戦闘機用エンジンの開発会社であるユーロジェットは、エンジン技術の100%韓国移転を改めて確認しながら韓国型戦闘機(KF-X)事業の成功のためフルサポートを約束した。
「KF-X、ユーロジェット製エンジンの導入で毎年1885人の雇用創出」
引用:ネイバーニュース/イーデイリー
http://goo.gl/2WYhnB
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戦闘機用エンジンの開発会社であるユーロジェットは、エンジン技術の100%韓国移転を改めて確認しながら韓国型戦闘機(KF-X)事業の成功のためフルサポートを約束した。
26日に訪韓したユーロジェット最高経営責任者(CEO)は「ユーロジェットの「EJ 200」エンジンは、既存の製品を改良したものではない「ユーロファイタータイフーン」の開発決定とともに開発された先進的な4.5世代エンジン」とし「最新鋭の戦闘機であるKF-Xのための最新世代のエンジン」と強調した。今後さらなる改善と性能の改良が可能であることを意味する。
現在KF-Xシステム開発事業のエンジン供給部門で欧州系企業であるユーロジェットと米国系のゼネラル・エレクトリック(GE)が競争を繰り広げている。
ライバルであるGEは、第3世代エンジンを提供することが分かった。第3世代エンジンは、開発が限界に来ている技術で、新しい機能を追加するには限界があると言うのユーロジェット側の主張である。
KF-Xシステム開発事業を主導している韓国航空宇宙産業(KAI)と防衛事業庁は3月末〜4月初めにKF -Xに搭載するエンジン企業を選定する。最終的な契約は6月に締結する予定である。
ユーロジェットは、現在KAIとエンジン供給の交渉のための準備をしている。1月末〜2月初めの最終提案(BAFO)を提出する予定である。
ユーロジェットは昨年、韓国政府にEJ 200エンジンのコア技術を100%韓国に提供することを約束した。ユーロジェットはさらに国内で部品を生産を行う現地化に対しても支援することを明らかにした。
CEOは「EJ200エンジンの最新の技術を提供するだけでなく、国内での部品の生産と現地化をために韓国とのパートナーシップを形成するだろう」としながら「韓国空軍の固有の要件に合わせてEJ200エンジンを改造できるようにするだけでなく、国産化を通じて韓国産業界の成長を支援する」と強調した。
特にKF-XのEJ200エンジンは、様々な経済的利益を提供することを力説した。KF-X120機の生産に毎年1885人の正社員雇用を創出して2055年までに7万5400以上の雇用を創出することができると強調した。これを通じた付加価値は14億900万ユーロ(約1兆8364億ウォン)規模だ。(引用はここまで)
>>>管理人補足
もうユーロジェットの意図が丸見えです。
ユーロファイターの輸出は開発国以外では、サウジアラビアとオーストリアしか採用しておらず、開発国ですら開発をペイするため無理やり発注をしている状態。
開発国が分担して発注(と言う名の、強制購入ノルマ分)した分を、何とかしてどこかの国に押し付けられないか常に模索しています。
英国はサウジアラビが導入を急いだ為に、自国購入分を譲るという名目で押し付ける事に成功。英国が購入するはずだった24機を譲ったにも関わらず、追加の発注をしていないので、明らかにユーロファイターの生産を成り立たせるため無理やり発注をかけていただけで、実際に必要としていないのは確実です。
※過去、日本も押し付けられそうになりましたが(笑)
ユーロファイターの開発自体は間違ってはいませんが、米国が開発したF-22のコンセプトが強烈で、世界の戦闘機開発の方向性が一気に「ステルス機」へ右に倣え状態。
ユーロファイター開発国(ドイツを除く、スペインはハリアーの後継機問題でいずれF-35Bを導入するんじゃないかと)ですら、現在米国のF-35を導入している、もしくはステルス機を導入しようと思えばできる状況(価格は高いですが・・・)で、既に性能の陳腐化が進むユーロファイターに、追加の開発費用を投じて性能向上させたりしても、輸出が見込めない、開発国もこれ以上新規で発注する気配がない以上、先が見えています。
