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ロッキード社「韓国のKF-16改修仕様は最新のV型仕様に」⇒ それは嬉しいけど、要求額は超過したまま… by 韓国の反応
韓国の掲示板に「ロッキード・マーチンが明らかにしたKF-16改修計画」というスレッドを紹介します。
ロッキード・マーチンが明らかにしたKF-16改修計画
引用：http://bemil.chosun.com/
http://goo.gl/kDMOQT
引用：http://bemil.chosun.com/
http://goo.gl/kDMOQT
>>>記事の翻訳
https://www.flightglobal.com/news/articles/adex-lockheed-sees-kf-16-upgrade-deal-as-imminent-418061/
ADEXでフライトグローバルのインタビューに答えたランディ・ハワード氏によれば、KF-16のアップグレードと関連して、SABRレーダー、新しいアビオニクスと武装を装備することに対して、韓国と米国政府間で協議がなされているといいます。
協議が完了すれば、すでに米国にあるC型1機とD型1機に対するV仕様への改修が米国で行われて、残りの132機の改良作業は韓国で行われると言います。
ADEXでフライトグローバルのインタビューに答えたランディ・ハワード氏によれば、KF-16のアップグレードと関連して、SABRレーダー、新しいアビオニクスと武装を装備することに対して、韓国と米国政府間で協議がなされているといいます。
協議が完了すれば、すでに米国にあるC型1機とD型1機に対するV仕様への改修が米国で行われて、残りの132機の改良作業は韓国で行われると言います。
管理人捕捉：少しだけ上記の内容を捕捉しておきます。
現在、韓国で開催中のソウル国際航空宇宙・防衛展示会2015に参加するために訪韓中のロッキード・マーチン社幹部、ランディ･ハワード氏が2.7億ドルの予算で、米国でBAE社によって改修予定だったF-16（KF-16）C1機、F-16（KF-16）D1機を、F-16V仕様へ改修を行い、改修した性能を確認出来次第、残りのF-16（KF-16）C/Dの改修を韓国で行うと言うもの。
※F-16C/Dは完成品の輸入機でKF-16C/D機は韓国でのライセンス生産機のこと。
V仕様とは、F-16E/F（アラブ首長国連邦から30億ドルの開発資金提供を受けて開発された、最強のF-16と言われる機体で、あまりに大幅な改造＆コンフォーマルタンクの装着で見た目も従来のF-16とは異なる印象）と同等の性能を得られると言う、F-16近代化改修型の一つ。
※V仕様機の実機がないためなんと言えませんが、海外ではF-16V仕様機（台湾バージョン）は先進的だが、あくまでF-16最強バージョンは現時点でF-16E/Fだとも言っています。
wikiなどではV仕様には、ノースロップ・グラマン社製のAN/APG-80レーダーへの換装が含まれており、AN/APG-80は韓国待望のAESAレーダー。多分性能は現在装備しているAPG-68（V）9よりもかなり良い。
ただAN/APG-80は、米軍も一度は発注したが全てキャンセル。現在のところアラブ首長国連邦のみが採用。
しかし現在、F-16改修用レーダーには、より安価なAN/APG-83が選ばれているので、韓国仕様もこのAN/APG-83が選択される可能性が高い。AN/APG-83は安価な割にAN/APG-81（F-35が搭載するレーダー）に近い性能があると言われいる。
AN/APG-83も、米軍が一度発注したが、これまた全てキャンセル。現在のところ台湾とトルコ（?）のみが採用。
なんとなく非常にモンキーモデル臭いぞ（あくまで予想）www
現在、韓国で開催中のソウル国際航空宇宙・防衛展示会2015に参加するために訪韓中のロッキード・マーチン社幹部、ランディ･ハワード氏が2.7億ドルの予算で、米国でBAE社によって改修予定だったF-16（KF-16）C1機、F-16（KF-16）D1機を、F-16V仕様へ改修を行い、改修した性能を確認出来次第、残りのF-16（KF-16）C/Dの改修を韓国で行うと言うもの。
※F-16C/Dは完成品の輸入機でKF-16C/D機は韓国でのライセンス生産機のこと。
V仕様とは、F-16E/F（アラブ首長国連邦から30億ドルの開発資金提供を受けて開発された、最強のF-16と言われる機体で、あまりに大幅な改造＆コンフォーマルタンクの装着で見た目も従来のF-16とは異なる印象）と同等の性能を得られると言う、F-16近代化改修型の一つ。
※V仕様機の実機がないためなんと言えませんが、海外ではF-16V仕様機（台湾バージョン）は先進的だが、あくまでF-16最強バージョンは現時点でF-16E/Fだとも言っています。
wikiなどではV仕様には、ノースロップ・グラマン社製のAN/APG-80レーダーへの換装が含まれており、AN/APG-80は韓国待望のAESAレーダー。多分性能は現在装備しているAPG-68（V）9よりもかなり良い。
ただAN/APG-80は、米軍も一度は発注したが全てキャンセル。現在のところアラブ首長国連邦のみが採用。
しかし現在、F-16改修用レーダーには、より安価なAN/APG-83が選ばれているので、韓国仕様もこのAN/APG-83が選択される可能性が高い。AN/APG-83は安価な割にAN/APG-81（F-35が搭載するレーダー）に近い性能があると言われいる。
