ソウルの城東区に住むAさん(40)の税引前の年収は約5500万ウォンだ。 毎月の通帳に振り込まれる金額は350万ウォン余り。 しかし安心して使うことができるお金は、一日5000ウォンで計算して妻が渡すお小遣15万ウォンが全てだ。
写真引用:週間東亜
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年俸5500万ウォン、大韓民国中産層の素顔。
引用:ネイバーニュース/週間東亜
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ソウルの城東区に住むAさん(40)の税引前の年収は約5500万ウォンだ。 彼は99㎡(約30坪)の規模のマンションで、妻と小学生6学年と4学年の二人の子供と暮らしている。 各種税金と義務保険料、職場内控除(共済)などを差し引いた毎月の通帳に振り込まれる金額は350万ウォン余り。 しかし安心して使うことができるお金は、一日5000ウォンで計算して妻が渡すお小遣15万ウォンが全てだ。
A氏の家庭の生活の質を決定的に下落させたのは家賃だ。 2012年の春、保証金3億1000万ウォンで入居したアパートの相場が2年間で3億8000万ウォンに高騰したのだ。 しかし1億5000万ウォンの融資を受けた状態で、7000万ウォンを追加で負担する余力はなかった。 子供たち学校の問題を考えると引越しをする意欲も出なかった。 家主は保証金3億ウォンに月々の家賃を40万ウォンで提案してきた。 すでに元金と利子を加えて毎月120万ウォンずつ支払っている状況で、 二人の子供教育費にも1ヶ月に80万ウォン程を使う。 ここに毎月の家賃まで加わると、月々の固定費が240万ウォンになるので貯蓄どころか消費もまともにできない。 Aさんは「貸出金利がずっと低くなってきているので、無理でも保証金で一括支払いにすればよかったと思う時もある。 だが考え直してみても2億以上の借金爆弾を抱えて暮らすのは負担だ」と語った。
「会社の同僚らと話してみても、暮らしはみんな似ています。 妻がスーパーでアルバイトする家庭は多少は状況が良いようですが、そのぶん子供たち教育の問題でストレスを感じます。 政府は、このような私たちのことを中産階級だと言います。 まあ、それでも暮らせるだけ、言葉だけの中産階級でもいいかって気がしますね」
Aさんとの会話は、このように乾燥して疲労混じりの笑いで終わった。
年俸1800万ウォンも「中産階級」
最近、現代経済研究院が発表した「我が国の中産階級の生活の質の変化」報告書によれば、2013年における韓国の中産階級の4人家族基準の中位所得は約386万ウォンだ。 家族の人数が4人である中産階級の家庭を一列に並べた時の中間値の世帯所得が月386万ウォンという意味だ。 この報告からはまた、我が国の中産階級の平均的な特徴として、◆3人世帯、◆40代後半、◆大卒世帯主、◆共稼ぎなどをキーワードを示した。 Aさんは多少若くて、家族が1人多くはいるが、色々な面で中産階級の標準に符合するわけだ。
さらに、彼の年俸の税引き前5500万ウォンは、政府が2013年に税制を改変して中産階級の基準とした金額にぴったりだ。 当時、政府は税制を改変しても税金負担が増えない所得のボーダーラインを年俸3450万ウォンとしたが、「庶民増税」という非難が激しいと慌てて5500万ウォンに上げた。 税制改正案の修正を直接指示したパク・クネ大統領は、その後何度も「年間所得が5500万ウォン未満は追加の税金負担を負わない」と強調し、3月17日の与野党代表との3者党首会談で「年末調整時に所得5500万ウォン未満の労働者に対する恩恵を提供する」意思を明らかにするなど、5500万ウォンを中産階級層と高所得層の区分点としていることを明確にした。
〈中略〉
問題は生活の質だ。 現代経済研究院の報告書によれば、中産階級の月の平均所得は1990年が82万ウォンから2013年の384万ウォンに増加した。しかし同じ期間における支出の増加幅はもっと大きかった。 全体の消費で家賃の比重が11.9%から12.8%に増えたし、特に保証金が890万ウォンから1億1707万ウォンに13倍も高騰した。 教育費の増加も大きかった。 教育費支出は1990年所得の13.4%から2013年の20.9%まではね上がった。
その上、税金負担も莫大だ。 所得水準が中間層(40~60%)である家計の昨年の月平均の租税支出額は8万3385ウォンで、前年対比18.8%も増えた。 所得上位20%である家計の増加率は3%に過ぎなかった。 中産階級の税金増加率が6倍を越えたわけだ。
このような状況で、中産階級の暮らしの満足度はますます下落している。 統計庁が明らかにした我が国の全世帯における中産階級の比重は2013年で69.7%に達するが、同じ年の韓国社会学会調査では、自身を中産階級だと答えた回答者は20.2%に過ぎなかった。 やはり2013年の現代経済研究院が実施した調査では回答者の約半分(54.9%)が自身を低所得層だと答えた。
イ・ジェヨル ソウル大社会学科教授は昨年出版した著書『あなたは中産階級ですか』でこういう現象に対して「国民が非現実的に高い中産階級へのイメージを持っており、相対的に剥奪感で深刻な自虐的な症状を見せている」と指摘した。 その背景には未来に対する不安があると見る。 この教授は「20代は就職と進路が不安で、30代は居住対策が不安で、40代と50代は老後が不安だ」とした。 このような状況を「中産階級なのに、中産階級としての生活実感のない、大韓民国の中心層が揺れている。」と語った。
>>>韓国人のコメント
共感1272 非共感041
中産階級は稼いでも、ことごとく利子の払いに消える。
>>>返信 借金して良い暮らしを選択したので当然の結果だと思いますが違いますか? 国が借金を後押ししているはけではないが、小さい車に乗って適当な家に住めばもう少しは借金に苦しまなくてすむが、他人への見栄で大きい車に乗って、無理に良い暮らしをするということが問題だと考えます。 >>>返信 3万ドル時代は幸せですか?韓国の1人当たりの国民総所得(GNI)が今年3万ドルを超えるとの見通しが出ている。2月12日現在のウォンとドルの為替レートである1ドル= 1100ウォンを適用してみると、1人当たりの年間所得3300万ウォン。4人家族の場合、年収1億3200万ウォンを得なければならのが『通常』ということだ。問題は、このような普通の人を見つけるのが難しいということだ。3万ドル時代の1人当たりのGNIに近い層は、上位10%だけである。OECD諸国のほとんどは、70〜80%台の労働所得分配率を維持する。韓国は労働所得分配率が62%にとどまっている。
共感1462 非共感336 年俸5500? 庶民が夢見る給与じゃないですか?
