国が発展すると海軍の規模が大きくなり、国が衰えると海軍が最初に没落するとよくいわれるが、それもあながち間違いではないようだ。
日本語版:中・日と対峙する韓国、生存懸けて原潜建造計画を推進せよ
韓国語版:釜山沖で考えた場合の生存の一撃
引用:朝鮮日報
http://goo.gl/3A1AYU
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10月23日、釜山の韓国海軍作戦司令部で駆逐艦「崔瑩(チェ・ヨン)」(4500トン)に乗船した。アデン湾での人質救出作戦の際に主力として活躍したのがこの崔瑩だ。内部を見せてもらうと思っていた以上に規模が大きく、駆逐艦とは思えないほど整理が行き届いていた。
韓国は長い間米国海軍が使用しなくなった駆逐艦などに塗装を施して使ってきたが、自分たちで艦船を建造して使用するようになったのはまだごく最近のことだ。当時の乗組員たちは船内に水が十分になかったため、シャワーを浴びることもできなかったという。
国が発展すると海軍の規模が大きくなり、国が衰えると海軍が最初に没落するとよくいわれるが、それもあながち間違いではないようだ。
沖合に出ると輸送・揚陸艦「独島」(1万4500トン)が近づいてきた。全長200メートル近い飛行甲板の上では2300人以上の人たちがこちらに向かって手を振っていた。崔瑩に乗船していた一般人や各国の海軍関係者らも手を振った。それを見た直後、なぜか分からないが感情が高まった。
遠い海の方に目をやった。その後もイージス艦、駆逐艦、新型護衛艦、上陸艦、機雷敷設艦、護衛艦、哨戒艦、誘導弾高速艦、高速艇の順に近づいてきた。各艦艇で一列に並んだ乗組員に敬礼の命令を下していたのはほとんどが女性だった。対潜哨戒機や対潜ヘリも上空を飛来し、1800トン級、1200トン級の潜水艦が後に続いた。
防衛産業汚職で信頼を失ったとはいえ、韓国軍全体に問題があるわけではないだろう。海軍創設70周年を記念して行われたこの観艦式で目の当たりにした海軍の姿は、20年前の1990年代中頃に政府が設定した目標にほぼ到達したようだ。
当時、韓国政府が独島に接岸施設を建設しようとしたところ、日本が激しく反発し、東海に緊張が走った。
政府は日本に比べて海軍力が劣っていることに危機感を持ち、12兆ウォン以上の予算を投じて海軍力の整備を決めた。その結実が今の海軍だ。韓国国内における政治のリーダーシップのなさには時にあきれ返ることもあるが、本当にやるべきときには賢明な判断を下してきたことも事実だ。
偶然にも韓国海軍が観艦式を行った数日前、日本の海上自衛隊も観艦式を行っていた。海自は質的には米国に次ぐ世界第2位と評価されている。今年の海自の観艦式には韓国からも駆逐艦が参加したが、現地に行った海軍関係者の話によると、海自の偉容もかなりのものだったという。
日本は国民全体が海軍に大きな関心を寄せていることもあり、観艦式の参加チケットは一時8万円近い高値で取引されていたという。
その日本が少しずつその野蛮な姿、いわば日本人本来のものかもしれない姿を示し始めている。必然かどうか分からないが、われわれの命綱である南シナ海でも尋常でない雰囲気が漂い始めている。
夕日を背に港に戻る際、今までわれわれはどうやって生き残ってこられたのか考えた。われわれの力だけでは不可能だったことは誰もが知っているが、これから30年後、今の米国が今のままの米国であり、中国がわれわれの希望する中国となり、日本が今の安倍政権以前の日本に戻るか考えたときに「そうなる」と誰が自信を持って言えるだろうか。
韓国のある外交官が記者に語った話によると、個人的に親しい米国のある海軍幹部の話が今も忘れられないという。
