韓国の掲示板の「サードとGive and Take」というスレッドを紹介します。
サードとGive and Take
引用:http://www.gasengi.com/
http://goo.gl/ChtkXQ
>>>記事の翻訳
健康影響評価とか不十分な面がないわけではないが、サードという武器自体には賛成です。
ところが、むやみに賛成するには外交的リスクが大きすぎます。
現在、中国やロシアの雰囲気が新聞紙上を見ただけでも、あまりにも殺伐としていて・・・
問題は、大韓民国政府がサードを配置する対価として、何を米国から受けるのかが問題なのに・・・ だから、私が注目しているのはKFX技術交渉です。
これほど非難を受けながらサード配置を容認しているが、センサーの統合技術やレーダー関連の重要技術の移転がない場合、私はサード配置に反対しようと思う。
韓国の最大の貿易相手国である中国と、ロシアから悪口を言われて食べている状況で、米国もそれ相応で確実な見返りを出さなければ韓国の国民は納得しないでしよう。
このような状況で、こんなものも米国から受け取れないなら外交部や国防部はみな自爆してください。
>>>韓国人のコメント
韓国人
私はTX事業に注目しています。
韓国人 TX事業は価格よりも性能に重みを置くそうです。そのため開発済みのT-50は非常に不利になりました。
「米国TX事業、性能に比重を置くように」 ...韓国の受注に赤信号
米軍の老朽化訓練機である「T-38C」350機を交換する高等訓練機(TX)事業が価格よりも性能を優先するという見通しが出てきた。
米政府の財政難のために訓練機は価格が重視されるという当初の予想が外れたことで、性能の割合が大きくなる場合、航空機の機体を新規開発する企業がやや有利であることができる。
米航空専門誌「フライトグローバル」は先月27日(現地時間)、「米空軍が26日、関連業界に公開したTX事業提案要請書(RFP)の草案で軍要求性能(ROC)より優れた訓練機に項目別のインセンティブを付与するという意味を明らかにした」と報道した。
米空軍は、インセンティブを通じた値下げとパフォーマンス強化の効果を最大化するために、航空機の主要な性能別のインセンティブの金額まで提示した。
戦闘機のパイロットが飛行中に受ける荷重(G)を耐えることができる限界値を6.5Gから7.5Gまで引き上げれば、最大8800万ドル(約976億ウォン)を受けることができる。
飛行機が揚力を受けるために影響を与える迎え角は、従来20度に設定されているが、これを25度に引き上げれば、最大5100万ドル(約566億ウォン)のインセンティブが提供される。
地上訓練、空中給油などにも一定金額のインセンティブが適用される。インセンティブを受ける企業は、自然と米空軍に提供する事業費を下げることができ価格競争で優位を占めることができる。
米国輸出型高等訓練機にロッキード・マーチンと一緒にT-50Aで挑戦状を投げた韓国航空宇宙産業(KAI)にとっては非常事態だ。
T-50Aは、私たち空軍が長期間運用して実証され、TX事業入札に参加機種の中で唯一、6月の試験飛行に成功した。米空軍が要求する大画面LADを備えたコックピットと仮想訓練(ET)機能、空中給油装置などが追加され、競争力を備えているという評価だ。
しかし開発されてから10年が過ぎたという点がネックである。空軍関係者は「パフォーマンスの差別化に莫大なインセンティブが適用され、数十年後の空中戦の様相を念頭に置いた新しい技術を、T-50A機体に新たに反映するという課題を抱えることになった」と述べた。
KAIとロッキード・マーチンは今月中に米国現地でT-50A最終組立ラインを新設した後、来年初めまでに、T-50Aの米国展開とデモ飛行を推進し、雰囲気を盛り上げる計画だ。
ライバルの米国ボーイングは、スウェーデンのサーブと一緒に新しい機体を開発しており、年内の試作機初飛行が予想される。ノースロップグラマンとBAEも新規開発に乗り出している。
これらのコンソーシアムは、米空軍が運用している高等訓練機(T-38C)とF-5の製作技術をベースに小型化・軽量化した機体の開発を推進中だが同様に、年内に試作機初飛行が見込まれている。
訓練機を新たに作成するボーイングとノースロップグラマンは、パフォーマンスに加算点を与えるインセンティブを考慮し、開発段階から米空軍の口に合うように最適化した訓練機を提供するものと見られる。
レイセオンとアエルマッキはM-346高等訓練機の不足性能とGBTS(地上訓練装置)補完に注力していることが分かった。
韓国人 まぁTX事業は、もう少し見守らなければならない問題ですね。
韓国人 チャンケは韓国の安保に干渉してくる状況で、サード配備の見返りを米国に要求して、それならサード配備を中止すると言われ、駐韓米軍を撤退させると言われればどうなるのか?
