韓国の掲示板に「F-15の改良型 F-15 2040C」というスレッドを紹介します。
F-15の改良型F-15 2040C
引用:http://bemil.chosun.com/
http://goo.gl/krML7i
>>>記事の翻訳
F-15の改良型のF-15 2040C
・APG-63(V)3 AESAレーダー
・IRST
・新型電子戦システムEagle Passive / Active Warning Survivability System(EPAWSS)
・外部燃料タンク をコンフォーマル燃料タンクに交換
・ミサイル発射装置を改良して空対空ミサイルを8発から16発まで増加させる
※どのように16発化するかは、複数の選択肢が提示される
・機体寿命20000時間で寿命延長。
※これは米軍ではなく、ボーイングの計画です。
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>>>管理人補足
これは以前、ボーイング社が提案していた「F-15SE(サイレント・イーグル)」が不発だっため、大きく発想の転換をして、新しく提案してきたのがこの「F-15 2040C」という能力向上案。
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では、F-15SE(サイレント・イーグル)と、今回発表されたF-15 2040Cは、何が違うのか? 簡単に言うと・・・
F-15SEは、F-15のRCS(レーダー反射断面積)できる範囲で抑えて、プチステルス化を目指し、前線での制空任務での生存性を向上させると言う考え方の改修案
F-15 2040Cは、もうRCS(レーダー反射断面積)とかステルス性とかはバッサリ捨てて、重武装化と言うかミサイルキャリアー(ミサイルを運ぶための機体と言う意味)化してしまうという改修案
ミサイルキャリアーと言えば、少し詳しい方ならベトナム戦争を連想されるんじゃないかと思います。
だた今回のF-15 2040Cの運用想定として、最前線で任務につくF-22とデーターを共有して、その後方に位置するF-15 2040Cからミサイルを大量に発射し敵を制圧すると言う発想みたいです。
地上戦で言えば、前線の戦車がF-22で、後方の火力支援(自走砲やMLRS)がF-15 2040Cと言う関係かな?
とにかく、米空軍はF-22を350機程度導入して、完全にF-15Cと交代させる予定だったのが、180機程度の生産で調達が打ち切りになったため、現在でもF-15Cを200機程度運用していますが、完全にリタイア寸前です。
F-35の調達が始まっているのですが、これはあくまでもF-16の更新用として調達するので本来、米軍でのF-16の主任務は対地攻撃です。F-35制空任務に使用できない訳はないのですが、F-35を制空任務に投入すれば、本来の対地任務に支障が出るので、米軍としてもF-15Cの後継機問題をどうするのかが問題になっているそうです。
今回のF-15 2040Cへ、F-15Cを改修するには、既に機体寿命がやばい所まで来ているので機体の補強から行わなければならず、F-15 2040Cへの改修費用と合わせると、余りにも高額過ぎるのがネックみたいです。
追記:
補足を書いた後に、気づいたのですが、F-15 2040Cの16発化とF-22とのデータ共有の部分を除けば、現在F-15Cに実施している近代化と共通(主にレーダーや電子装置の入れ替え)している項目が多いので、そこまで無理な内容でもない内容かも?
ただボーイング案は、空軍の制空戦闘における戦闘機の運用戦術にまで踏み込んだ内容なので、金額うんぬんの話ではないのかもしれません。
>>>韓国人のコメント
韓国人
ミサイル配達キャリアーだね。
韓国人 これは良いね、ミサイルを16発も搭載できる。 韓国人 私が好きな航空機の一つです。我が国もF-35とは関係なく、F-15を120機程度調達できれば良いのですが・・・ とても良い航空機にはまちいがありません。 骨董品の航空機だと悪口を言われることもありますが、長期間使われたということは、それだけ設計が上手だったと見なければならない。
韓国人 私たちにとっても注目すべき事業です。私たちのF-15Kも改良が必要なのできっと参考にすべきプランですね。 韓国人 F-15Kもこれ改良できればいいですね。 韓国人 レーダーの改良とミサイル発射装置の改良による16発化・・・ 本当に興味が惹かれます・・・
韓国人 ステルス時代でも、F-15が今後、果たすべき役割があることを確認したようですね。ボーイングも私たちも・・・ 韓国人 これこそ真の戦闘爆撃機だ
韓国人 F-35が導入されても、私たちのF-15Kは主力戦闘機として運用が続けられるのに、何の能力向上計画もないのか?
韓国人 F-35の導入キャンセルして、これを導入した方が良くないですか? 中国や日本相手になら十分だと思う。 韓国人 ミサイル16発のオプションは、米空軍から注文がまだありません。ただF-15のアップグレード計画に基づいて、初期分46機(C/D型17機、E型29機)のレーダー契約は行われました。EPAWSS(イーグル戦闘機生存性警報システム)もBAEと契約を結びました。
韓国人
あのように、対空ミサイルをたくさん搭載しても(レーダー反射断面積が最も大きいF-15)、先に発見されてロックオンされると無駄です。だから次世代機を望んでいるのではないでしょうか?
韓国人 F-15Cが5世代機を凌駕する戦闘力を備えるためには、F-35レーダー探知距離の500km外から、F-35を探知して、先に攻撃が可能な能力を備えれば、F-35はそれこそ「カモ」でしょうね。 ※これでいいですか? (TOPの写真を変更しました)