米国と中国の間に挟まれた韓国としては「沈黙が金」だ。
写真引用:中央日報
南シナ海事態には「沈黙が金」だ
引用:中央日報
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1940年代に太平洋戦争が終わって中国に共産党政府が樹立されながら米国の前には2つの差し迫った課題が置かれていた。
1つはソ連と中国を封じ込めること、もう1つは日本を経済的に復興させて米国の「アジア兵たん基地」にするということだった。トルーマンとアイゼンハワーの2つの行政府でディーン・アチソン、ジョン・フォスター・ダラス、ジョージ・ケナンらは米国を軸にして韓米、米日、米・台湾、米・フィリピン、米・タイとの安全保障条約と基地協定を扇の骨にする米国主導のアジア太平洋の新秩序を作り出した。
これら冷戦の十字軍戦士らが作った新秩序に力づけられて東アジア地域は過去70年間韓国とベトナムで2回の大きな戦争をしても安定の中で繁栄を享受してきた。
今、米国と中国が高度な神経戦を行っている南シナ海事態は、アチソンとダラスとケナンらが積み上げてきたアメリカ中心主義秩序に対する中国の正面挑戦だ。南中国の海域の大きさは韓半島の12倍を超え、隣接する国は台湾まで含めて7カ国だ。
この広い海域には250~3000の島、岩、珊瑚礁、砂浜、引き潮の際に現れる砂浜がそろっている。水深3000メートルの海底には石油とガスが開発を待っている。戦略的価値としては水深があまりにも深くて米国艦艇が中国の潜水艦を探知するのが難しい。
この海域が豊富な漁場であることは言うまでもなく、1年に5兆ドル以上の商品が通過する海上輸送路だ。韓国と日本が中東産油国で輸入する石油の90%以上がこの海域を通過する。
中国は80年代中盤、正確には85年に海軍の戦略を沿岸防衛から遠洋防御に切り替えた。中国は南シナ海をU字型で囲んだ9段線を引き、その中に入る島々、岩石、砂浜、珊瑚礁に対する領有権を主張しながら海を埋め立て、人工島を作り続ける。
そのようにして作った人工島を基準に12カイリ領有権を主張するとフィリピン・ベトナム・マレーシアが反発する。南シナ海の最も大きな2島、南沙諸島と西沙群島が特に紛争の焦点になっており、米国がフィリピンとベトナムを支援しながら中国を牽制する。
南シナ海紛争の性格は3つの次元だ。
経済的(海底資源)、戦略的、航行の自由だ。米国が韓国に対して南シナ海に関して大きく声を出せと圧迫するのは、恐らく戦略的理由からだ。韓国の立場としては領土紛争についてどちらか一方の肩を持つこともできず持ってもいけない。
米国と中国が現状維持と現状打破を争う戦略次元でも、介入する力もなく介入する境遇でもない。ハン国防長官が4日クアラルンプールで開かれた18カ国国防相会議で南シナ海の航行と飛行の自由が保障されなければならないと話すのが韓国が取る行動の上限線だ。米国がどんな圧力を加えても、それ以上は出て行ってはいけない。
中国は人工島を作り続けるだろう。人工島の上に軍用機が出られる滑走路を作る。米国は南シナ海に対する中国の独占的領有権の主張に反対し、国防長官がクアラルンプールの国防相会議に参加した後、マレーシアの領土である東部サバ州に行って垂直離着陸輸送機MV-22オスプレイに乗って南シナ海で作戦中の原子力空母 セオドア・ルーズベルトに搭乗したのは、中国に対するデモ以上に米国国内に向けたパフォーマンスだった。
中国は南シナ海を軍事的に利用しないと主張している。しかし中国が海の埋め立てで人工島を作り続ければ、米国政府は世論と議会の圧力を受けることになる。だから南シナ海の波が高くても米国と中国が偶発的でも物理的衝突をしないという見通しはあまりにも楽観的だ。
中国は9段線を引いて、それが何を意味するのかについては口を硬く閉ざしている。そのため米国と東南アジアのどの国も9断線について是非を論じることができない。
中国は9段線の中の南シナ海を掌握しては千島列島から日本の沖縄・台湾・北部のフィリピンとボルネオに達する第1列島線までの海域に対する米海軍艦艇の進入を遮断しようとするだろう。中国の遠洋防御の概念にともなう第1列島防衛を米国は座視することはできない。
