韓国の掲示板に「韓国のイージス艦」というスレッドがあったので紹介します。
韓国のイージス艦
引用:http://bemil.chosun.com/
http://goo.gl/86Y7MT
>>>記事の翻訳
韓国海軍が保有しているイージス駆逐艦です。イージスシステムを保有している国は、米海軍、韓国海軍、日本の海上自衛隊、オーストラリア、スペイン、ノルウェー海軍でアーレイ・バーク級タイプの駆逐艦を持つ国は3ヶ国しかない。
◆国内初のイージス艦、世宗大王艦
イージス艦は、米国が開発した
イージスレーダーを搭載しており、強力なレーダーで敵航空機や対艦ミサイルを数百km離れたところで発見し、最大100km離れたところから迎撃することができ、現代戦の寵児であり、夢の戦闘艦と呼ぶ。
1983年、米海軍がタイコンデロガイージス巡洋艦を配備しその姿を現した。
韓国型駆逐艦事業(別名KDX)では、海軍の宿願だったイージス駆逐艦を建造し保持するものであった。世宗大王艦は、2007年5月に進水し、2008年の年末海軍に引き渡された。既に実戦配備されており、韓国海軍が保有している駆逐艦の中で最も大きい。この駆逐艦の保有で、私たちは世界で5番目のイージス艦の保有国となった。
◆強力な防空網
KD-3世宗大王級はKD-2忠武公李舜臣級よりも強力な武装を搭載している。イージス艦に搭載されているAN / SPY-1D(V)イージスレーダー(Aegis Rader)と各種迎撃ミサイルとCIWS、RAMなどを備え防空網を構成する。4面n固定され、常に360度の方向をカバーするイージスレーダーが最大1000km離れている敵航空機などを見つけて追跡することができ、20個の標的を打撃可能である。このレーダーがターゲットを把握するスタンダード艦対空ミサイル(Standard missile、SM-2)が発射されて170kmまでの迎撃(Intercept)が可能。
>>>管理人捕捉
誤:イージス艦は、米国が開発した
イージスレーダーを搭載しており~
正:イージス艦は、米国が開発した
イージスシステムを搭載しており~
イージス艦とは、米軍が開発した「イージスシステム」を搭載した船の総称で、AN/SPY-1D(V)は、あくまでもイージスシステムに採用されたレーダーに過ぎない。イージス=レーダーの性能と考えるの間違い。
イージスシステムの核心的なのは開発当時、レーダーで目標を捕捉し、目標の脅威を評価し、目標に優先順位をつけ、対応兵器を選択し、対応兵器の発射準備をし、発射の命令を下す、この一連の流れを人間が行っていたため、同時処理能力や処理スピードに限界があり(要するに、当時のソ連の戦術であるミサイル飽和攻撃に対応できない)、それを全て自動化したのがイージスシステムのコアな部分。
現在では、米軍以外の国でも独自の戦闘システムが作られ攻撃の一連の流れが自動化されているため、イージス艦しか持っていない能力という時代ではない。
ただし、現在まで積み重ねた経験による戦闘システムの精度に一日に長があると思われる。さらに構成する武装や電子機器の優秀さもあり、現在でもトップクラスの能力だということは間違いない。
誤:20個の標的を打撃可能である。
正:最大12の標的に対してのミサイルの誘導ができる
目視出来ない標的へのミサイル攻撃は、ミサイルに対し「何処へ飛んでいくのか、目標は今何処を移動中なのか」等の情報をイージス艦のAN/SPY-1D(V)で捕捉し解析したデータを元に、随時ミサイルに指示をする必要がある。ある程度、目標の近くにまでミサイルを誘導してやると、ミサイル自身に搭載されたレーダーが目標を捉えるので、イージス艦からの指示を必要としなくなります。
要するに、ミサイルへの指示を同時に出せる数=同時対処能力数ということになります。それを司るのがイルミネーターと言う装置で、1つで3~4つミサイルをコントロール出来ると言われています。イージス艦にはこのイルミネーターが2~3基搭載されてあるので、6~12の目標に対してのミサイルの誘導が出来ます。なので20の目標に対して同時にミサイルの誘導を行なうのは不可能。
仮にアニメのように、一斉に数百発のミサイルを同時に発射すれば、現状のシステムではコントロールが不可能になります。もし数百発のミサイルを同時にコントロールするなら、ミサイルに戦闘機が搭載してあるような高性能なレーダーを搭載すれば、発射直後から目標を自力で捕捉し、飛んで行くことになるのでイルミネーターが必要無くなります。
しかし1発のミサイルの価格がありえないぐらい高価になるでしょう。1発30億円とか?
