一部では「屈辱」交渉という言葉まで出てきて、今回の合意を破棄しなければならないという意見も出ている。慰安婦被害者と、私たち国民の情緒を全く満たさない今回の交渉の結果を置いて、このような意見が出てくるのは、もはや当然の結果である。
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「私たちが望む日本」と「現実の日本」
引用:ネイバーニュース/SBS
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韓日慰安婦問題の交渉の後遺症が激しい。
日本からしっかりとした謝罪を受けることも出来なかったのに、慰安婦問題をこれ以上、取り上げないことにしたと言うのが話にならないということだ。
一部では「屈辱」交渉という言葉まで出てきて、今回の合意を破棄しなければならないという意見も出ている。慰安婦被害者と、私たち国民の情緒を全く満たさない今回の交渉の結果を置いて、このような意見が出てくるのは、もはや当然の結果である。
● ドイツと違った日本
私たちは普通、第二次世界大戦の戦犯国ドイツと日本を比較する。
第2次大戦の戦犯国として、多くのユダヤ人を虐殺し、ヨーロッパを戦争の惨禍に追いやったが、過去をきれいに清算して、絶えず謝罪するドイツ、なぜ日本はドイツのようにできないのだろうか?
日本がまだ正しい謝罪の道を歩けずにいるならば周辺国が叱ってでも、日本がまともに謝罪を行うようにして、正しい過去清算の道を歩ませるべきだと言うのが私たちの考えだ。私たちが描く、真の韓日友好の出発点は、まさにこういったものだ。
しかし「私たちが望む日本」が現実化される日が来るだろうか?
筆者は、ほとんど不可能に近いと見ている。日本の右傾化は、もはやは「変数」ではなく「定数」になった。保守的な安倍政権が変われば、日本が変わると思っていれば、それは間違いだ。
今の状況から見ると、安倍政権がどの程度、政権を務めるのか不明だが、今後、日本の野党が政権の座についても、日本の右傾化という全体的な流れは変わらない。
保守化されて、右傾化して、過去の過ちを認めることを知らず、米国との結託を通じて、世界に影響力を拡大しようとする日本、これは我々が認めようが認めまいが、今後継続して対面しなければならない「現実の日本」である。
●「韓日慰安婦の合意」と日本の現実
このような状況の韓日間に今回の慰安婦の合意が出てきた。慰安婦問題について、日本政府が責任を痛感して安倍首相が日本の内閣総理として謝罪し、日本政府の予算で慰安婦被害者支援のための財団を設立することにした。4ヶ月前の安倍談話で慰安婦問題について「戦時下に、多くの女性の尊厳と名誉が深い傷を負った過去」と云々ながら、どうでもよい話をしたことと比べると、かなりの進展である。
日本の専門家たちは、保守的な安倍から、この程度の言葉を引き出せたのは成果だと言う。韓日合意を通じて、右傾化している日本を少しでも制御する効果を収めたものである。
もちろん日本のこのような措置は、私たちが考えている基準からすれば、はるかに及ばない。日本に「真正性」があるか? 当然ない。「現実の日本」は、過去を謝罪することを知らない日本なのに真正性が含まれているはずがない。そのため自分たちの主張が後退したように映る姿を隠すために、日本のマスコミを相手に途方も無い言論プレイをしまくっている。
仕方なく「責任を痛感」「謝罪」等、こんな言葉を使ったが、実際にはそのような考えがないという意味である。
次に、このような厚顔無恥な日本との合意を破棄すべきか? この質問に「はい」と答えるためには、合意破棄の後、より良い合意を日本から受けに来ることができるかについての肯定的な答えをすることができなければならない。
筆者が見るに「現実の日本」から、私たちが望むレベルの合意は出てこない。
● 慰安婦問題を前面に出したことが間違い?
一部では、このような合意をするぐらいなら、最初からしない方がましだと言う意見も存在する。朴槿恵大統領が慰安婦問題を優先的に解決してこそ韓日関係に進展があると勝手に設定してしたため、このような状況まで達したが、満足な合意を導き出すことが出来ないならば、最初から慰安婦問題を韓日関係の核心のように全面に出さずに、一旦、問題を棚げにしておき、韓日関係を解いていくのが賢明だったのではないかということだ。
確かにこの言葉にも一理はある。
歴代大統領が慰安婦問題に言及しながらも、実際にはあまり力を注がなかったかのように、朴大統領も3.1節や光復節、日本の政治家たちに会うとき、儀礼的な次元でのみ慰安婦問題の解決に言及するレベルに抑えておけば、韓日の慰安婦談合を繰り広げる状況はなかったと言える。
そうなれば慰安婦被害者と市民団体は、日本の責任を継続して追及するだけで、韓国と日本政府は、慰安婦問題の解決をほとんど気にしない状況が続いただろう。
しかし果たしてそれが答えか?
