スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
comment(-)
スポンサー広告
李明博の独島、安倍の靖国
26日、靖国神社の本殿に歩いて入る安倍晋三首相の表情はいつよりもすっきりしているように見えた。広報しようという意図だったのか、取材陣の一部の接近を認めたことで、安倍首相の動きをわずか1メートル足らずのところから見ることができた。普段より下がった肩、ゆっくりとした足取り、しかし固く握られた拳から「ついにやった」という自負心が読み取れた。
靖国の安倍首相を見ながら、昨年8月に独島(ドクト、日本名・竹島)を訪問した李明博(イ・ミョンバク)大統領の顔が思い浮かんだ。李大統領の表情もそうだった。重荷を下ろしたように、一種の成就感と安堵感を感じている表情だった。
独島の李大統領、靖国の安倍首相は、表情ほどそのスタイルと影響も似ている。 まず2人はともに就任初期、経済活性化と実用主義を叫んだ。李大統領は経済成長率7%、1人あたりの国民所得4万ドル、世界7大強国の実現を盛り込んだ「747」ビジョンに代表される「経済第一主義」を掲げた。「いつまでも過去に拘束されて未来の関係まであきらめることはできない」とし、日本との関係にも実用主義を標ぼうした。安倍首相も同じだ。無制限の量的緩和で景気を強制的に浮揚する「アベノミクス」のソフトランディングに全力を注いだ。いくつかの失言はあったが、靖国参拝を先送りし、外交問題には安全運転で自重するかのようだった。
しかし突然、実益もない突出行動に出た点も一致する。李大統領は親戚の不正などで窮地に追い込まれると、独島訪問カードを取り出した。いくら韓国の領土であり本人の信念に基づくとはいえ、いかなる実益も名分も得られなかった。安倍首相もアベノミクスの成功で上昇した支持率が、特定秘密保護法の強行処理で落ちると、とんでもなく靖国で挽回しようとした。韓国・中国はもちろん、苦労して関係を回復した米国とも距離が生じる最悪の手を打った。与党内でも「おかしい」という言葉が出てくるほどだ。
2人はスタイルも似ている。「原発セールス」を叫びながら世界を回りながら、自分の「セールス功績」を強調しようとした。政府に任せずあらゆることを青瓦台(チョンワデ、大統領府)や首相官邸で決めた。独島訪問過程でも、靖国参拝過程でも、韓国外交部、日本外務省は役立たなかった。システムではなく個人の単独プレーが優先だった。2人とも「行くな」と引き止められても聞き入れなかった。
最後の類似点は結果的に韓日関係を最悪にしたという点だ。李大統領の独島訪問は瞬間的に韓国国民を歓呼させ、愛国心を高めさせた。しかしその後1年半近く、対日外交や日本との経済交流は事実上その機能を喪失した。そして両国外交当局がこれを苦労して回復させようとしているところ、安倍首相は靖国参拝でその脈を完全に断ち切った。安倍首相の支持者は歓呼しているが、事実上、安倍首相の外交生命が終わったと多くの人々は感じている。韓国と日本に関係なく、私たちみんなの悲劇だ。
引用:中央日報
http://japanese.joins.com/article/965/179965.html?servcode=100§code=140&cloc=jp|main|top_news
李明博大統領の独島訪問、日本が自ら招いた
李明博(イ・ミョンバク)大統領が昨日、電撃的に独島(ドクト、日本名・竹島)を訪問した。大韓民国の大統領では初めてだ。領土守護の責任を負う韓国大統領が韓国領土を訪問するのはごく普通のことだ。しかし日本は衝撃を受けている姿だ。日本政府は駐韓日本大使を召還し、駐日韓国大使を呼んで抗議するなど大騒ぎし、日本メディアも特筆大書しながら韓日関係が回復が難しいほど悪化したように描写している。韓国国内でも突然行われた大統領の独島訪問をめぐり、その意中と波紋に対する分析があふれている。
李大統領は当初、日本に対して融和的な立場だと評価されてきた。盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領が強硬姿勢を見せたのとは対照的な姿だった。最近、韓日情報保護協定の締結が流れた過程で見たように、野党は李大統領の対日融和姿勢を政治攻撃の材料としてきた。しかし歴代大統領で初めて独島を訪問したことで、李大統領のイメージは一瞬にして変わった。
李大統領は独島をめぐる最近の日本の動きが放置できないラインを越えたと判断したようだ。日本が新しい教科書で独島領有権主張を強化し、防衛白書で「竹島は日本の領土」という主張を8年間繰り返したほか、韓国の外交白書の「独島は韓国の領土」という記述に今年初めて抗議するなど、意図的に状況を悪化させてきたと判断したのだ。これを受け、独島に対する実効的支配を強化し、外交的対応は程度を調節してきた従来の方針を攻撃的に変えたのだ。「避けられない選択」といえる。結局、今回のことは日本が自ら招いた側面が強い。
李大統領が今なぜ独島を訪問しなければならなかったのかと疑問を提起する見方も一部ある。しかし隣国の領土に根拠なく欲を出し、声を徐々に高めている過程があったことを考えれば、こうした見方には同意しがたい。それよりも日本は独島に対する自国の誤った領有権主張が、韓日関係の未来志向的発展に根本的な障害となっていることに気づかなければならない。
さらに慰安婦問題など過去の歴史に対する真の反省と是正の意志がなければ、韓日関係の円満な発展は期待するのが難しい。 独島はすべての歴史的事実に照らし、大韓民国の領土であることを否定する方法はない。さらに私たちが実効的に支配している。それでも日本が領有権主張を繰り返すのは、韓国との関係を強化しようとする意志が弱いのではないかという疑問を抱かせる。日本は一日も早く独島に対する空しい欲を捨てなければならない。
今回の件で一部の日本メディアは韓日関係が回復しにくい局面に入ったと誇張している。実際、一部の右翼勢力がこうした雰囲気に便乗し、とんでもないことをする可能性もある。韓国政府はいかなる状況になっても、独島が韓国の領土という点はあらゆる方法を動員し、堂々と明らかにしなければならない。同時に日本側に無理な動きがあれば、慎重ながらも断固たる対処で状況を掌握する必要がある。
引用:中央日報
http://japanese.joins.com/article/376/157376.html?servcode=100§code=110