海外の反応アンテナ｜ホル韓

もうこれは逃げ切れないような予感がwww

もう一度この事件の簡単な説明をしておくと、朴槿恵政権の求心力が失われつつあり批判の矛先を日本に向けられればいいのですが、政権初期にカードを出し尽くしてしまい、再度同じカードを切っても「口だけで何も変わらない」と逆に批判される事を恐れて、無闇に反日カードが切れません。

そして自慢の創造経済も不発で韓国経済はどん底です。もう残る手は1つしか残っていません。

そう韓国の伝統行事「前政権の吊し上げ」です。ただしこの伝統行事、過去に行われた伝統行事と根本的異なる部分があります。

それは今までの伝統行事は現職大統領の所属政党と、前大統領の所属政党が異なる点。簡単に言えば自民の安倍政権になって、前政権の民主党政権のミスを叩くようなもの。

しかし今回の伝統行事はセヌリ党所属だった李明博大統領を、同じセヌリ党所属の朴槿恵大統領が叩く構図です。前大統領の李明博時代に資源外交の資金を息の掛かった企業に不正に還流させてプールさせ、それをセヌリ党所属の議員で美味しく分けあっていたんですから、当然李明博派の議員だけではなく、朴槿恵派の議員にも金が流れていたんでしょう。

今回亡くなったソン前会長は、李明博時代には政界に進出して、セヌリ党に所属していたので李明博の資源外交の資金を迂回させるルートとプールするために慶南企業が利用されたんでしょうね。

結局、同じ政党出身者を叩いた今回の伝統行事は、李明博前大統領と朴槿恵大統領が互いの弱みを握り合って殴りあう壮絶な泥仕合になる可能性が高く、それをあえて行わざるえないほど朴槿恵大統領は政権の維持に困っていると言うのが伺えます。

きっと現権力者の強みを活かして、不正資金の責任を李明博と李明博大統領に全てなすりつけ押し切るつもりだったんでしょうが、まさか李明博側が不正資金の受け渡しをこういう形で暴露してくるとは思ってなかったんでしょう。

これは李明博側からの一種のメッセージでしょうね。これ以上やれば「全部ばらすぞ」というメッセージで牽制です。

ソン前会長は議員を選挙違反で昨年失職した後は、慶南企業に戻っていました。慶南企業はソン前会長が裸一貫で一代で築いた会社ですが、政治にかまけている間に経営が傾き、現在は日本で言う会社更生法の適用を受け再建途中でした。ソン前会長にとってはやはり自分が一代で築いた会社なので潰したくない思いがあったのでしょう。

そこへ不正資金の捜査が入り大ピンチに･･･ そこで議員時代のパイプで政権側に助けてくれる（捜査をやめる）ように懇願していたそうです。しかし捜査の手は緩まず自身の拘束が決定され、それが執行される前日に李明博から拘束された際に不正のリーク（ただし朴槿恵派のみに限定）をするよう指示されたんでしょう。

もしリークすれば、資源外交の不正資金疑惑を認めることになり再建途中の慶南企業はアウトです。別記事では自殺を行なう直前まで、メモに書いてある人物へ電話をかけどうか助けて欲しいと頼み込んでいたらしいです。

しかしそれも断られ、愛着のある慶南企業の生き残る望みが断たれたため自殺をしてしまったのではないでしょうか?

当初は検察に拘束された後の捜査で情報をリークするはずが、自殺しその遺体からメモが発見されるという悲劇的な衝撃もプラスされ、もう朴槿恵政権側がもみ消すことが不可能になってしまいました。

今後はそのメモの正しいのかインチキなのかを証明する戦いで、ソン前会長が「目撃者」がいると言っていました、その方が証言すれば朴槿恵側が詰み。証言される前に特定し買収するか消してしまえば李明博側の詰み。

どちらにせよ、いくら世論の要求があったからと言って支持母体であるセヌリ党の闇を突付いてしまったしっぺ返し=政権運営への協力という部分で影響が出るのは目に見えています。

朴槿恵大統領には本当に韓国国内から味方がいなくなってしまった格好です。

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