>>>返信 自分の給与水準に合うように、意識も合わせて暮らせば難しいことは一つもない。 実質所得や社会構造よりも、韓国人が骨の髄深くに持っている比較意識が問題だ。 胸に手をおいて考えてみろ。 月給200以上なら不足することは一つもない。 希望が高くて望むものが一つ二つ増えて、借りながら生活するから、ため息も増えるんだ。 正直になろう。 >>>返信 一体、なぜ5500で4人家族の暮らしが厳しいのか聞きたいね。こっちは共働きで年3000だ。親戚からも借金して返済しながら暮らしてるんだぞ。 >>>返信 だからみんな大企業にいこうとするんだな。大企業は、初任給で4〜5000も貰ってるんだから。
共感1065 非共感068 記者たちは良い暮らしをしてるから、中産階級の基準が何かよく分かっていないみたいだな。
共感715 非共感076 お金はないのに安い自動車は恥ずかしいからと敬遠したり、家族がスマートフォンになったり、夫は毎日酒を飲んで奥さんはスタバでコーヒー飲んで。勉強もろくにしないのに家庭教師を雇ってるし。周りに不思議な人々が大勢いる。 >>>返信 さらに、海外旅行も。
>>>返信 学歴が階級に直結する社会だから、技術工にでもなれとは親としては簡単に言えない。 子供教育に対しては安易に意見を言うな。 >>>返信 さすがに、スマホは言いすぎでしょう。
共感227 非共感022
教育費に月80万ウォンも消費しているところをみると、まだ余裕があるな。
共感208 非共感009 金持ちの息子がどれだけ祝福された人生なのか、年を取るほど分かるよ。 共感114 非共感007 私は零細自営業者だが、人々は私を社長と呼ぶ。しかし私の収入は給与2000もないくらいだ。かといって就職する仕事もない。ただ無意味に行きているだけだ。 共感044 非共感002 今さら我が国の構造に、年俸の多い少ないがそんなに重要なのですか??住宅費負担が大きいので(大都市基準)、両親から受け継いだのが多ければ、ちょっとくらい稼ぎが少なくても生きる価値はあるが、何も相続するものがなくて結婚して家も買って車も買わなければならないならば、そうですね、 年俸7〜8000だったとしても生活はギリギリだと思います。
共感049 非共感010 私は月に220万ウォン稼いでいる三十歳だ。未婚の女性で、いくら考えてもこの少しのお金を使いながら、ゆったりと生きるのが天国だ。結婚なんてしてしまうと自由がなく、子供のためにすべてを犠牲にする必要があり、面倒でもセックスまでしないといけない。むしろ一人がいい。 共感033 非共感004
すべては選択である。年俸5500も妻子なしで一人暮らしなら豊かさを享受して生きていける。幸せなろうと本人が選択して結婚して、小遣いで月15万ウォンの浪費してるんだから、それで満足すべき。
共感030 非共感005 最近の記事では一番客観的な記事ですね。今後もこのような客観的なデータ分析の記事お願いします。貧富の格差が大きすぎ、また借金が多すぎて、また非正規職が多すぎて、未来が見えない大韓民国。
共感021 非共感003 ニュースを見ると、憂鬱になる。大韓民国の庶民の人生は罪人の暮らしのようで惨め。子どもを産んでも苦しくて、勉強もしても苦しくて、結婚をしても苦しくて、家を買っても苦しくて、政府が狂ったのか、国民が狂ったのか。一つ確かなことは、政府が庶民を人間として見ておらず、税金奴隷にしているのは明らか。 共感015 非共感008 IMFシーズン2となれば、生き地獄しかないようだ。 共感012 非共感002 不動産バブルは誰が作った?
共感010 非共感002 韓国は金持ちが住むには、とても良い国。
共感007 非共感000 節約だけが生きる道。 共感006 非共感001そもそも韓国に中産階級がいたのか?
ハロワで検索しても手取り11~13万とか。どうやって結婚しろと?