それは「韓国は潜水艦に投資すべきだ」というものだった。われわれが置かれた状況をよく知るその米国人の言葉には、あまりにも明確な真実が込められていた。韓国は互いに激しい駆け引きをしている世界の4大強国に挟まれている。
北朝鮮は核兵器による危険な火遊びに没頭している。それらの国々に挟まれた韓国は、国として必要なときに相手に「一撃」を加えることができなければ、ある日突然何をされるか分からない。しかし中国のGDPは韓国の10倍近くに膨れ上がり、日本もほぼ4倍だ。これは軍拡競争などほとんどできないほどの差だ。
米国の海軍関係者のアドバイスは、どうすれば韓国がこの一撃の手段を持ち、最低限の抑止力を維持できるかに対する答えだ。韓国は潜水艦に投資しなければならないのだ。
圧倒的な力を持つ米国海軍も、敵の潜水艦を探し出すのは至難の業だ。敵国の心臓部に一撃を加え、海上ルートを遮断できる潜水艦が海底のどこに待機しているか分からないとなれば、これはそれ以外の武器とは次元の違う抑止力を発揮することになる。
核兵器を保有できない韓国としては、これ以上の非対称戦力もないだろう。もちろん潜水艦戦力全体の規模で見れば中国や日本に対抗できないとしても、潜水艦を持つことによる抑止力が失われるわけではない。比較的小さい国として持ち得る最善の策だ。
ただ問題は、潜水艦が国として相手に一撃を加えるには、ただの潜水艦ではなく原子力潜水艦を持たねばならないという事実だ。
現在、われわれが保有するディーゼル潜水艦と原子力潜水艦の力の差は比較にならないほど大きい。ちなみに米国と英国が保有する潜水艦は全て原子力だ。
日本は1960年代に原子力船の実験を開始し、最近は海中での原子炉稼働実験まで行ったという。原子炉を動力とする原潜はそれだけでは核兵器とは関係ないが、米国などは原子力燃料を統制する方法で原潜の拡散を阻止している。大国の専有物にするのがその目的だ。
強い意志さえあればいつか道は開かれる。
原潜保有は中国と日本の間で生きていくしかない韓国の生存そのものに直結する問題だ。1990年代から始まった第1次海軍計画がすでに目標に到達したとすれば、次は今後30年を見据えた第2次原子力潜水艦建造計画を進めていかねばならない。
「一撃」を加えられなければ国ではないという言葉は、国民の誰もが常に心に刻んでおかねばならない。
>>>管理人補足
これは韓国メディアが国内向けに書いているだけなら「ご自由に」と思うのですが、この記事を日本語に訳して日本人向けに公開しているので、揚げ足をとってみようと思います。
その日本が少しずつその野蛮な姿、いわば日本人本来のものかもしれない姿を示し始めている。
この一文の具体的な説明を是非(笑)
韓国が原子力潜水艦の保有を目指すことは「一撃を加えられる国」になることで、日本が軍備を整えると「野蛮な姿」なのか? 過去の歴史を元に感情論で言っているのは分かりますが、韓国の代表的なメディアが根拠もなく、こういった偏差的な言い方をするのはいかがなものかと・・・
それよりも「国として相手に一撃を加える手段もつ為に原子力潜水艦の保有を目指す」という方が、野蛮に感じますが?
韓国は自身が後進国、とりわけ紛争やテロの頻度の高い国(中東など)への武器輸出(小銃など個人火器程度ですが)をどんどん行っておきながら、日本が紛争地などを避けて、インド(US-2)やオーストラリア(潜水艦)など国へ兵器を販売しようとしていることを「死の商人」だと批判しますが、無差別な攻撃に使用されることを避ける配慮をおこなっている日本と、売れれば、金になれば、売った後にどのような使われ方をしても見ぬふりをする韓国、どちらが「死の商人」に近いのでしょうか?
