韓国の掲示板に「日本、次世代戦闘機開発について防衛産業企業から意見を聞く」というスレッドがあったので紹介します。
日本、次世代戦闘機開発について防衛産業企業から意見を聞く
引用:https://milidom.net/
https://goo.gl/6SV0gL
>>>記事の翻訳
このスレッドにはロイターの記事の韓国語訳が載っていたのですが、かなりおかしな表現があり、原文(英語)と比べても意味不明だったので、管理人が叩いて分かりやすく要約しました。なので原文とは多少異なります。 日本、次世代戦闘機開発について防衛産業企業から意見を聞く
http://www.reuters.com/article/us-japan-defence-jets-idUSKCN0WP00D?rpc=401
日本が中国に対して航空優勢を維持するため、西側防衛産業と話し合いをしていると消息筋が明らかにした。初飛行を控えた技術実証機「ATD-X」の準備を進める日本は、この実証機でF-3と呼ばれる新たしい戦闘機に統合されるステルス戦闘機の技術をテストしていると業界や政府筋は明らかにした。
西側防衛産業の関係者は「日本は私達の能力を探っている」と話し「日本はどのような政策決定も、公式な次期戦闘機計画も持っていない、ただ戦闘機に関する内容の議論ばかりしている」と述べた。
アナリスト達は、日本のF-3開発計画には400億ドル以上の費用がかかると推定している。
日本は既にF-35を42機購入する契約を結んでいる。しかしF-35は対空戦闘の能力が不足している日本は認識していて、米国はF-22の販売を拒絶したため、日本は老朽化したF-15の後継機を国内主導で検討し始めた。
日本の防衛省は将来の戦闘機について「日本国内での開発」と「国際共同開発」を含む様々オプションを検討中だと述べた。しかし西側防衛産業企業との話し合いに関してはコメントを拒否した。
CHINA FLYING HIGH
日本は中国の脅威から領土や領空を守るための手段を確保したいと考えている。現在の中国が保有する戦闘機は、米国や同盟国が使用する戦闘機に比べ性能的に劣っているが、中国はその差を急速に縮めてきていると軍事専門家は明らかにした。
日本は中国に対して航空優勢を確保するためF-22の購入を希望していた。しかし米国政府はアジアで最も重要な同盟国の一つである日本に対して販売を許可しなかった。消息筋は「日本は本当はF-22を望んでいたが、仕方なくF-35を選択した。これが日本政府の不満の原因だ」と話した。
日本はF-3計画が実行されればF-22と類似した戦闘機が完成すると信じている。
F-3は自国のニーズに満たすために開発されるが最近、日本は長い間禁止していた武器輸出を解禁し、戦闘機の輸出も検討している。
日本は過去にF-2をロッキードと共同開発したが、その高い開発コストのためF-2は1機1億2000万ドルもした。これはF-22の1億5000万ドルに続いて2番目に高価な戦闘機になってしまった。
これにくらべ、F-35の基本タイプは完全な量産に移行すれば1機あたり8500万ドル程度だと予想される。
コストが高すぎる?
一部のアナリスト達は、F-22レベルの戦闘機開発コストは、世界第3位の経済大国にも高いハードルになるだろうと指摘した。Tealグループの副社長は「わざわざ新しい戦闘機を開発して、F-35との性能差の違いに支払うことになるコストにしては、余りにも高すぎる。果たして日本はそのための開発費用400億ドル以上を、現在の国防予算から見つけることができるのか?」と話した。
西側防衛産業企業の支援は、コストを下げる助けになるだろう。
消息筋は戦闘機タイフーンを開発したユーロファイターコンソーシアムも潜在的なパートナーと話したが、ユーロファイター側はコメントを拒否した。
ロッキードは日本が進めるF-3開発計画に大きな関心をもっており、ロッキードは「新しい脅威に対処するために、最先端のテクノロジーを統合し、海外のパートナーが進める戦闘機開発を支援してきた長い歴史を持っている」と明らかにした。
ボーイングは「日本のF-3は既存の機体をベースに開発を行う方が日本にとって有利だろう」と話した。しかし「日本が進める戦闘機開発計画がどの方向に進むのか、完全に国内主導で独自に開発するのか、海外のパートナーに協力の機会を開放してくれるのか、現在は話すことだ出来ない」と話したが「私たちは、私たちが支援する機会があることに掛けている」と付け加えた。
>>>韓国人のコメント
韓国人
ひとまずロッキードを除いた、米国企業の立場では自社戦闘機ラインが死亡していくので、このチャンスを生かさなければならないだろうね。ところでロッキードは第6世代の戦闘機開発を共同分担のために日本と協力したいという記事を見たが事実でしょうか?
