大韓民国を威嚇するすべての空中威嚇を退けることのできる神の盾、イージス駆逐艦追加導入事業が本格的な軌道に乗った。
写真引用:ソウル新聞
「神の盾」イージス艦今回も中途半端?
引用:ネイバーニュース/ソウル新聞
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大韓民国を威嚇するすべての空中威嚇を退けることのできる神の盾、イージス駆逐艦追加導入事業が本格的な軌道に乗った。
米国国防省傘下国防安保協力局(DSCA:Defense Security Cooperation Agency)は9日報道資料を出して、我が国が要請したイージス駆逐艦用レーダーとミサイル発射基および関連装備の韓国への輸出に対する国務省の承認が成立し関連事実を米議会に通知したと明らかにした。
我が国が今回販売を要請した武器は2023年から3隻が戦力化される世宗大王級配置BatchII駆逐艦に装着されて、2027年これら3隻が全て戦力化される場合、我が国は6隻のイージス駆逐艦を保有することになるが、新しく導入される3隻のイージス駆逐艦には注目するほどの「何」かがある。
◆1隻当たり1兆ウォン「世宗大王級」は弾道ミサイル迎撃できない
「イージス(Aegis)」という名称は古代ギリシャ神話に出てくる盾の名前であるアイギス(Aigis)を英語式で発音したものだ。この盾は神々の帝王であるゼウス(Zeus)がかじ屋の新人ヘーパイストス(Hephaestus)を作らせたもので、戦争の女神であるアテナ(Athena)が使った。
この盾はすべての悪を洗い落とすということと同時に、すべての矛と盾、さらに雷までも防げるし、盾を揺さぶれば天地の雲が覆いかぶさって雷雷を鳴らしすべての人々を恐怖に震えるようにする無敵の盾であった。
私たちが一般的に話す「イージス艦」というのはAN/SPY-1系列のレーダーと、これを統制する戦闘システムを搭載した軍艦の事をいうが、その性能があまりにも強力で海上では事実上無敵の戦闘艦と認識されるので、先進海軍を夢見るすべての国々はこのようなイージス艦を保有することを渇望している。
私たちの海軍もやはり1985年イージス駆逐艦に対する必要性を提起して、何と20年後に韓国海軍最初のイージス駆逐艦である世宗大王艦を戦力化することができた。
3隻が建造されたイージス駆逐艦は海軍の所有だが、単一武器システムでは国軍が導入した武器システムの中で最も高価で、最も強力な武器システムなので戦略資産に分類されて、合同参謀本部の指示と承認なしでは動くことはできない「尊い体」の扱いを受けている。
3隻の世宗大王級イージス駆逐艦は1隻当たり1兆ウォンに達する高価な武器システムで、わが軍最高の戦略資産に分類されるが、就役してから数年もたたないうちに、いくつかの弱点を表わしてしまった。
最も大きい問題は核心装備とソフトウェアを搭載しておらず、持っている潜在性能を100%活用できないということであったり、二番目は費用削減に過度にぶらさがったあげく運用初期段階で少なくないジレンマを体験しなければならなかったということだった。
企画財政部が発表した2013年会計年度国家決算資料によれば世宗大王級イージス駆逐艦3隻の平均価格は約9,105億ウォン水準だ。しかし船体の価格は2,600億ウォンに過ぎない。
残りの6,500億ウォンの中で3,500億ウォンは8角形レーダー、すなわちAN/SPY-1D(v)レーダーの価格で、残りの3,000億ウォンはミサイル垂直発射基と艦砲など各種武装と通信装備の費用だ。
レーダー価格があまりにも高かったために海軍は予算を節減できる方案を探して東奔西走し「共同購入」という方法を捜し出した。
毎年2~3隻のイージス艦を建造して、現在まで80余隻に達するイージス艦を戦力化しているアメリカ海軍はもちろん、新型イージス艦導入を準備中だった日本とも協力方案を打診した。
そして3国が共同で同じレーダーと戦闘システムを購入する条件でメーカーが最初に提案した価格より約2億 7000万ドル、約3,000億ウォンを節減できた。
韓国とアメリカ、日本が共同購入を通じて同じレーダーと戦闘システムを購入したが、戦力化以後の歩みは違った。米国と日本は1隻に2,500億~3,000億ウォンの費用を追加で投じ、BMD(Ballistic Missile Defense)設備を備える改良工事を実施した。このような改良を通じて遠距離で発射された弾道ミサイルに対する探知・追跡はもちろんSM-3ミサイルを利用して迎撃できる能力を与えられた。
イージス艦が弾道ミサイルを迎撃できる能力を備えるためには射撃統制システムとレーダーシステムのソフトウェアをアップグレードしなければならない。このソフトウェアで統制される垂直発射機基ORDLT(Ordinance Alteration)改造キットと支援システムなど各種負荷装置を備えて弾道ミサイル迎撃に特化したSM-3ミサイルを搭載しなければならない。