サード配備を認めたんだから何かを寄越せと言う前に、我々が今まで米国から受けてきた恩恵を考えれば、そんな要求をするほど米国に何を与えたことがあるか? 韓国人 米国も中国も自国の利益に忠実に動くだけですよ。米国の支援で韓国は発展しましたが、これも慈善事業ではなく、韓国の利害と米国の利害が一致した結果です。
過度に米国に対し恩義を感じる必要はないので、サード配備による見返りを躊躇う必要はない。 韓国人 これまで中国が北朝鮮の核兵器を解決してくれると願って親中政策を行ってきたが、そんな韓国に米国や日本は不満だった。今回のサード配備で米国側につく代わりに、何を受けるのかが問題なのではなく、現在の状況で米国側を選択しなければ、韓国は米中間で孤立してしまう。
既に中国は北朝鮮の崩壊だけは防がなければならないとし、北朝鮮制裁を緩和する方向に動いています。これはもう中国が北朝鮮を選択したという意味です。
外交的に孤立しそうな状況で、見返りがないと言ってサードを拒否すれば、中国への朝貢外交を受け入れなければならず、これは韓国にとって屈辱的なことです。
今回のサード配備の容認は、今まで親中外交を中止し、再び韓米関係を重視するという外交的なシグナルであって、今まで無視していた米国に対する土産です。
事実上、慰安婦合意はその為の第一歩だったんです。
韓国人 バランスを保とう思えば、それなりの力が必要になります。中国が餅をくれるなら、米国も餅をくれなければなりません。何も与える必要がない国がバランサーの役割を果たす??? これはナンセンスな話ですよ。
北朝鮮さえなければバランサーとしての振る舞いも出来るが、我が国のアキレス腱である北朝鮮が存在する以上、どうすることも出来ない状況で・・・ 本当にため息だけが出ますね。 韓国人 本体、北東アジアのバランス論は盧武鉉大統領が初めて公式に大衆へアピールした理論です。当時、セヌリ党や米国、日本から批判を受けました。その後「北東アジアバランサー論」と翻訳され、バランサーに対する概念がよく伝わらなかったのもあるが、それだけバランスを取ろうする場合、基本的に強大な力があってこそ可能なんです。
盧武鉉が主張した理論は、事実上「バランサー」ではなく「均衡の錘」でした。
悪く言えば、中立的な立場で二股をかけて、必要に応じて、あちらや、こちらに転々と軸足を移し、バランスを取るというものでした。
ところが最近、北朝鮮の核実験やミサイル発射、開城工業団地閉鎖で北朝鮮を圧迫するカードが不足した朴槿恵が「北東アジアの均衡の錘論」をそのまま持ち出します。
強力な親中政策を行い、中国を北朝鮮から韓国に乗り換えさせて、中国による対北朝鮮制裁を強化しようと目論みました。
しかしここで問題が発生します。
果たして、私たちが中国にしてあげられる事は何なのかという問題です。結局、韓国が中国に差し出せるものは多くはなく、せいぜい中国の戦勝記念に朴槿恵が出席してあげたり、中国が主導するAIIBに参加することでした。
当時、このような行動は米国や日本から反対の声がありましたが強行しました。サード配備問題も当時から何度か話題になりましたが、強力な親中政策を推進中の朴槿恵は一刀両断で拒否しました。
一言で言えば、米国と距離を置くことが中国に対するプレゼントでした。
その結果、韓国が得たものは衝撃的でした。習近平いわく「朝貢外交をしよう」です。
これを解釈すると、韓国国内の米軍を撤退させない限り、北朝鮮から韓国に乗り換えることは不可能と言う意味で、このままでは韓国を信用することはできないということ。要するに中国の影響圏に完全に帰属することを要求されたのです。
「北朝鮮への制裁には賛成するが、北朝鮮が完全に崩壊することには反対」
結局、中国は韓国が中国の影響圏に帰属し、伝統的な朝貢関係を始めても、朝鮮と北朝鮮を一つの国に統一することには消極的で、永遠に中国の影響下で、2つの国として分断し力を削いでおいたほうがコントロールしやすいと考えているんです。
朴槿恵の均衡の錘戦略は失敗に終わりました。結果だけを見れば、韓米関係には亀裂が生じ後遺症だけが残りました。
その当時、私も中立外交、親中政策が正しいと思っていましたが、恥ずかしながらその考え方は間違っていました・・・
韓国には北東アジアのバランサーになるだけの力がなく、ただ米国と日本との関係を強化し、韓国の安全を確保するのがお似合いです。
韓国が自主的に、どの国の影響も受けず、やっていけると思ったのは、ただの背伸びでしかなく、中国も米国も日本も相手にしてくれなかったという・・・ 本当に悲しい結果で、本当に惨めですね。 韓国人 なぜか笑いいが出てきます。
韓国人米国は自分の身を切るような恩恵を韓国に与えてこそ、我々も米国の誠意を感じる。我々は既に中国からの批判や経済報復を受けるという身を切るような恩恵を米国に与えた。 今度は米国の番で、どのような恩恵を与えるのか私たちは見守っている。 韓国人 このような議論はいいですね。ただサードに反対だけを叫ぶよりも100倍良いですね。
韓国人
サードを導入すれば中国の経済報復は当然行われるだろう。これを防ぐには、韓国単独では難しいと思う。これを確実に防ぐには米国に中国を説得してもらうしかないだろう。
韓国人 サード導入による中国の反発は、朴槿恵の親中政策の結果であって自業自得なのに、それを米国になんとかしてもらう? どこまで他人頼みなんだ?
これはアメリカが突きつけた「お前はどっちの味方なんだ?」っつう踏み絵だろ。
対価なんて言い出せるような立場にはないんだよ、おまエラはw