朴槿恵が国連で消化したスケジュールと国連総会で行った基調演説の全文に目を通したホル韓管理人の感想。
写真引用:聯合ニュース
朴大統領「セマウル運動、途上国の開発効用最大化」
引用:ネイバーニュース/NEWS1
http://bemil.chosun.com/nbrd/bbs/view.html?b_bbs_id=10040&pn=1&num=81384
>>>記事の翻訳
朴槿恵大統領は28日国連(UN)総会基調演説でセマウル運動に対して「開発途上国の開発協力の効用を最大化することができる」と強調した。
朴大統領はこの日昼(現地時間)米国のニューヨークで開かれた第70次国連総会で、韓国語で行った基調演説を通じて「セマウル運動は競争とインセンティブを通じて自信と自立意識を呼び覚まして地域社会の自立基盤を作る」としてこのように明らかにした。
朴大統領は「セマウル運動が開発途上国の「新しい農村開発パラダイム」で発展することができるように、このような努力をより一層拡大していくだろう」と話した。
また、韓国経済発展の原動力に教育を上げて「教育は個人の成長と国家発展を成し遂げる持続可能な開発の核心課題」として「韓国はユネスコ(UNESCO)とともに世界市民への教育拡散のために継続して努力するだろう」と約束した。
合わせて国連開発首脳会議基調演説で明らかにした通り、今後5年間に2億ドル規模の開発途上国支援事業である「少女のためのより良い人生」構想に対しても紹介した。
今回の国連開発首脳会議で採択された「2030持続可能開発議題」に対しては「誰も疎外されないより良い世の中を作り出す歴史的道しるべになること」としながら「地球村のあちこちで第2、第3の奇跡を起こす重要な試金石になるだろう」と評価した。
パク大統領はこの日演説で国連創設70周年を迎えたことに、お祝いの意を伝えられ光復70周年と分断70年をむかえる韓国との連帯感を強調した。
その一方で「国連と国際社会のこのような努力にもかかわらず、今人類は世界の随所で同時多発的な挑戦に直面している」として極端主義武装団体イスラム国家および。これによる難民問題などを言及した後「強い国連を作成し、新しい多国間主義の旗を高く掲げて、自由と人権、定義、法の支配が基づく人間尊重の価値を実現させていかなければならない」と訴えた。
>>>管理人捕捉
今回、朴槿恵が国連で消化したスケジュールと国連総会で行った基調演説の全文(上の記事は全文ではないですよ)に目を通した感想。
もう完全に「潘事務総長と朴大統領が協力して「セマウル運動」絶賛しまくる」の一言につきます。あと目につくのは朴大統領は25日、NYに到着直後から潘事務総長にべったりです。
25日 潘事務総長公邸で夕食
26日 国連開発サミット基調講演で2人とも「セマウル運動」絶賛
26日 セマウル運動ハイレベル特別行事に2人揃って出席し「セマウル運動」絶賛
26日 グローバル教育優先構想(GEFI)会議には総長夫人と一緒に出席
27日 気候変動主要国首脳昼食会
28日 国連総会基調講演で「セマウル運動」絶賛
■特に象徴的なシーンがこれ。(セマウル運動ハイレベル特別行事)
潘総長は「韓国人の一人として国連史上初めてセマウル運動が会員国に導入されて実行されたことに感銘を受けた」として「朴大統領の努力でセマウル運動を開発途上国に紹介して共有できている」と付け足した。
特に潘総長はセマウル運動と関連した個人経験談まで紹介して「マンハッタンの中心でセマウル運動が進行している」「アフリカとアジア地域で火山活動のようにセマウル運動が広がっている」と言及した。
潘総長演説が終わるとすぐにパク大統領はパッと笑って大きく拍手し、隣の席に座っていたパン総長に向かって「感謝する」という挨拶を伝えた。
引用:http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=shm&sid1=100&oid=001&aid=0007882920
もう国連という舞台を利用して潘事務総長と朴大統領が共謀した自画自賛演出がふんだんに盛り込まれすぎてドン引きです。こんなことをNY到着直後からずーっとやってるんだから、もう国連の私物化ならぬ、国連の韓国化ですね。
さらに今回の国連総会の基調演説でも「セマウル運動」「セマウル運動」!!!(笑)
※朴大統領の国連総会基調演説から抜粋
三日前、開発首脳会議で採択された「2030持続可能な開発議題」は誰も疎外されないより良い世の中を作り出す歴史的道しるべになるでしょう。
わずか半世紀前、韓国は世界で最も貧しい国の中の一つだったが、もう世界10位圏の経済規模を持つ国になりました。そしてこのような「漢江の奇跡」を成し遂げる過程で、国連をはじめとする国際社会の支援と開発協力が大きい力になりました。
そのような側面で私は「2030持続可能な開発議題」が地球村あちこちで第2、第3の奇跡を起こす重要な踏み石になると期待しています。
この開発議題履行に核心の役割を担当する国連経済社会理事会の議長国として韓国は、開発目標達成のために積極的に寄与するでしょう。
その過程で韓国は私たちの開発経験とノウハウを国際社会と積極的に共有していきます。韓国は飛躍的な発展の踏み台になったセマウル運動の経験を開発途上国に分けていきます。
セマウル運動は競争とインセンティブを通じて自信と自立意識を呼び覚まして、住民の参加の地域社会に自立基盤を作るという点で開発途上国開発協力の効用を最大化することができると考えます。
二日前、私たちはUNDP、OECDとともにセマウル運動特別行事を行って、開発途上国の貧困退治と革新的地域共同体建設に協力して行くことにしました。
セマウル運動が開発途上国の「新しい農村開発パラダイム」に発展することができるように、このような努力をより一層拡大していくでしょう。
ここまで潘事務総長と朴大統領がべったり&セマウル運動をするのは、韓国の世論調査で次期大統領候補に誰が相応しいかという質問で潘事務総長が21%と圧倒的1位を占めており、与党セヌリ党代表(14%)や、野党の新政治連合代表(10%)は太刀打ち出来ていません。そこで朴大統領と潘事務総長の連帯を演出することで、潘事務総長=セヌリ党と思わせ支持率アップを狙っているとも言われています。
最後に、朴槿恵大統領の基調演説には、若干日本を意識した内容もありましたが、まぁその辺は日本のメディアが扱ってくれると思うので、ホル韓ではスルーしておきます。
無能な国連事務総長が大統領になったからといって急に有能になるわけでもないですし