世宗大王級と同じ時期に戦力化された米海軍駆逐艦一部と日本海上自衛隊の駆逐艦はこのような改良事業を通じて北朝鮮が弾道ミサイルを発射すれば直ちに探知、迎撃できる能力を備えている。
探知と識別、追跡と迎撃が全て可能な米国と日本のイージス艦と違い、我が国の世宗大王級イージス駆逐艦は探知と識別、追跡だけ可能なだけで、北朝鮮の弾道ミサイルに対応できる能力が全くない。
このために私たちのイージス駆逐艦は北朝鮮が銀河3号ロケットを発射した時も、東海上で各種ミサイルを発射する時も北朝鮮ミサイルの軌跡だけ探知して追跡する程度の任務を遂行するだけ迎撃の試みは夢も見られなかった。
1隻当たり1兆ウォンに近い予算を使っておいても、本来最も大きい威嚇である北朝鮮の弾道ミサイル威嚇には対応できない「中途半端」なイージス艦を使っていることになる。
◆真の神の盾になるための条件
海軍には「3職制」という概念がある。1隻の軍艦を常に海に浮いているようにするためには最小3隻の軍艦が必要だという概念だ。1隻が任務遂行のために海に出て行っていれば他の1隻は任務遂行を終えて帰ってきて整備と休息をして、残りの1隻は次の任務遂行準備のための訓練と補給などを遂行することだ。
このような3職制概念を代入してみれば東海と西海にそれぞれ1隻のイージス艦を常時配置するために少なくとも6隻のイージス艦が必要だという計算が出てくる。海軍がイージス艦3隻の追加導入を要求した背景もこのような脈絡だ。
現在の海軍は12隻の韓国型駆逐艦を保有している。3,800トン級の大きさである広開土大王級3隻は東海と西海に分散配置されて運用中で、4,500トン級である忠武公李舜臣級6隻の3隻はソマリア海賊退治作戦投入と帰還、休息および整備に縛られていて、3隻は西海NLL警戒作戦支援に交代で投入されるので、独島や離於島で突発状況が発生した時に対応できる余力がない状況だ。
イージス駆逐艦3隻も3職制により1隻が東海や西海で警戒作戦任務を遂行して、残りの2隻は教育訓練と整備に投入されるので緊急状態が勃発した時に投入できる余裕がない実情だ。
このような問題のために海軍はかなり以前からイージス駆逐艦追加導入を推進してきたし、2013年3隻追加建造が確定して現在設計作業の真っ最中である。
2023年から導入される世宗大王級Batch II駆逐艦はBatch Iに比べて10年以上遅く登場するだけに、どの程度装備を備えて建造されるのかに対する多くの議論があった。
イージス艦を構成する色々な装備の中で最も核心であるレーダーと関連しては現在の世宗大王級が搭載しているAN/SPY-1D(v)レーダーが次第に旧式化されることで、近い将来生産が中止されるために次世代イージス レーダーであるAN/SPY-6(v) AMDR(Air and Missile Defense Radar)を購入して搭載しなければならないという主張が一部提起されたりもした。
実際に世宗大王級Batch II駆逐艦が登場する2023年に米海軍はAN/SPY-6(v)レーダーを搭載した次世代イージス駆逐艦が配置される時期で、このレーダーは北朝鮮の弾道ミサイル威嚇に対して卓越した対応能力を保有していて、将来中国と日本の軍事的威嚇に対しても効果的に対応できる上位の性能を保有しているのでAN/SPY-6(v)レーダー導入論は一見説得力があるように見えた。
◆1隻当たり追加3000億ウォン費用がカギ
しかしこのレーダーの価格は世宗大王級が持っているAN/SPY-1D(v)の2倍に達して、運用維持費やはり既存レーダーに比べて過度に高いという点が問題と指摘された。
世宗大王級Batch II事業は新規戦力の確保事業でなく改良型導入事業なので既存の世宗大王級対比性能と費用が20%を超過できない。すなわち、現在の規定と予算範囲の中では新型レーダー搭載が不可能だということだ。
最新型レーダー購買と搭載が難しいならば現在の購入が決定された装備の性能を最大限引き出して不足した性能を補完する必要がある。
幸いに今回アメリカから購入する予定のAN/SPY-1D(v)レーダーとベースライン(Baseline) 9戦闘システムは現在の開発されたイージス戦闘システムの中で最も最新型で、いくつかの改良だけ加えられれば現在の世宗大王級より圧倒的に上位の性能を保有して北朝鮮の弾道ミサイルと周辺国の多様なミサイル威嚇に効果的に対応することができる。
日本が新型あたご級イージス艦2隻を戦力化するやいなや改良事業を実施して、弾道ミサイル迎撃能力を付与したように世宗大王級Batch IIもやはり戦力化と同時に改良事業を推進しなければならない。
米国防安保協力局が明らかにした販売承認内訳を見ればミサイル防御のためのBMD体系構成要素やCEC(Cooperative Engagement Capability)構成要素は抜けている。
このような装備を全部搭載する改良事業に入る費用は1隻当たり3,000億ウォンは必要だ。少なくない負担だが、このような改良を経れば世宗大王級Batch IIはイージスという名前そのままに無敵に近い能力を持つようになる。
