韓国の掲示板に「米国では、日本へトマホークを販売すべきだと言う意見がある」というスレッドを紹介します。
米国では、日本へトマホークを販売すべきだと言う意見がある
引用:https://milidom.net/
https://goo.gl/AfZza3
>>>記事の翻訳
引用記事は、韓国語に翻訳されたものと、原文の英語(守備範囲外)を見ながら、管理人が意訳し、長いので全体を要約したものです。原文とは多少異なる場合があるのをご了承ください。 Tomahawk Missile for Japan
https://news.usni.org/2016/05/16/opinion-tomahawk-missile-for-japan
日本は不安定さが増す安全保障の環境の中、中国軍やロシア軍の軍備増強による軍事力の拡大で、これまで未解決だった領土紛争を背景に、空と海で活動が激化している。
朝鮮半島では金正恩の挑発的な言動とミサイル実験で周辺国に警告を鳴らしている。そしてバングラデシュ、インドネシアでは過激なISISが活動範囲を広げようとしている。
現状を良く認識している安倍首相と日本政府は、日本の防衛力強化のため、米日間の安全保障関係を強化し 地域の安全保障に積極的な役割を容易にするため、政策と予算の両面で行動を起こしている。
新防衛ガイドラインは集団的自衛権の概念を導入し、日本の自衛隊が将来、同盟国による軍事作戦に寄与することを可能にする基本的条件を与えている。
もっとも重要な要素に、自衛隊の活動を制限していた地理的要素を排除したことだ。さらに増加した国防予算で現在、防御中心の能力を超え、その作戦能力を向上させている。ここには強襲揚陸部隊の編成、F-35やMV-22のような先進的な航空機の導入が含まれる。
しかし日本には、新たなる脅威に対抗するための重要な要素、長距離打撃兵器が欠けている。
トマホークミサイルは、長い間、米軍の長距離精密打撃の中心兵器だった。1000マイルの射程と1000ポンドの弾頭をもつ海上発射型ベースのこの武器は、堅牢で価値の高い地上標的への攻撃能力は既に実戦で実証済みだ。
米国はトマホークを同盟国に供給した前例は殆どない。20年前に英国に65発提供しただけだ。しかしこの「ユーザークラブ」を拡大し、そこに日本を含める時がやってきた。
「日本防衛のための幅広いオプション」
日本は北朝鮮の脅威に対して、バランスの取れたオプションに欠けている。陸上配備のパトリオットや、イージス艦搭載のSM3によって、効果的にミサイルの迎撃は可能だが、トマホークは北朝鮮のミサイルが発射される前に阻止するという、新たなオプションを提供できる。
日本のこんごう級駆逐艦はトマホークを短期間で搭載可能で、効果的な抑止力を提供できるだろう。
日本よりも水上艦は5倍、潜水艦は4倍という中国軍の膨張は、日本の自衛隊に対する、もう一つの挑戦だ。中国は領土・領海侵犯を継続して起こし、南シナ海ではサンゴ礁を埋め立て軍事拠点化している。
中国は否定しているが、この拠点は、この地域に対する影響力と戦力投射を可能にしている。
トマホークは、この力の不均衡を是正し、格差を埋めるために役立つだろう。トマホークを装備した自衛隊の駆逐艦は、広い作戦領域をカーバーでき、同時に多数の地上と海上の標的に対して脅威を与えることが可能だ。またトマホークは、他の自衛隊の活動範囲まで拡大でき、戦闘力を効果的に補完できる。
「効率的な安全保障のパートナー」
日本はこの地域における、米国の安全保障上の利益を保護するための最も価値ある同盟の中核だ。明らかに米日は地域の安全保障の上で同じ問題を抱えている。
そして米国は、中国とロシアによる「接近阻止・領域拒否」政策を克服するために、日本の支援が必要だ。
「非対称アドバンテージ」
世界中に広がる同盟国、特に太平洋地域の同盟は、米国に非常に大きな「非対称」のアドバンテージを提供することになる。その実質的な軍事力と地域の影響力は、潜在的な敵の成長を相殺することができる。
実際、日本とオーストラリアのような最も能力を備えた「ハイエンド」なパートナーとの協力は、この地域で日・豪と比較できるような同盟がないロシアや中国とは対照的だ。
私たちは、日本との安全保障関係をさらに拡大し、強固にするための手段を見つける必要がある。日本の海上自衛隊がトマホークシステムを装備するのは、あくまで一つの可能性だ。トマホークの提供は、日本の合法的な安全保障のニーズに対するものだけでなく、長い時間をかけて成熟された同盟関係と、安定した民主主義にふさわしい信頼のレベルを意味するものだ。
>>>韓国人のコメント
韓国人
私達もタクティカルトマホークを多量に購入すべきではないか?