結論:イージスシステムが登場した当時なら革命的な意志決定のスピードで他を圧倒した「夢の戦闘艦」だったかもしれないが、今日においてはイージスシステムでなくとも、同じようなコンセプトの戦闘システムがあり、そこまで「夢の戦闘艦」と言う程ではない。
そもそも「夢の戦闘艦」なら米国が輸出するはずがありません。十分こなれた技術といえるのかもしれませんね。
>>>韓国人のコメント
韓国人
イージスは艦は防空の最先端という意味だが、対潜能力は他の艦に比べてどの程度なのか本当に気になります。
韓国人 韓国海軍の駆逐艦についてはよく分からないが、イージス艦には他国の海軍が運用する対潜システムて程度はすべて備えています。低周波アクティブソナーとかTASSとか
韓国人
世宗大王級は火力面では西側で最大の火力を有しています。ただし周辺国の駆逐艦よりもトン数が小さい。
韓国人 世宗大王艦はバウソナーが性能が良くないとの話を聞きました。アクテブソナーやTASSは必要な時にだけ作動をさせるけど、平常時にはバウソナーだけ作動をしているはずなのに、それが良くなければ潜水艦に1発でやられる可能性もあると思う。そしてバウソナーでは、どうせ潜水艦を識別するのは賭けに近く、必要ないという考えもあるようです。
そうなると対潜戦を担当する駆逐艦は、世宗大王艦に比べてどんな長所があるのかが気になります。特にバウソナーの性能が・・・
韓国人 世宗大王艦は米国や日本のイージス艦に比べて多くの火力を備えていて話を聞きます。しかし対空レーダーの位置が米日に比べて低く、水平線の向こう側から低空でやってくる目標の初期発見に見劣りがすると思います。ただしこれは先に誰が攻撃をするかの問題で、仮に攻撃を受ける側でも、予めヘリコプターを運用している状況でならば、その制約もかなり緩和されるはずです。そしてただミサイルの搭載本数が多いと言うだけで最高火力が一番だというのは、ただの装飾語にしか過ぎません。 韓国人 レーダーの位置によっても水平線の影に隠れた部分の探知距離が減るのは初めて知りました。ありがとうございます。
韓国人 世宗大王級のソナーはDSQS-21BZ-M中周波ソナーとSQR-220K手動式低周波曳航ソナーで普遍的な性能ですが、大型のバウソナーとアクティブ低周波曳航ソナーの改良は必要だと思います。
韓国人
世宗大王級駆逐艦のイージスレーダーの位置が他のイージス艦よりも下に位置していると言うのは間違いです。上にも書かれている通り、アレイバーク級のデザインを備えたイージス艦を保有中の国は韓米日の3ヶ国しかありません。
この人々の中で若干のデザイン改造を通じてイージスレーダーの位置を若干高めた日本のあたご型イージス艦以外では、レーダーの高さに大きな差はありません。
英国のデアリング級駆逐艦のように、レーダーをマストタワーの一番上に載せるとか思い切った変更を加えない限り、そんなに大きい差は見られないと思います。
韓国人 世宗大王級駆逐艦が周辺国の駆逐艦よりもトン数が小さい? これはどんな無知でなのか? 無知も程々にしてください。船体だけを見ても、既存のアーレイ・バーク級の船体に比べて、長さはほんの少し短いが、代わりに横幅は少し増やしました。
そして武装面で周辺国のどの艦艇よりも多くの武装をしているのに、周辺国の駆逐艦よりも小さくすることは絶対に不可能です。海軍は中国と日本を刺激するのを恐れ、約7,600トン以上という軽排水量だけを公開したが、満載排水量は未だに明らかにせず極秘扱いです。米国のアーレイバーク級のように約1万トン程度はあると思います。
多くの専門家達も口をそろえて言っています。私たちの世宗大王級駆逐艦の満載排水量は、いくら少なく見積もっても1万トンをはるかに超えると・・・
個人的には満載排水量が1万2000トンに達するだろうと思っています。 韓国人 世宗級イージスの軽排水量が7600t程度ですが、武装や人員を最大まで搭載すれば、その排水量は1万トン程度です。これは、米海軍のタイコンデロガイージス巡洋艦と似ているか、もう少し大きいレベルです。
韓国人 イージス艦ではないが英国の45型デアリング級駆逐艦の場合、対空レーダーを高い位置に配置している。韓米日のイージス艦レーダーの位置も良く似た位置に搭載されています。対空ミサイルは米国のアレイバーク級と同一のSM-2とESSMを搭載していて、中・長距離で強力な防御力を見せます。 韓国人 いくら性能が良くても不正があれば、ただの鉄のスクラップに過ぎない。搭載している機器や兵器が正確に作動するのか非常に心配だ・・・
どうせ大したことないからね。