AN/APG-83も、米軍が一度発注したが、これまた全てキャンセル。現在のところ台湾とトルコ（?）のみが採用。
なんとなく非常にモンキーモデル臭いぞ（あくまで予想）www
ついでの裏話：
韓国はF-16の改修計画と引き換えに、得意の「技術移転」を求めていました。この事業にはBAE社とロッキード社が名乗りを上げていて、韓国はこの事業への参加条件として「AESAレーダーの技術移転」を要求しました。
BAE社はレイセオン社製（多分AN/APG-79 ホーネット用）AESAレーダーに換装し価格も安く技術移転OK、ロ社はノースロップ・グラマン社製（多分AN/APG-83）AESAレーダーに換装し価格も高く技術移転NOでした。そのためBAE社が提案した案を採用しましたが、ご存知の通りBAE社案はご破産になって、ロ社案を採用したので「AESAレーダーの技術移転」は無くなったと見ていいでしょう。
因みBAE社案を採用していた頃の韓国さんのwikipedia曰く、
「BAE社案のレイセオン社製AESAレーダーへの換装は、数量、整備の問題で、米空軍と同じレーダーを使用しない韓国空軍にとってあまり良い選択に見える。
しかし2015年、米空軍のF-16用アップグレード事業予算が削減されて、中華民国とトルコが選定したAN/APG-83の方が、むしろ毒（あまり良くない選択）になる可能性が高い」
これは米空軍も採用するという勝ち組のAN/APG-83と言う選択肢が、米空軍キャンセルという事態を受けて少数派になり、レイセオン社製のAN/APG-79レーダーを採用した韓国の方が結果的に良かったという意味。
AN/APG-83はレイセオン社製のAN/APG-79レーダーに比べて、高価ですが米空軍が採用するので保守パーツの流通やソフトウェアのアップグレードの面で有利という側面が消え、ただ高いモデルを選択しただけと言いたいのでしょう。
しかし結果的に、あざ笑った少数派「AN/APG-83」への換装に着地した韓国。
韓国はF-16の改修計画と引き換えに、得意の「技術移転」を求めていました。この事業にはBAE社とロッキード社が名乗りを上げていて、韓国はこの事業への参加条件として「AESAレーダーの技術移転」を要求しました。
BAE社はレイセオン社製（多分AN/APG-79 ホーネット用）AESAレーダーに換装し価格も安く技術移転OK、ロ社はノースロップ・グラマン社製（多分AN/APG-83）AESAレーダーに換装し価格も高く技術移転NOでした。そのためBAE社が提案した案を採用しましたが、ご存知の通りBAE社案はご破産になって、ロ社案を採用したので「AESAレーダーの技術移転」は無くなったと見ていいでしょう。
因みBAE社案を採用していた頃の韓国さんのwikipedia曰く、
「BAE社案のレイセオン社製AESAレーダーへの換装は、数量、整備の問題で、米空軍と同じレーダーを使用しない韓国空軍にとってあまり良い選択に見える。
しかし2015年、米空軍のF-16用アップグレード事業予算が削減されて、中華民国とトルコが選定したAN/APG-83の方が、むしろ毒（あまり良くない選択）になる可能性が高い」
これは米空軍も採用するという勝ち組のAN/APG-83と言う選択肢が、米空軍キャンセルという事態を受けて少数派になり、レイセオン社製のAN/APG-79レーダーを採用した韓国の方が結果的に良かったという意味。
AN/APG-83はレイセオン社製のAN/APG-79レーダーに比べて、高価ですが米空軍が採用するので保守パーツの流通やソフトウェアのアップグレードの面で有利という側面が消え、ただ高いモデルを選択しただけと言いたいのでしょう。
しかし結果的に、あざ笑った少数派「AN/APG-83」への換装に着地した韓国。
>>>韓国人のコメント
韓国人
F-16Vは最新型らしいので、本当にそれに値するアップグレードが行われると良いですね。
F-16Vは最新型らしいので、本当にそれに値するアップグレードが行われると良いですね。
韓国人
BAEシステムズに行った私たちKF-16戦闘機2機はどうなったんですか? 米国にあるC型1機とD型1機がそうですか?
韓国人
When the deal is signed off, Lockheed will upgrde two South Korean KF-16s – one single seat C model and one twin-seat D model – to its F-16V configuration.
The two aircraft are already in storage in the US. The two fighters were originally flown to the US in support of a collapsed bid by BAE Systems to upgrade South Korea’s KF-16 fleet, which is now subject to litigation in the US.
記事の内容では、まだBAEとの訴訟が進行中であり、 計画ではこの2機を米国でV仕様に改造するらしいです。
韓国人
事業が早く進行されたらと思います。国内で改良作業が行える点は嬉しいですね。
韓国人
価格が3兆を越えるのか? 27億ドルならばBAEよりも高くないか?
