韓国の掲示板に「日本が新型イージス艦の仕様を公開」というスレッドがあったので紹介します。
日本が新型イージス艦の仕様を公開
引用:http://bemil.chosun.com/
http://goo.gl/deshuU
>>>記事の翻訳
http://www.mod.go.jp/epco/supply/kouji/koubo/27-kouji-dai41go.pdf
・基準排水量8200トンで7700トンのあたごよりも若干トン数が増加
・COGAG推進方式がCOGLAG方式に変更
・AN / SPQ-9B捜索レーダー搭載
・新型対艦ミサイル搭載(12式地対艦ミサイルのSSM化)
・CEC(共同交戦能力)付与
・多機能えい航ソナーシステム(Multi-Function Towed Array)導入
>>>韓国人のコメント
韓国人
これは「あたご級」の3、4番艦でSPY-6を搭載するわけでもないのに何故500トンも増えたのか・・・
韓国人 艦砲以外にも20mm対空砲を2門搭載していますね。艦砲はいいとしても、CWISでは威力に欠けませんか?
韓国人
あればバルカン式のCWISです。
韓国人 推進方式を変更して重量が増加したというよりは、船体を延長したり搭載機器が増加して重量が増えたのではないか?
韓国人 別の話しだけど、私たちも追加で導入するKD-3 batch2は既存の世宗大王級と同じデザインでいくのかな? 韓国人 ところで私たちの追加イージス艦は何を使うか気になりますね。以前のミリタリーレビュー4月号では護衛艦級でもESSM使うとでていたが・・・ そしてCIWSもゴールキーパーをまた使用するのか、でなければCWISを2基搭載するのか気になりますか?
韓国人 新しく作られるイージス艦が世宗大王級が同じような不具合を持たない船として建造されることを祈ります。
韓国人
新型の艦対艦ミサイルが入りましたね・・・ 新型イージス艦は機雷にまで対応することができると聞きました
韓国人 COGLAG方式にはギアボックスがなく、固定ピッチプロペラなので静かで、高速に有利であり、電力生産量の多さに比べて燃費が悪く整備に多くの手間がかかると思うんだけど、アメリカの場合ハイブリッドのステップを省いて直接、統合電気推進に行くだろうね。日本のあの方式は4160vのような高圧配線でなければ電流損失が大きいでしょう。 韓国人 CECが必要な場合はSM-3 block2Aも込みでBMD 5.1で実現できます。
韓国人 私たちが追加導入する3隻は世宗大王級と全く同じでは困るでしょう。事実上KDDXと艦隊を組むので超音速対艦ミサイル程度は基本武装して共通化できたらと思います。
韓国人 現在までに知らされている世宗大王級バッチ2は既存の世宗大王級とは全く異なる姿です。簡単に言ってKDDXを拡大化しイージスレーダーを付けているデザインだと見れば良いです。
ところで問題は、この形状に含まれる変更点、ステルス設計から推進方式さらにダメージコントロールまで既存の世宗大王級とは格が間違うほど向上します。さらに乗務員の住居環境までも向上するといいます。しかしこれを私たちの海軍は僅かな4兆ウォンで可能だと主張をしているのです。
性能は空の末まで捉えながら予算は既存の世宗大王級に比べてそこまで変わらないと言うんです。どんな手品を使えばそんなマジックが可能なのか謎です。 韓国人
そんなの馬鹿が見ても実現可能だとは思えない。
韓国人 ミサイルだけ見ても世宗大王級の主力ミサイルはSM-2です。しかし世宗大王級バッチ2の主力ミサイルはSM-6です。価格差だけでも3倍以上が必要になります。私たちが世宗大王級を建造時に、ミサイルなどの購入費用として1隻あたり5000億程度を使用したと記憶しています。
韓国人 日本のあたご級追加バージョンの1隻当たりの価格は15億ドルです、米国でもイージス艦建造に23億ドルを使っています
