現代社会が抱える問題の氷山の一角に過ぎない。ひざまずくのはおろか、つま先足の裏まで舐めさせる横暴は絶対に無くならない。
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自分が間違ったのに、その恥を犬のように吠え、他人に押し付ける・・・
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企業の横暴は、これはいつも傍観してきた政府が、いよいよ国民の審判を受ける
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本当に知れば知るほど胸が痛い事件だね・・・
事故事件を起こした当事者らは救いがたい人らだけど
通常の法治国家ならば民事で相応な賠償はされても刑事で厳罰されるほど大きなものでもないんだがな
明らかに政府への批判をそらすためのスケープゴートなんだろうね