韓国の掲示板に「インドネシア、サーブと技術協力」というスレッドを紹介します。
インドネシア、サーブと技術協力
引用:http://bemil.chosun.com/
http://goo.gl/fmTFSA
>>>記事の翻訳
Saab signs technology collaboration agreements with Indonesia
Saab has signed collaborative agreements with Indonesian technology agencies as the Swedish defence and security group looks to enhance its footprint in the southeast Asian defence market.
The group confirmed to IHS Jane's on 3 September that it has recently signed co-operation accords with the Indonesian Institute of Technology (ITB) and the Agency for the Assessment and Application of Technology (BPPT).
Saab said its memorandum of understanding (MoU) with the ITB features collaboration across a range of science and technology areas including aeronautics, logistics, transportation, infrastructure, and urban development.
The MoU with the BPPT is focused on co-operation in defence technologies.
※一言で言うとサーブ社はインドネシアの防衛に対して技術協力をする契約にサインしたと書いてあります。
引用:http://www.janes.com/article/54020/saab-signs-technology-collaboration-agreements-with-indonesia
KFXに希望が見えないと韓国を突き放す発表をしてから、直ぐにサーブと手を握ると言い出しました。
※管理人捕捉:KFXへの参加中止を決めたのは9月7日で、サーブ社と調印したのは9月6日 確かに私が同じ立場だった場合、事業に進展はなく長期間に渡って事業の妥当性だけ検討していたので、インドネシアの立場からしてみれば愛想が尽きるのは当然です。
今回の決定はインドネシアが賢明な決断を下したと思います。
韓国は不正を働く売国奴を処断しなければ自主国防は千年万年待っても実現は難しいでしょう。
>>>管理人の解説
ざっと簡単に韓国とインドネシアとのKFX共同開発の経緯を説明しておきます。
そもそもKFX(韓国型次期戦闘機事業)自体は1997年に初めて話に出てきて、その後1999年に航空宇宙産業開発基本計画の軍用機開発計画に盛り込まれたのがKFX事業です。
当初から韓国単独で開発費用の負担するのを避けるために、インドネシアやトルコに協力を打診したというのは建前で、大まかに言うと計画当初は大韓民国の航空防衛産業「KAI」主導で、単発機で価格を抑えたF16の後継機を目指す形で計画はスタートし、明らかに輸出に比重をおいた内容でした。
なので開発資金の負担先を見つけると言うよりも、完成後の輸出先の確保(資金を少し出してもらい、ある程度の発注数を先に確定させておく)という側面がありました。
インドネシアは早々に共同開発に良い返事を出し、トルコも検討すると言い、計画は順調に進捗するかに見えました。しかし計画は大きく頓挫してしまいます。これが韓国人が言う「無駄な10年」と言うやつです。
では、なぜ頓挫したのかというと、計画を主導していた航空防衛産業「KAI」は、KF-16のライセンス生産、訓練機のKA-1の開発・生産、超音速訓練機T-50、TA-50の開発(?)・生産を行い自信と経験を積んだので、TA-50を元に発展させて、F-16程度の性能をもった単発機開発につなげる予定でした。
単発案
しかし空軍から横槍が入り、どうせ作るなら「F-18やユーロファイター程度の大きさの双発機がいい」と言い出し、KAIと意見が衝突しました。空軍の主張する双発機にすればコストが上昇し輸出に不利になるので、KAIとしては単発機案を譲る事ができません。
双発案
そして意見の平行線が続き、時間が経過していくと、どんどん要求が酷くなり「ある程度のステルス性能が欲しい」「アクティブ・フェーズド・アレイ(AESA)式のレーダーを搭載したい」と言い始め、もう手持ちの技術では開発不可能なレベルになり、外部から最新の技術を導入する必要が出てきたので、技術確保のメドが立つまで計画を進められなくなり、どんどん時間が過ぎていきます。
そしてようやくチャンスが巡ってきました。
F-35導入事業です。
韓国とって莫大な金額を支払ってF-35を購入するので、その見返りにKFX事業に必要な技術を頂いてしまおうと画策します。この話は皆さんも良くご存知なので省略します。
ようやく必要な技術にメドがつくだろうと勘違いした韓国さん。しかしこの時点でKFXは計画当初とは異なる、中型の双発機、セミステルス性能を有し(将来的にフルステルスへの対応も視野に)、AESA式のレーダーを搭載する、F-16程度の単発機から大きく目標が上がってしまったために開発費も上昇してしまい、インドネシアやトルコの開発費負担がどうしても必要になりました。
トルコは結局、独自開発へ進んだため振られましたが、インドネシアは開発費の負担に応じました。
しかしこの時点で、当初の計画から10年以上の月日が経過しており、その後の経過でKFX開発に協力してくれるはずの米国から、協力して開発した場合、KFXをイスラム国家であるインドネシアへ輸出するのはダメだとか、重要な技術の提供拒否を受けたりなど、前途多難な様子を見たインドネシアが遂にKFXを見捨ててしまったという話。
昨日お伝えしたように、インドネシアのKFX事業からの離脱話は外信のニュースからの情報しかなく、未だに韓国国内ではニュースになっていません。韓国の軍事板ではきっと発表のタイミングを図る為に情報統制をしてるのでは?と噂されています。
>>>韓国人のコメント
韓国人
現状況で見るときKFXは既に厳しい状況に追い込まれたと思います。いっそこの際、KFX事業を中止してサーブの協力を受けて計画を立て直したほうが賢明なのかもしれません。しかし過去にサーブからの協力案を蹴っているので・・・
韓国人 国産兵器を開発して使うのが自主国防ではないのか? またここで自主国防の夢を諦めるのか?
韓国人 インドネシアでも、あまりに長い間KFXに協力して時間を浪費してしまったことに批判が起こりそうですね・・・
韓国人 私たちと手を切ると言った途端、直ぐにサーブと手をつなぐのか・・・ インドネシアは水面下で韓国とサーブを天秤にかけていたんじゃないのか? 韓国人 もう一度話し合い、インドネシアとサーブ社と協力して、KFXがF5やF16の後継機に相応しいベストセラー戦闘機になれたら良いと思います。 韓国人 本当に憂鬱だ・・・ KFXにかなり期待していたので、この結果に失望している・・・
韓国人 F-35を買ってあげるのに米国は技術移転を許さないし、インドネシアへの輸出にも文句を言ってきて、結局パートナーであるインドネシアが計画から離脱してしまった・・・ 米国は端からこの計画を潰すつもりだったのではなかったのか? もしそうならF-35の購入を取りやめなければならない。 韓国人 フランスの協力を断り、サーブの協力を断り、ひたすら米国を信じていたのに・・・ 米国のせいで計画は台無しだ・・・ 韓国人 もう戦闘機は輸入でいいじゃないか。今後はミサイルや電子装置の開発に予算と人材をオールインしよう
韓国人 イスラエルのようにレーダーやミサイルのような部品産業を育てる方法しかありません。
韓国人 結局、2004年にブラジルが私たちと一緒に戦闘機を作ろうといってきた時に、ブラジルと共に開発をしていたら・・・ 韓国人
戦闘機の開発は韓国には早すぎたんだ。訓練機のように先端兵器でもない場合は、各国の技術協力を受けて何とか完成させることができるが、同じ方式で他国の技術で最先端の一級品の戦闘機開発が上手く行くわけがない。
即戦力を得ようとするなら具体的な形すら纏まっていない韓国は論外だし、インドネシアも韓国には不信感を多々抱いているのだろうな