韓国人 日本は、新規のイージス艦1隻当り2兆3千億ウォンの予算を策定しています。1兆5千億ウォン(15億ドル)は日本があたごの建造時に使用した予算です。 韓国人 以前から計画されている既存のイージス艦3隻を改造して弾道弾対応能力と迎撃ミサイルを装備させ、新しく発注する3隻には弾道弾対応能力を最初から取り入れた案を私は支持します。
ところで、現在の予算では既存の改造はまだしも、新しく発注するイージス艦3隻に弾道弾対応能力を付与することは不可能だと思います。新しく発注する3隻のイージス艦にSM-6を装備するというのは本当になるのですか? 誰かが以前に今回新しく発注するイージス艦3隻は予算の不足の為(主に空軍の給油機や早期警戒機追加導入計画のために・・・)に弾道弾対応能力を見送ることになると言っていました。
もし既存と追加のイージス艦6隻にSM-3とSM-6を装備できるのなら、世界で最も少ない予算で弾道弾対応能力を持つことになると思います。
韓国人 SM-6に製造ラインが移って、SM-2は製造中止になるに選択の余地なんてないよ。 韓国人 私たちは、新規イージス艦を導入してSM-6を導入するのは、私たちの選択ではなく、SM-6しかもう製造していないからなんです。新規イージス艦を導入する以上SM-6導入は当然のことにすぎません。
韓国人
それよりも、果たして私たちはSM-3を導入するか否かでしょう。結論は、無理をしてまで海軍がイージス艦を追加導入するのは、単に戦闘艦を導入するのではないと言うこと。単に性能の良い戦闘艦を増やすためにイージスを追加導入するのならバカ中バカです。
今私たちの軍が抱える最大の課題であり、最も重要な二大事業であるK-AMDとキルチェーン。なかでもK-AMD体制に参加するためにイージス艦を追加導入するのは火を見るより明らかな事実です。しかもSM-6では良くて下層防衛が限界なのに、このような高価な機器で下層防衛しか対応できないのなら膨大な国庫を無駄するのと等しいです。私はイージス艦の導入に反対ですが、既に追加導入が決定された以上のSM-3を導入しなければならないと考えています。
韓国人 単純な弾道ミサイルの下層防衛なら、理論的にKDDXでも十分可能だ。
韓国人 高価なSM-6でを導入すれば、今まででもSM-2を購入する予算が十分に確保できなかったのに、 どうやって定数を満たすつもりなんだろうか・・・ 空の発射管で過ごすのか? >>>管理人捕捉
日本が追加建造するイージス艦の具体的な項目が出てきました。
管理人が注目するのは「CEC(共同交戦用のアンテナ)」を搭載することです。詳細は不明ですが、現段階で実用運用されている実績をもつ共同交戦システム及び通信インフラを持っているのは米国だけです。
共同交戦能力はリンク16などとは別物です。詳しくはこちらの記事を読んで下さい。
⇒
[独自記事] 日韓が競うように導入するイージス艦って一体何なの?⇒
[独自記事] 共同交戦能力と飽和攻撃って一体何なの?
これが日本独自のものになるのか、米国使用をそのまま導入するのかは不明ですが・・・
どう考えても日本独自仕様にすると、当分の間は追加建造するイージス艦同士でしか共同交戦能力が繋がらないと思いますが・・・ 集団的自衛権やE-2D(こいつは米軍仕様の共同交戦能力が最初から備わっている)の導入決定などの流れをみると、米軍仕様を導入するのではないかと管理人は予想しています。
韓国人が日本のイージス艦をそっちのけで韓国が追加建造するイージス艦にSM-6を採用するのか、SM-3を導入して弾道弾迎撃能力を獲得するのか議論していますが、予算の厳しい韓国海軍にSM-3を導入する予算はないでしょう。SM-3を運用したいなら手っ取り早く、既存のイージス艦を改造してSM-3を導入したほうが安上がりです。
しかもSM-3自体が高価で、韓国の場合SM-3の運用能力だけ付与して、SM-3の購入自体を将来購入予定とする荒業にでる可能性もなきにしもあらずですが・・・
経済どうにかしないと、もう後が無いですよ…?
あ、でももIMFのおかわりは無しですからね(ニッコリ