※所詮、武器を売るとと言う意味では一緒ですけどね。
最後に
国が発展すると海軍の規模が大きくなり、国が衰えると海軍が最初に没落するとよくいわれるが、それもあながち間違いではないようだ。
ど、ドイツは?(笑)
>>>韓国人のコメント
共感154 非共感011
ヤン・サンフン論説主幹さんが勇敢な発言をした。私たちは原子力潜水艦を持たなければならない。つまり開発しなければならない。北朝鮮がなぜ大声で叫ぶのか? それは核を持ったからである。私たちも核を持てば、巨大な中国と日本の間でも生存することができる。しかし米国が核開発を邪魔する。しかし日本には許可する。米国は北朝鮮と日本には核開発を容認して韓国の場合にだけ邪魔をする「。私たちは、米国を無視してでも核を開発しなければならない。
共感113 非共感001 本当に適切な指摘です。本コラムは、国の政策に反映する価値が十分にある。口先だけの政府や国会の政策よりも最優先に位置づけなければならないものと考えられる。探してみると大国と対決する案は多い。国の力をいくつかの戦略兵器に優先して集中しなければならないだろう。原子力潜水艦と最強の戦闘機に!!!
共感025 非共感024 いくつかの主張は正しいと思う。記者の主張とは異なり、安倍首相は世界という大局を見ての決断だ。中国の軍事大国化で、北東アジア、東南アジアなどで力のバランスが崩れるのを、日米同盟の強化と、オーストラリア・アセアンと協力して、これを防いでいる。彼は本当に賢明な方だよ。中国よりに思考が汚染された韓国から見れば記者の言葉が正しいかもしれないが、世界の国々の立場では、安倍首相が正しい判断をしていると言うだろう。 共感023 非共感000時代の亀甲船というわけか・・・ 共感045 非共感001 第2次大戦時のイギリス首相だったチャーチルが自分の戦争期間中、本当に恐れていたのは、ドイツの爆撃機によるロンドン空襲よりも潜水艦による海上封鎖だったと終戦後に語っていた。現代に入ってから潜水艦は、ミサイルを搭載して隠密打撃能力がより一層強化されています。
共感108 非共感001 非常に適切な指摘です。周辺4強との軍備競争より、戦略的に一撃を与えることができる潜水艦を増強しなければならない。
共感018 非共感000 周辺強大国に挟まれた半島は事実、常に侵略の対象です。ただし現在は、米国という超大国と同盟関係だから安全保障の恩恵を受けています。もし米国が超大国の地位を失った場合、韓半島はどうなるかを考えると絶望的です。国力をいくら成長させても、中ロより優位になることがない場合は、生きる道は精神武装と民族団結だけです。 共感030 非共感000 韓国は原子力潜水艦にオールインしなければならない
共感027 非共感000 70年ほど前、日本がハワイで、空母や戦闘機を出撃させていたとき、我々は牛車だった・・・ その時代に比べれば、今では駆逐艦や潜水艦建造など、より多くのことを成し遂げました。あまり否定的に見ないで誇りに思ってもいいだろう。 共感006 非共感000 最も激務に苦しむが潜水艦の勤務なのに、処遇は劣悪で、進級においても冷遇を受けるのが現実・・・
共感019 非共感000 韓国には世界最高の造船産業がある。ぜひ韓国は原子力潜水艦を作りましょう!!!
共感022 非共感000
手段を選ばず、私たちが生きるために原潜を6隻程度保有する必要があると思われる
共感028 非共感000 最近の朝鮮日報のコラムの中で最高です!!!! 原潜そして長期的には核武装をする必要があります。 共感033 非共感001 韓国は常に貧困と劣勢にあったが、いつも一発がある国でした。壬辰倭乱の時には亀甲船があった。今は潜水艦で勝負する時ですね。海軍が発展すれば国が発展する。この話は本当で、先進国の海軍力を比較してみると、正しい言葉のようです。 共感030 非共感001 「潜水艦に投資しなさい」と言うが、初期にディーゼル潜水艦開発のため、米国へ共同開発と技術移転を提案したが断られ、ドイツと共同開発をした。 共感045 非共感001 すべての力は銃口から出てくる。本当に無条件で良い意見です。
北も南も核武装さえすれば全てokて考えているから。