韓国人 既存の機体ベースなら、サイレントホーネット程度だろうね。
韓国人 私もそう思います。F-2も既存のF-16をベースに開発したので、F-3もF-18ベースに開発されることを祈っています。米国はホーネットの生産ラインを生かすためにも、必ず日本単独の開発に圧力をかけ、F-3がF-18ベースになればいい。必ず実現して欲しいですね。 韓国人 日本が精神異常にでもならない限り、F-18ベースのF-3開発を選択するとは思えないけど・・・
韓国人 2026年に配備予定だったのに、また先延ばしになったんですね。
韓国人 既存ベースの機体開発で、驚くほど高価な戦闘機が完成するように祈っています。 韓国人 しかし日本は以前、提案されていたサイレントホーネットを断っていなかったか?
韓国人 日本が航空優勢を掲げF-15Jの後続機を探す以上、サイレントホーネットは無いよ。せめてサイレントイーグルではないか? もしイスラエルと日本がサイレントイーグルを購入すれば、その時は面白い状況になるだろうね。 韓国人 ボーイングは日本にF-15サイレントイーグルを提案しましたが日本は断りました。なのでサイレントホーネットに希望はないでしょう。
韓国人 私の個人的な意見では、日本の韓国と同じように、ロッキードとの共同開発が確定しているのではないか? その要因として日本は既にF-2をロッキードと共同で開発した実績があるのと、F-22クラスの戦闘機を開発すると言っている点で、ロッキードを意識しているのではないか?
韓国人 既存の戦闘機ベースのであれば、F-2事業シーズン2になるだろうね(笑) 韓国人
それでもKFXよりはマシなものが出来そうな気がする・・・
韓国人 我々はとにかくKFXが完成することを祈るしか・・・
韓国人 心神はF-15の形状に少しにているので、F-15ベースの改造機に落ち着くのではないか? 韓国人 心神の形状がF-15に似ていたとしても、すでに日本のF-XからF-15SEは脱落したので、夢や希望があるかは疑問だけど・・・ >>>管理人補足
Tealグループの副社長は「わざわざ新しい戦闘機を開発して、F-35との性能差の違いに支払うことになるコストにしては、余りにも高すぎる。果たして日本はそのための開発費用400億ドル以上を、現在の国防予算から見つけることができるのか?」と話した。
うーん、確かに一理ある指摘。色々反論はできますが、目先の国防予算に対する効率性だけで言えば、おおよそ正しい指摘でしょうね。
まだ開発予算が400億ドル(100円で換算すると4兆円)と決まった訳ではないですが、ここは仮に400億ドルかかるとして、これを現在の防衛予算から捻出するには・・・ 仮に開発期間を10年と仮定しても1年に40億ドル(4000億円)。防衛予算を増額しないと不可能でしょうね。
仮に4兆円の開発予算を全てF-35購入に回せば、ざっくりF-35の価格を運用費込みで1機150億と計算しても260機導入できます。要するに、F-35がF-22に比べ対空戦闘において劣勢でも、数で力で対抗した方が効率的なんじゃないの?と言いたいのでしょうね。でもこれは、F-3の開発に食い込みたい側からの意見なので、完全に公平な意見なのかといえば違うと思います。