韓国の掲示板に「張保皐-Ⅲ バッチ2のスペックが垂直発射管10基、排水量4000トンで確定しましたね」というスレッドを紹介します。
張保皐-Ⅲ バッチ2のスペックが
垂直発射管10基、排水量4000トンで確定しましたね
引用:http://bemil.chosun.com/
http://goo.gl/pyubQK
>>>記事の翻訳
ミリタリーレビューの記事を見ると、北朝鮮の潜水艦が搭載するSLBMに対抗するために、3000t級潜水艦バッチ2の垂直発射管をバッチ1の6基から、10基に増やし、排水量も4000トンに増加し、増えた重量のために推進機関も強化することで計画が確定したようです。
バッチ1の6基ある垂直発射管には超音速対艦ミサイルを搭載したとしても、バッチ2の垂直発射管には玄武シリーズが搭載されて、北朝鮮のSLBM搭載潜水艦とバランスを合わせるという計画です。
バッチ2の排水量が4000トンに増加し、バッチ2が事実上、韓国海軍の戦略潜水艦の役割を果たすという意味です。
>>>韓国人のコメント
韓国人
ちょっと不安ですね。SLBM搭載のために排水量を増やしていって問題はないのか?という気がしますが・・・
韓国人 リチウム電池を使用して、既存の潜水艦よりも潜航時間が3倍に増えることが分かっています。さらに弾道ミサイルを潜水艦に装備すれば、それは戦略的な理由ではなく、政治的な理由であり、中国牽制のためではないだろうか?
韓国人 潜水艦のエンジンやプロペラが既存のものではなく、ポンプジェット式なら良さそうなんですが、開発費が膨大で無視することは出来ないですね・・・
韓国人 フランスのバラクーダ級潜水艦によく似た潜水艦になるのではないだろうか?
韓国人 韓国は核兵器を持っていないのにSLBM搭載を優先してどうするのか? 北朝鮮の潜水艦に対応するためには長時間の水中作戦能力、水中探知能力、高性能魚雷が重要。つまり、私たちの潜水艦はハンターキラー能力を優先する必要がある。 韓国人 報道では無知な記者が垂直発射管を見て、弾道ミサイル搭載だと騒いでいるが、あれは巡航ミサイルを搭載するためのものですよ。世界中の潜水艦の中で、通常弾頭による潜水艦からの対地攻撃に、短距離弾道ミサイルを使用する潜水艦がどこにあるのか?
韓国人 ミリタリーレビューの記事で、バッチ2ではソナーを強化すると書いてあったが、コンフォーマル型ソナーを採用して、米国のバージニア級と同等の能力を持つのではないか?
韓国人
今回のバッチ2が完成すれば、私たちは少なくともハードウェア的な性能面では、日本のそうりゅう級をを凌駕するハンターキラー能力を持つ潜水艦を手に入れることになるだろう。 韓国人 ディーゼル潜水艦がハンターキラー能力を高めたとしても原潜に対して、その性能の限界は明らかだ。原子力以外の、どんな推進機関を使用しても、原潜の継続的な速度性能に付いて行くことは不可能なので。
だから、ディーゼル潜水艦ができるのはハンターが追い立てた敵を待ち伏せて叩く、キラーの役割に限定される。
しかし、私たち軍が追求するのはキラーだけでなく、ハンターの任務も遂行できる潜水艦です。だからAIP機関に加え、リチウム電池、敵潜水艦の追跡を支援する大規模なUUV(無人潜水機)まで検討しているんです。
一言で今、私たちがやろうとしているのは、世界初のハンターディーゼル潜水艦です。
もちろん、上記の全ての技術を適用したとしても、原潜が持つハンターの能力に追いつけるかは不明ですが、私たちは今、世界初となるハンターの役割を担うことができるディーゼル潜水艦を作っているんです。 韓国人 凄いですね、ぜひ開発に成功したらいいですね
韓国人 世界初のハンターディーゼル潜水艦なんて凄いですね。私たちの海軍が、世界で初めて実現させるなんて
韓国人
伝統的に、ディーゼル潜水艦で敵潜水艦を叩くハンターキラー任務をこなす代表的な国はドイツと日本です。日本は、主に東海のような閑静な海域で、米軍の原潜と共同で、ロシアの原子力潜水艦を迎撃するのが任務であり、ドイツでも比較的浅い水深で、ロシアの潜水艦を迎撃するのが任務です。
ディーゼル潜水艦は、主に敵潜水艦の主要な通路で待ち伏せし、敵潜水艦を迎撃するのが任務であり、これがディーゼル潜水艦の一般ハンターキラーとしての使命です。
しかし今、私たちが遂行しなければならない任務は、米軍の原子力潜水艦がなければならない使命と同じです。敵の主要な港の沖で待ち伏せし、敵潜水艦の入出港事実を確認して、敵の潜水艦が出港すれば、追跡して任務を妨害し、必要に応じて敵潜水艦を撃沈しなければならないんです。
今まで、このような任務が可能なディーゼル潜水艦は、地球上に存在したことがなく韓国が初めて作ろうとしています。
韓国人 リチウム電池を搭載すれば、AIP機関は外されるんですか?
韓国人 リチウム電池は鉛蓄電池に比べて3倍の蓄電量があり、AIP機関も搭載しますよ。 韓国人 バッチ1で要求されている潜航能力は50日ほどと知られているが、最高速力を出さないかぎり、夏に出港すれば冬に入港することになりますね。
韓国人 ハンターキラー能力に、対地攻撃能力、特殊作戦にまで対応できるなんて、一言で言えば万能潜水艦ですね。しかし本当に、こんな高性能潜水艦が建造できるのか? >>>管理人補足
韓国の軍事事情と、専門用語がわからないと理解不可能なので、少しだけ補足しておきます。
張保皐-Ⅲと言うのは、韓国が214型潜水艦(ドイツ製潜水艦をライセンス生産したもの)の次に建造を始めた、自称「設計から建造まで韓国自身がおこなった潜水艦」という肩書きを持つ潜水艦建造計画の総称が「張保皐-Ⅲ」です。
張保皐-Ⅲでは計9隻の潜水艦を建造する予定で、これを3隻づつに分けてバッチ1、バッチ2、バッチ3と性能を強化していく予定です。バッチ1は韓国が初めて設計した潜水艦なので、冒険はせず保守的な設計になっていると言われています。既に2番艦まで建造に着手しています。
バッチ2は垂直発射管をバッチ1の6門から10門に増やすと同時に排水量も増えています。これ以外の数値は全てマスコミが適当に報道しているので、全て予想値です。
そしてバッチ3は原子力機関を搭載して原潜にするとネットでは言われています。
で、韓国人が何を話あっているのかと言うと、スレ主がバッチ2は北朝鮮のSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)搭載潜水艦に対抗するために、垂直発射管を10門に増やしたので、戦略ミサイル潜水艦だよねと主張しているわけです。
戦略ミサイル潜水艦とは、戦略ミサイル原子力潜水艦の非原子力潜水艦バージョンと言いたいのでしょう。
しかし他の韓国人は、バッチ2は既存のディーゼル潜水艦の概念を超え、攻撃型原潜に近い任務が可能で、さらに最近のトレンドである多目的性(特殊部隊による作戦支援など)も兼ね備えていて、さらに巡航ミサイルを搭載し対地攻撃も可能で、このような潜水艦は世界初だと主張しています。
ガンダムで例えれば、ガンダムとガンタンクとガンキャノンと、核兵器のないガンダム試作2号機を1機にまとめた感じ? まぁツッコミどころ満載です(笑)