北朝鮮が最近、300mm新型ロッケト砲を公開し長距離射程砲の脅威を露骨にしています。韓国軍は、これに対応するためにGPSを利用したミサイルなどの新型兵器を開発することにしました。
写真引用:SBS
北露骨な脅威に... GPSを利用した「新型兵器」開発
引用:ネイバーニュース/聯合ニュース
http://goo.gl/SG04Sb
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北朝鮮が最近、300mm新型ロッケト砲を公開し長距離射程砲の脅威を露骨にしています。韓国軍は、これに対応するためにGPSを利用したミサイルなどの新型兵器を開発することにしました。
北朝鮮の長射程砲に対応兵器として、今では多連装ロケット「天武」が配備されています。強大な火力ですが射程距離が80kmしかなく、射程距離200km以上の新型ロッケト砲を攻撃するには限界があります。そのため軍は射程距離を120kmに増やし、GPSで命中率を高めたミサイルを開発することにしました。地中数メ ートル下まで攻撃可能なバンカーバスターの機能も持たせる予定です。
防衛安保フォーラム首席研究委員:
米軍の精密なGPS誘導システムを共有することで、敵のトンネル化された陣地を破壊することができる能力を確保し、これによって一次元に進化した攻撃能力を保有できるものと期待されます。
国防部は来年から2021年までの5年間に226兆ウォンもの予算投入する国防中期計画を発表しました。北朝鮮の潜水艦発射型弾道ミサイルに対応するため、早期探知レーダーを2020年までに外国から購入するにしました。
敵戦力網を破壊する炭素繊維兵器の開発も計画しています。ニッケルが含まれた細い糸の形をした炭素繊維を空中で散布し、送電線などに付着すれば、送電線が放電を起こして電力供給を遮断する武器です。
>>>管理人のネタ的な補足
>>>韓国人のコメント
共感048 非共感003
防衛不正をしないでください。
共感045 非共感005 兵器開発事業を始める前に、不正防止策から提出してください。
共感030 非共感004 不正さえなければ空母保有も夢ではない 共感009 非共感001 2021年??? 危機は直ぐそこまで迫っているのに・・・ 本当に情けない
共感013 非共感003 ようやく動き出したけど、新兵器の開発が完了する5年間、大韓民国が安全であると言う保障はどこにある? 今直ぐに利用可能な兵器を、今直ぐにでも輸入し危機に備えるべきだ。
共感004 非共感000 本当に笑える。射程200kmに対して80kmでは射程が不足しているから新兵器を開発するのではないか? なのに射程が120km??? 国防部は簡単な算数もできないのか? 共感001 非共感000 あれ? 相手は200kmもあるのに120km??? 射程が足りないように感じるのは私だけか? 共感000 非共感000 120km? ジョークか? 最低でも500km以上のものを開発しろ!!!
