ハン長官「我が国のサード、米MD体系と情報共有はしない」
引用:ネイバーニュース/聯合ニュース
http://goo.gl/ZgF4lB
>>>記事の翻訳
ハン国防部長官は20日、サード(高高度ミサイル防衛システム)配備により、韓国が米国が主導するグローバルミサイル防衛(MD)システムに編入されるという指摘と関連し「サードは韓半島内において、韓国の防衛のためだけのシステムなので、米国のMD(システム)とは情報を共有しないことになっている」と述べた。
長官はこの日、国会緊急懸案質問で「韓国のサード配備はMD体制への編入ではないか」という、共に民主党キム議員の質疑に対して「米国が言うMDシステムは、レーダー・迎撃・発射システムなど3つで構成されている」と述べた。
長官は「韓国は金大中前大統領時代から、MDに参加しないポリシーを持っている」とし「そのポリシーに基づいて、我々は北朝鮮のミサイルから国を守るために、MD参加ではなく、韓国型KMDを構築するという目標を持って今まで推進してきた」と述べた。
また「北朝鮮が金正日時代18年間にミサイル実験を20回程度行い、(キム・ジョンウン時代)5年間に50回を超えるミサイルを発射した」とし「北朝鮮のミサイル能力を考慮して、サードを配備しておくことが、国民の生命と国家安危を保証してくれる要素」と強調した。
>>>管理人補足
韓国人の反応はないのですが、興味深いので翻訳してみました。
管理人的に気になったのは、韓国に配備されるサードは米国のMDとは情報を共有しないことになっていると言うハン国防部長官の発言。
現代の兵器はもちろん、特に弾道ミサイル迎撃は、対処時間(短距離弾道ミサイルの対処時間は極端に短い)が限られているので、DSP衛星や、イージス艦、早期警戒機など、全ての監視装置を連動させて弾道ミサイルの探知から飛行コースを追跡して迎撃を行うので、はっくきり言って、サード単体とか、イージス艦単体とか、パトリオットPAC-3単体では、機能しなとまでは言いませんが効果は半減です。
もし仮に、米国の巨大な弾道ミサイル防衛システム(MDシステム)と情報を共有しないというのなら、それこそ韓国人が良く言っている「サードは効果がない」ということになります。
それとも、米国から北朝鮮の弾道ミサイル発射に関して情報はもらうけど、韓国に配備されたサードシステムが検知した情報は、米国には渡さないと言っているのでしょうか?
そもそも韓国に配備されるサードは駐韓米軍が運用するので、韓国政府に運用や命令を下せる部隊ではありません。「米軍に配備してもいいけど、本国(米国)には情報を渡さないでね」という話は非常識すぎるwww
簡単に言えば、ネットに繋がっていないスマホで、Googleマップを使うというような話。
こんな詭弁では、中国やロシアの批判から逃げきれないでしょうね(笑)