空軍のピースアイと連係して射程距離400kmに達するSM-6ミサイルを運用することができるようになり釜山近海でも独島や離於島上空に日本や中国戦闘機が進出できないよう牽制ができて、北朝鮮が弾道ミサイルを発射してもSM-3ミサイルを利用して北朝鮮領空で迎撃してしまうことができる。
このような能力を備えるにあたって最も大きい障害物は軍統帥権者と政界の意志、そして各軍の間の意見対立だ。
北朝鮮核ミサイル威嚇が増大するにつれ韓国型ミサイル防御体系(KAMD)構築事業がはずみがついているが、野党は「本格的なミサイル防御能力を備えればアメリカのMDに協力することになり中国との関係が遠ざかる」として反発していて、KAMD事業を主導している空軍もやはり海軍がイージス艦とSM-3ミサイルを利用してミサイル迎撃能力を備えることに対して非常に否定的な立場を堅持している。
しかし私たちのイージス艦を「真の神の盾」にするための決断を今回もあきらめるならば4兆ウォンの費用をかけて持ってくる3隻のイージス艦は、やはりその能力を100%発揮できず、大韓民国国家全体を守護する戦略武器でなく海軍艦隊だけ保護する戦術武器に転落してしまうだろう。
10年前世宗大王艦を作る時私たちは神の盾を持つのか、あきらめるのか選ぶことができる選択肢があったが、北朝鮮の核ミサイル威嚇が現実化されて中国と日本の軍備競争開くが激しくなる今、私たちはこれ以上選択の余地がないように見える。
>>>韓国人のコメント
共感023 非共感003
一番重要なことは弾道弾迎撃ミサイルをまだ導入しなかったということであって・・・ SM-6でその代わりを・・・
共感001 非共感002 魚雷1発でダメになる艦艇に投資するよりも、陸上配備の弾頭弾に投資するほうが安全だ。 共感043 非共感013
四大河川事業に投資した予算22兆ウォンがあればイージス艦が22隻も揃えられたのに
共感010 非共感002 まぁ停泊中の艦船への魚雷攻撃すら検知できない韓国海軍には不要な装備だよ
共感020 非共感008 野党は中国の顔色を伺って弾道弾迎撃システムの導入に反対する。一体どの国の政党なんだ? 共感020 非共感003 これは全て不正で予算を食いつぶしてしまう自称愛国将軍たちのせいだ
共感003 非共感010 福祉を半減すればイージス艦が50隻は建造できる!!!
共感002 非共感004
お金が沢山必要なアメリカのイージス艦ではなく、他の選択肢はないのか?
共感009 非共感004 野党は、米国のMDシステム導入は中国との距離が遠くなるので反対するなんて、ただの売国奴ではないのか?
共感003 非共感000 イージス艦は10隻、原子力潜水艦は20隻、ステルス機の保有は宗教への非課税を停止、不要な事業を取りやめれば直ぐにでも実現可能。 共感000 非共感001 こんな記事は愛国を装う売国奴の知的虚栄心による国民詐欺の古典的な方法だ。SM-3は、韓国を攻撃する北朝鮮の弾道ミサイル迎撃は容易ではない。中国が日本やハワイ、アラスカを攻撃する弾道ミサイルの迎撃用だ。SM-3を装着していないと中途半端で時代遅れになるのではない。距離が短い南北は、低高度弾道ミサイルでも十分攻撃が可能だからである。 共感001 非共感000 海軍が迎撃能力を獲得するのになぜ反対するのか? 迎撃手段は2重3重に用意したほうが安全だ。
共感004 非共感001
その予算で、6000級原子力潜水艦を建造し炭疽菌よりも何十倍も殺傷能力の高い生物兵器を積んだ弾道ミサイルを搭載すれば全てが解決するだろう。
共感002 非共感000 李明博がが川底にばら撒いたお金が22兆ウォン・・・ イージス艦が1隻1兆ウォン・・・ 単純計算しても22隻も建造が可能な金額で、イージス艦が22隻もあれば、中国や日本がむやみに挑発してこないだろう。
共感001 非共感001 SM3は米国と日本の共同開発の兵器なので韓国には絶対に販売しないだろう。日本が絶対に韓国への販売に同意しない。 共感001 非共感000 AN / SPY-1レーダーの最大の利点は、すぐに弾道弾追撃、検出は非常に容易であるということ。ところが、BMD用のアップグレードをしなければ弾道弾迎撃任務を遂行することができない。だからイージス艦をBMD用のアップグレードをすると弾道弾迎撃専用のSM-3ミサイルや長距離対空ミサイル+弾道弾迎撃可能なSM-6ミサイルを使用することができている。しかし韓国はSM-3は、あまりにも迎撃高度が高く、あまり役に立たないがSM-6程度は役に立つ。 共感045 非共感005 韓国のイージス艦が中途半端だなんて・・・
共感002 非共感000 SM3に対応したイージスシステムは世界でも米日しか保有していない。それなら米日以外のイージス艦は全て中途半端なイージス艦なのか? 共感002 非共感001 日本がSM3に対応しているイージス艦を保有しているからこんな記事がでるんだ。もし米国のみしか保有していないのであれば諦めがつくのに・・・