中国が9段線をこえて第1列島線まで進出する時が最も危険だ。
中国は東南アジア諸国連合国家と南シナ海に関する行動規範を締結することも中途半端だ。習近平は西沙群島の領有権をめぐって対立するベトナムを訪問した。そうやって南シナ海は当分、米国と中国外交戦の舞台になるようだ。このような時、米国と中国の間に挟まれた韓国としては「沈黙が金」だ。
>>>韓国人のコメント
共感032 非共感008
沈黙が金ということは結局、中国の肩を持てと言ってるのも同じだ。何もしなければ中国は結局、その地域を軍事化させるでしょう。共産国家のDNAは偽りと策略が本質。習近平が優しい顔して隣国に接する時、その手にはナイフも握られている。我々は用心する必要がある。
共感017 非共感005 ハン長官が航行の自由化の原則を取り上げたのは、あまりにも当然の話で、既に立場を公式に表明した。今更後付で臆する理由もない。すでに中国は米国軍艦の人工島周辺への進入を防ぐことに失敗した。これは判定負けと見て良い。海軍力が米日に比べて劣勢である以上、領海進入で騒げば騒ぐほど、面子が傷つくだけだ。
まるで北朝鮮がNLLを無効しようと、自分たちが設定したチャネルを韓国が無視しても防ぐことないように。
今回の事件で、自分たちの海軍力がどのように影響を受けやすいかを痛感したものであり、米国が存在する限り韓国も安全である。韓国は自主独立国家であり、米国の機嫌や合わせる70〜80年代の後進国ではないので、今回の米中摩擦にも気を使う必要がない。 共感013 非共感011 我が国は米、中、ロ、日などの4大強国の中央に固定されて、これらの国が互いにクジラの戦いをしている。我々は絶対に一方だけの味方をしてはいけないと見ている。それに加え、我々には南北問題もある。非常に重要であり、危険な場所だ。だからこそ最高指導は絶妙な対外外交力が必要なんだ。
共感000 非共感000どちらが得なのか比較検討ばかりしていれば、結局は双方から捨てられ、その優柔不断さに付け込まれ、相手の言いなりになる格好は、弱者の愚かさから始まったペテンの結果である。日本をはじめとして、アジア諸国の中国非難は一貫している。
生半可な主義や主張が国を殺すように、現在の韓国政府は「中立」と言う錯覚に陥っていて非常に危険に見える。 共感023 非共感008 沈黙が金というのは、誰にでも当てはまる話ではない。米中に対する私たちのニーズに沈黙で対応するとどうなるか。韓国の沈黙は、血盟という米国にしてみれば気分が良くないだろう。もっと踏み込んで言えば韓国の沈黙は双方の信頼に傷を残すことになる。
双方のいいとこ取りを狙った国が最終的にどうなってきたのか、歴史の中から勉強をしてほしい。
記者の記事は、論理ではなく空想だ。力のない国が戦略を語るのは、米中露の立場から見れば笑い話に過ぎない。無意味な損得勘定を巡らすよりも、確実な立場表明をしなければならないと思う。 共感012 非共感002 済州島近海を中国に奪われてなければ気が付かないのか? 独島を日本に奪われなければ気が付かないのか? 北朝鮮をロシアや中国に奪われなければ気が付かないのか?
米国、日本、ロシア、中国、世界最強の軍事・経済・人口大国の真ん中に位置する韓半島にある韓国の未来の運命は? 早く韓半島の統一させできれば、少しは国力が増すのに・・・
共感045 非共感005 老人はその経験よりも、鈍った判断力の弊害の方が悪だ。
韓米同盟を無視すれば、私たちは中国に再び朝貢を捧げなければならない。黙っていれば、おそらく米軍は撤退するだろう。卑怯を一番嫌うんだ。記者は過去の卑怯な世界に長く安住していた老害でしかない。現在の我々はそのような日和見主義を必要とはしていない。 共感012 非共感000 米国もやはり韓日の独島領有権紛争に沈黙している。私たちとしては歴史的にも、対日戦勝国である米国の処置が薄情極まりなかったと感じているのに・・・
共感006 非共感002 このコラムを書いたキム・ヨンヒと言う人物が、どのように今まで生きてきたのかを端的に示すコラムだね。 共感000 非共感005 私たちは北朝鮮と日本のみ警戒して、それ以外には口を出すべきではない。
「こちらに側」としては一向に構わん
まぁ黙ってる=「あっち側」だがねw