西サハラ地域紛争と関連して、パン国連事務総長が交渉再開を促すとすぐに紛争当事者であるモロッコ政府が強力に非難して摩擦がおきている。
写真引用:聯合ニュース
潘基文 西サハラに交渉を促すと直ぐにモロッコ「不当介入」反発
引用:ネイバーニュース/聯合ニュース
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>>>記事の翻訳
西サハラ地域紛争と関連して、パン国連事務総長が交渉再開を促すとすぐに紛争当事者であるモロッコ政府が強力に非難して摩擦がおきている。
9日(現地時間) AFP通信など外信によればモロッコ政府はパン総長が、アルジェリアの西サハラ難民キャンプを訪問して行った発言に対して「ひどい話であり、不当で安易な介入」と非難した。
モロッコ政府は声明を通じて西サハラを「領土、人口、国旗もない傀儡国家」として扱っているにも関わらず「パン総長が中立性・公正性を捨て問題発言を思いのままに叫んだ」と主張した。
これに対して国連スポークスマンは「国連はこの問題で中立的立場」と明らかにしてパン総長が「西サハラの状況を解決するために可能なすべての仕事をするだろう」と反論した。
先立ってパン総長は5日アルジェリア西部にある西サハラ難民キャンプを訪問して「交渉で実質的な進展がない」としてモロッコと分離独立を推進する反乱軍のポリサリオ戦線との対話を促した。
パン総長は難民キャンプ訪問の後も、西サハラ状況が「悲劇的」としながら国際社会が西サハラの原住民を支援するために行動しなければならないし、自身も西サハラ訪問を計画中だと明らかにした。(引用はここまで)
>>>管理人補足
韓国人のコメントは無いのですが、興味深い記事だったので翻訳してみました。
アフリカの紛争のことで、いまいちピンと来ないですが簡単に説明すると「西サハラ」という土地を巡って、モロッコと西サハラの独立を目指す原住民組織のポリサリオ戦線が争っている状態のこと。
ポリサリオ戦線は「サハラ・アラブ民主共和国」の樹立を宣言し、アフリカの国々は国家として承認(米国や欧州、日本などは未承認)。ただし国連には加盟していない。
モロッコは当然この「サハラ・アラブ民主共和国」を認めておらず、双方の間で武力闘争が行われるも国連の仲介で停戦し、西サハラのモロッコ帰属か独立かを問う住民投票を行う予定だが、現在まで延期されたままになっている。
では、なぜ延期になっているのかと言うと、投票権を持つ「西サハラの住民」を定義する際、どこまでが「西サハラの住民」なのかという、根本的な部分で意見の相違があり、未だにどうなるのか決定されていない。
※この地域に定住する住民は少ないかわりに、放牧民が多いため、どの様に定義するのかが難しい。
結局、今回のモロッコ政府の反発は、国連は中立であるべきなのに、紛争の当事者である「ポリサリオ戦線=サハラ・アラブ民主共和国」側に同情・肩入れをしたような発言をしたため、もう一方の当事者であるモロッコが反発したという話。
あくまで今回の停戦及び住民投票は「中立」である国連の仲介のもとで成り立っているのに、西サハラ難民キャンプを訪れ「惨めで劣悪な生活環境」と発言し、これはモロッコのせいで、西サハラ原住民が可哀想と言っているようなものでモロッコの心象を悪くさせる「不当で安易な介入」と反発に繋がった。
どちらに正義があるのかまでは、管理人にも分かりませんが国連が「中立」という立場を失えば、世界で起こる紛争に対し介入することが難しくなります。特に今回は国連トップが直々にキャンプを訪問したということは、政治的なメッセージとして受け取られる可能性が高く、仮にキャンプ地を訪問するなら、同時にモロッコにも立ち寄り意見を聞くなりしないと、中立というバランスを失うことになりかねません。
その辺のバランス感覚が欠如しているのか、それとももっと別の何かがあるのは知りませんが、潘基文事務総長のこれまでの発言を見る限り、中立という原則を軽くみているような気がしますが・・・
ケツ拭いをする国連職員が可哀想だわ
南鮮人を国際機関で働かせるとロクなことにならないって教訓
机の上に書類を山積みにして仕事してますアピールするような奴だぞ
南鮮酋長になったら物笑いの種だな