韓国人
事業予算がは1兆7千億であり、米国とBAEが要求した価格は2兆6千億ウォンでした。
韓国人
BAEが要求した8000億ウォンもの増加分よりも、さらに米国に4000億ウォンも余計に支払ってアップグレードするのか･･･ 性能が落ちるのになぜ4000億ウォンも、余計に必要なのか??? これは本当に大きな問題だよ･･･
韓国人
FXもボーイング社のF-15SEから、ロッキード社のF-35に変更になり、KF-16のアップグレード事業もBAE社からロッキード社に変更になり･･･ 本当に全てロッキード社が独占･･･ それなのに技術すら貰えないなんて･･･
韓国人
韓国はロッキード社から何か貰っているのか? F-35、S-3、K-16･･･ 技術ももらえず、ただ高いだけで･･･
韓国人
1機あたり227億ウォンですか? 新しく購入するわけでもなく、なぜこんなに高価なのか?
韓国人
BAEが要求した増額分よりも、さらに多くの予算を要求するならば多分、政治的な責任を要求する声が高まるでしょう。もちろん現政権では難しいかもしれませんが、今後の政権が必ず追求するでしょう。
BAEが要求した増額分よりも、さらに多くの予算を要求するならば多分、政治的な責任を要求する声が高まるでしょう。もちろん現政権では難しいかもしれませんが、今後の政権が必ず追求するでしょう。
韓国人
BAEを優先事業者の地位から下ろしたのは、予算超過が原因なのに、代わりに事業を行うロッキード社の要求額がBAE社の要求額よりも多い場合、これはもう異常だよ。韓国がお客で、予算は1兆7千億ウォンだと言っているのに、その金額に合わせようともしないで予算増額を求めるなんて正常な取引では考えられない。
韓国人
確か国産のAESAレーダーがもうすぐ開発できるとニュースになっていたが、どうしてこんな高価な代金を払ってでも外国製に拘るのか? 国産のAESAレーダーは性能が悪いのか?
韓国人
冷静に考えれば、BAE社が初めから無理な価格を提示して入札に勝利したあとで、追加費用の要求を目論んでいたと見なければなりません。そうなると韓国が要求する性能を1兆7千億ウォンで実現させようという事自体に無理があるのかもしれません。ただしBAE社に対しては不当なダンピング受注をしたことに対する責任を問う必要があります。
コメント
-
217745 | 2015/10/23(金) 00:33:22 | URL |私は除鮮に参加します #-おお、解説、わっかりやすーい
すっきり整理されました
追加しておくと、台湾F-16の改修はFMSなので米国内機体の改修に準ずるものとなってるはず。
そして当初は最新のE/F使用に改修される予定でしたが、F-35導入が間近なため、そんなに予算かけなくてもイイベ、とダウングレードされました。
管理人さんの言うところの『モンキー仕様』かな？
とにかく韓国人はまずBAEが何故、追加予算を求めてきたのか（おそらく不良整備が多すぎて、まずは修理から始めなければならないから、という理由）、次に追加予算を請求できる契約になっていたのかを確認してからグダグダ文句をたれないとね。
どうせKFX事業と同じで、契約書に謳ってあるんでしょう。
そして一旦は蹴り飛ばしたLM社に、頭を下げてやっぱりお願いするんだから、高くなるのもしかたがない。
しかし、傍から見てると、無茶苦茶見苦しいね。
家電量販店で、まけてーな！まけてーな！と大声で騒いでる関西弁のおっさんより見苦しい。 -
217820 | 2015/10/23(金) 10:04:19 | URL |私は除鮮に参加します #-BAEの案はAN/APG-79では無く、F-16のアップグレード用のAN/APG-80だったと思います。（正確にはBAEが統合する、レーダーはレイセオン）
根拠は台湾のF-16のアップグレードでAN/APG-83はF-35ベースなので、
新たに議会の輸出承認を崇徳する必要が無い。
BAEのアップグレードが２年遅延して価格が高騰した、遅延した理由は新しいAESAレーダーの議会承認に2年が必要だった
っていうアメリカ・メディアの「英語」ニュース
贅沢を言わなければ、つまり、中進国向けのF-16のアップグレードで満足(我慢）するなら、安くできる。
世界中に大量にあるF-16のアップグレードは各社（ロッキード、BAE、イスラエル、レーダーのレイセオン、グラマン、イスラエルなど）がビッグ・ビジネスと考えているから。
贅沢なレーダーとか、最新のミサイルの搭載（兵装＋アビオの改修）とかを盛ったら、価格も盛られると思う。
ボーイングはF-16を改修して作成するQF-16（無人標的機）の方をやっていて、現在は初期・少量量産ロットを出荷中（試作機は6機作った）
武器を買ってあげてるという認識
正しくは
アメリカが武器を売ってくれる
アメリカとしては売らなくたってok