韓国人 日本の巡航ミサイル保有議論は以前からあった話です。2007年の第10回日米安全保障戦略会議で日本の防衛庁長官が、この話を議論として持ち出し、米国側も肯定的な意思を表示し、レイセオン社がその場でトマホーク購入を提案しました。ところで共産党、公明党などの野党が反対したため失敗に終わりました。 韓国人 私たちにはトマホークを売ってくれないのか? この記事を書いた記者は親日派なのか? 韓国人 購入可能です。しかし玄武3の量産が優先なのに加え、一度トマホークが導入されれば、規模の経済で価格的にも玄武3を圧迫するため、国内のメーカーが警戒している。
管理人補足:玄武3とは
韓国が独自開発したことになっている巡航ミサイル(陸軍では「玄武-3」、海軍の水上艦発射タイプは「海星-2」、水中発射タイプは「海星-3」と呼ばれています。)
ただし、これも軍用GPSではなく商用GPSが搭載されている可能性が非常に高い。
韓国人 どうも米国側では、私たちの海軍が地域で大きな役割を果たしてないという見方をしているようです。率直に言って韓国海軍の主な目的は、北朝鮮相手ですから、仕方のないことかもしれませんが・・・ 韓国人 海軍はあらゆる不正のために否定的なイメージしか見せていませんし・・・ この際、防衛産業の不正を一掃して、主敵を増やすなら、少しは米国も是正的な反応をみせるはずなんですけど・・・
韓国人 不正問題は全く別の問題だと思う・・・ 米国が見るに韓国海軍の主要な役割と能力の問題です。駆逐艦が12隻はあるが、まだ日本に比べれば水上艦戦力が圧倒的に少なく、航空、掃海などその他の能力も不足しています。 韓国人 韓国も大洋海軍を建造しなければなりませんね。
韓国人 北朝鮮が崩壊すれば、次は中国やロシア、そして日本が潜在的主敵になるでしょう。そうすれば海軍への予算も増えるでしょう。 韓国人 私たちには玄武3がありますよね? トマホークが必要なんでしょうか?
韓国人 日本には独自の対艦ミサイルはあるんですか?
韓国人
この記事に出てくるトマホークは、長距離攻撃が可能な対艦ミサイルではなく、長距離対地攻撃が可能な巡航ミサイルの事を指します。日本の艦対艦ミサイルの射程距離ハープーンよりやや長い程度でしょう。私たちにも対艦ミサイルがありますが、長距離対地攻撃のために玄武3を開発しました。
韓国人 日本が巡航ミサイルを開発していないのは、お金や技術の問題ではなく、政治的な問題で開発していないだけで、開発しようと思えばいつでも開発可能です。
韓国人 米国は、今のうちにトマホークを提供して、自国製兵器に縛っておきたいような下心があるんじゃないか? 韓国人 トマホークはハープーンとは異なり、基本的に英国のみにしか提供されていない。これを日本にも提供するというのは、商売よりも政治的な意味合いの方が強い。
まぁ12式地対艦誘導弾で地形追随飛行等の巡航ミサイルに必要な技術はすでにあるからいつでも開発は可能だけど
買ったほうが手っ取り早いのは確かだな