もちろん、政府が非難される部分は、明らかにある。特に慰安婦被害者との相談なしで仕事を進めたことがそうだ。合意が出てくる過程で被害者や関連団体が交渉内容を全く通知されなかったという部分は、呆れるとしか言いようが無い。
被害当事者との最小限の共感もなく仕事を進めた「度胸」は、一体どこから出てきたのだろうか?
被害者の同意を100%取得するのは難しい交渉だったとしても韓日交渉の過程で、被害者とのコミュニケーションをしようとする努力を着実に行っていたら、被害者や関連団体がこれほどまで反発しなかっただろう。
● 厳しい北東アジア情勢...韓日関係を紐解かなければ
私たちの政府は、いくつか不足している点にも関わらず、韓日慰安婦の交渉妥結に乗り出したのは、韓日関係をこれ以上、悪化した状態で放置するのは難しいという判断が作用したからだ。そのような意味で、今回の交渉は、純粋に被害者のための交渉だったというよりは、国際政治の力が強く作用した見なければならない。
上記のように「現実の日本」は、私たちが善隣友好の感情で接することができない日本だが、そのような日本をひたすら無視して行くとも無理なのが、国際政治の現実である。
また、最近のように、北東アジア情勢が微妙に変わっている状況では、周辺国との関係をすべて円満にしながら、私たちの行く道をよく見回さなければならない。中国との関係がますます重要になっているが、韓国が米国、日本と円満な関係を維持しているときこそ、中国にとって韓国の価値が高まるのであって、韓国が米国、日本から孤立していれば、中国も韓国を見下すと考えることができる。
「現実の日本」は「私たちが望む日本」とは、かけ離れた場所にある。そのような現実を冷静に認識することが韓日関係を解決していく土台となるだろう。
>>>韓国人のコメント
共感015 非共感021
この程度の結果が出れば、いい加減この問題にケリをつけよう。日本と地球が滅亡するまで戦い続ける気なのか? 全ての未来の可能性を捨ててまで、いつまで過去に縛られれば気が済むのか?
共感009 非共感005 今回の交渉を見れば、両国が対等な関係ではなく、まるで私たちが日本の顔色を伺っているかのようですね。重要な問題をどうしてそんなに早く仕上げてしまったのか? 共感001 非共感003 ドイツがユダヤ人に謝罪をしたのは、米国を実質仕切っているのがユダヤ人だからだ。
共感004 非共感004 当然、日本政府にも問題はあるが、それ以上に韓国政府にも問題がある。
共感001 非共感000 被害者が望むような内容ではなく、なぜか加害者である日本が望むような合意にサインした韓国政府・・・ 正気なのか? 共感003 非共感004 この問題はこのように安易な合意で片付けてはならない。もし必要なら戦争を行ってでも、日本に責任を認めさせる必要がある。 共感010 非共感011 納得できるだけの条件でないのなら、合意は破棄すればいい。
共感000 非共感002 日本と米国の教科書に、日本の軍国主義の蛮行のすべてを明示記載しなければならない。真の反省と謝罪は事実を認めて、正しい歴史教育から始めなければならない。今回の合意は国民を徹底的に無視して馬鹿にしている。 共感698 非共感046 最も理想的なシナリオは、中国の民主化と、南北統一で、そうなると日本の価値は急落する。 共感002 非共感000 親日子孫が政界で勢力を伸ばしている限り、この国には見込みがないと思う。
共感072 非共感011 最もバランスのとれた記事である。オススメだ。
共感003 非共感001
バタフライ効果のように、今回のことをきっかけに、日本の人々に真実が広まるきっかけになればと思います。
共感015 非共感003 久しぶりに見るバランスのとれた文章ですね。良い記事をありがとうございます。 共感006 非共感002 日本と対等な外交をするには、親日売国奴の子孫を刺殺するのが急務だ。
共感008 非共感000 歴史はお金で売買されるものではない。やはりこの合意は間違ってるよ。 共感022 非共感002 政府は独島を一体幾らで日本に売るんだろうか・・・
…という初夢を見ました。