結局、ユーロファイターにこれ以上投資するより、価格は高くてもF-35を導入したほうが、採用国が多い上、米軍が必ず継続した性能向上を行い、その恩恵を受けられるので長期間安定的にF-35を運用できる可能性が高い。
さらに欧州がユーロファイターの後継機として、再び新規に第5世代のステルス機を独自開発することはもうないでしょう。
上記の理由からユーロジェット及び、ユーロファイター側は、ユーロファイターの開発費を少しでも回収するため、なりふり構わず売り込んでいるんでしょう。しかしタダでは転ばない欧州企業。
好条件の裏には「したたかさ」も見え隠れします。
EJ200には様々な能力向上計画がありましたが、どれも追加の資金が必要で実現していません。エンジン技術を3世代、4世代等に分けて論じるのが一般的なのか疑問ですが、1980年代に開発されたEJ200以降、米国やロシア等に置いて行かれた感のあるエンジン技術の格差を少しでも埋めるため、韓国にEJ200を採用させて、韓国の金でEJ200を改良し、その過程で得られる技術を頂こうというのが本音(だと管理人は予想)。
機体設計をロッキード社が支援(設計)する以上、エンジンだけ欧州製をもってきて「上手く組み合わせてね」といったところで、可能なのかどうかと言う問題はありますが、ユーロジェット側はとにかくEJ200さえぶち込みさえすれば、あとは知ったこっちゃない。
韓国の金でEJ200の改良をして、今後のエンジン開発(するのかどうかは知りませんが・・・ 技術だけは確保しようという狙い)につなげようという、したたかな戦略に脱帽です。
多分EJ200を選択し交わす契約書には、韓国の要求に合わせて改良する際、得られた技術の帰属は韓国ではなく「ユーロジェットに帰属する」と書かれていると思います(笑)
>>>韓国人のコメント
韓国人
ユーロジェットのEJ200を選択する必要がある。今後、独自にエンジン推力をより高めることもでき、高機動のための推力偏向ノズル仕様にすることもできる。そして経済的側面から見ても技術を100%移転してもらえ、雇用創出、経済活性化にも繋がる。
その技術は最終的に、民間旅客機用のエンジン開発にもつながり、巡航ミサイルや無人偵察機のエンジンの開発にもつながるだろう。波及効果が半端ではない。
エンジン制御のための各種ソフトウェアの開発にも大きなプラスの効果を生むだろう。空軍の維持運用面でも部品需給にかかる時間が短縮化でき、運用コストも下げることが可能だ。
韓国人 これだけの条件を前にして、もし米国製エンジンを選べば国防部は解体しなければならない。
韓国人 確かにEJ200は素晴らしいが・・・ T-50の輸出の関係もあって、米国製エンジンを簡単に拒否することが出来るのか? 韓国人 TX事業とKFX事業は別物だ。常に国益を最大化できる選択肢を選べばいい。
韓国人 100%技術移転。今後の改良も可能。国産戦闘機のためのエンジン技術確保のチャンスだ。そのままヨーロッパを選択するのが正解。
韓国人 米国の顔色を気にするな。空中給油機も欧州製を選んだんだ、今回もEJ200を選択すれば間違いない。 韓国人契約する際は、技術1つづつ毎に契約書をかわせ!!!
韓国人 この条件で欧州製エンジンを選ばないと言うことがあるのか?
韓国人 私はこの条件を信用できない。以前にスリオン開発で技術移転の約束を反故にされた。また騙されるんじゃないのか? 韓国人 EJ200に関する全ての技術移転を受けられれば、国産の戦闘機用エンジン開発は容易だ。必ず欧州製エンジンを採用して、戦闘機用エンジン開発国になろう。
それは反故にされたんじゃなく単純におまエラの工作技術が足らず基準を満たせなかっただけだろ
ヘリの駆動伝達部品を教えて貰いながら作れなかったのに、それよりも精度が求められるジェットエンジンが作れると思って・・・あ、漢江の奇跡()やら韓国型圧縮成長()とやらを信じる民族でしたね(笑)