共感000非共感000 同じような兵器で対抗するのではなく、アイアンドームのような安価で効果的な兵器を開発したり、導入した方が良いよ。 共感002 非共感002 米国のGPSに依存する必要がある点が歯がゆいね・・・
共感012 非共感002 核兵器さえあれば全てが解決されるのに・・・
共感002 非共感001
2021年の.開発完了から実際に兵器が配備されるまで金正恩が攻撃を待っていてくれるか心配されます。
共感005 非共感008 北朝鮮は全て安価な兵器で十分我々に脅威を与える事ができるが、韓国はそれに対抗するため1万倍ほどの予算を使って対抗する。あまりにも効率が悪すぎる。 >>>管理人の真面目な補足
北朝鮮の300mm新型ロッケト砲の正式名称は「KN09(主体100号)」と呼ばれる兵器で、ミサイルよりも簡素な固体燃料を使用したロッケト弾です。北朝鮮はこれにロシアのGLONASSを利用するGPS受信機を搭載し目標への誘導精度を高めています。
従来、ロッケト弾は製造コストが安い代わりに無誘導で命中精度が悪く、それを量で補っていましたが、GPSを利用することである程度の誘導が可能になり、西側で有名なMLRSが使用するロケット弾でも227mmなのに、300mmというバケモノ級の大きさのため射程も長く、搭載弾頭の量も多い。まぁ巨大な分、運用はしにくいでしょうけど。
で、問題はこの兵器の射程が150km~200kmもあると言うこと。
今までの北朝鮮の火砲やロケット弾(弾道ミサイルは除く)の射程では、休戦ラインギリギリまで近寄ってソウルを攻撃できる程度だったのが、休戦ラインギリギリまで近づけば、韓国中部にある都市はもちろん韓国軍統合本部すら直接攻撃が可能で、在韓米空軍の烏山基地まで射程圏に収めます。
ホル韓管理人的には、逆に射程が伸びた分、危険を冒して休戦ライン近くまで移動する必要がなく、移動しないということは攻撃が察知されにくいと言うこと。こうなるとソウルを何の前触れもなく火の海にすることが出来ます。
韓国軍が現在計画している防衛計画「キルチェーン」は、ざっくり言うと偵察衛星や無人偵察機のグローバルホークで敵の攻撃を事前に察知(要するに攻撃のために部隊が移動したり、弾道ミサイルに燃料(北朝鮮の弾道ミサイルは1段目に液体燃料を使用しているため)を入れ始めたり・・・など)し、これが本当に攻撃のための前触れなのか脅威を迅速に判定し、相手が攻撃を開始する前に破壊するという、既に聞いただけで「あ、何か無理そう」と思える計画です。
これはソウル攻撃のために北朝鮮の火砲やロケット砲部隊が移動することを前提にしているので、北朝鮮の300mm新型ロッケト砲の登場により、予め堅牢に作られた陣地から移動すること無く唐突に攻撃を開始されては韓国防衛の要である「キルチェーン」は「あ、何か無理そう」から「絶対に無理です(キリ」に格下げになることは確実です。
結局、大韓民国の首都がソウルである以上、ソウル防衛を放棄するわけにはいかず、無理がある防衛計画を実行するハメになっているとも言えます。
もしソウルから首都を移せるのなら釜山あたりに移せば多分、韓国の防衛計画は大きく変わるでしょう。
話を戻しますが、韓国は北朝鮮の300mm新型ロッケト砲に対抗するために、現在配備されている多連装ロケット「天武」(韓国版MLRS)に搭載している射程80kmの誘導ロケット弾を、120kmまで射程を延長しGPSを搭載するという話。
しかし、射程が80kmある誘導タイプのロケット弾にはGPSと慣性装置が搭載されていると言われていたんですが、あたためてGPSを搭載し精度を高めるという話には矛盾が・・・ 商業用GPSを軍事用GPSに変更すると言う話でしょうか? 謎です(笑)
さらにこのロケット弾にバンカーバスター(地中貫通爆弾)としての機能も持たせるらしいのですが、一般的に地中を貫通させるためには、貫通距離を深くしようすればするほど、貫通体が細長い方が有利と言われています。
「天武」が運用するロケット弾の直径は誘導タイプは239mm、無誘導タイプは230mmもあるので、地中をある程度貫通させるためには、着弾寸前まで加速して落下速度を高める必要があります。射程も延長して地中奥深くまで貫通させる・・・
多分、全長を長く(搭載している固体燃料を大きく増やす)しないと不可能な気がします。そうなると現在利用している発射車両に収まるのか? 結局全部作り直しじゃないの? と言う気がします。
最後にこの計画の最大の疑問点は「天武」が運用するロケット弾が搭載する弾頭重量が誘導タイプで90kg、無誘導タイプでも120kgしかありません。バンカーバスターの本家「GBU-28」の弾頭重量は約300kg。威力的に少しパンチ不足のような気がします。
理由は「高い確率で中国にコードが流出する恐れがあるから」
要するに信用されてないんだよ。当然だけどw