「 トルコと日本の戦車用エンジンの共同開発交渉が中断」というスレが立っていたのでご紹介します。
引用記事
トルコ - 日本の戦車用エンジンの共同開発交渉中断
元ソース:ロイター
http://jp.reuters.com/article/JPbusinessmarket/idJPTYEA1R04420140228
戦車用エンジンの共同開発に向けたトルコと日本の政府間交渉が打ち切られたことが明らかになった。安倍政権はトルコを重要なパートナーと位置づけ、首脳会談を重ねてきたものの、同エンジンを搭載した戦車を自由に輸出したいトルコの思惑と、事前同意を条件とする日本側の姿勢が折り合わなかった。
トルコのムラド・バヤール防衛産業次官が27日、会見で明らかにした。共同開発したエンジンを載せた戦車を第三国に輸出することは認めらないと日本から連絡があり、両国は交渉を棚上げすることで合意したという。
複数の関係者によると、エンジンの共同開発構想は昨年5月の両国首脳会談で浮上。次期主力戦車を開発中のトルコが、日本にエンジンと変速機で技術支援を要請し、三菱重工業(7011.T: 株価, ニュース, レポート)が現地に合弁会社を設立する案が検討された。トルコは日本政府に対し、昨年10月の2度目の首脳会談までに支援の可否を返答するよう求めたが交渉はまとまらず、今年1月にエルドアン首相が訪日した際も合意に至っていなかった。
(中略)
もともとトルコは独MTU(MTU.AX: 株価, 企業情報, レポート)のエンジンで試作車を作ったが、輸出に対してドイツが事前同意を要求。韓国にも技術協力を仰いだものの、韓国のエンジン開発が思うように進まず、「日本にSOSとなった」(自民党議員)という。
引用:ユヨンウォンの軍事世界
http://bemil.chosun.com/nbrd/bbs/view.html?b_bbs_id=10040&pn=3&num=78793
補足情報:
共同開発をしたエンジンを搭載する予定だったトルコの戦車「アルタイ」
トルコ陸軍は、次期戦車を外国の既存戦車をベースにして国内開発する事を決定し、パートナーとなる企業を選考、最終選考の結果ロテム社(韓国)がドイツのクラウス=マッファイ・ヴェクマン社を破り、パートナー企業に選出された。新戦車はアルタイと名付けられた。
2007年6月に両国間でのライセンス契約が締結され、ロテム社はトルコのオトカ社を中心とした開発グループに開発支援と技術移転を行い、2010年を目処に4輌の試作車の生産(ドイツ・MTU製エンジン搭載型など)、2012年に量産開始の予定で、生産台数は250輌になる見込み。
しかし肝心のエンジンと変速機(パワーパック)の開発が9年かかっても未だに完成せず、しびれを切らしたトルコは、パワーパックをドイツから輸入し先行生産を始めた。既にサウジアラビアへの輸出契約も締結されているが、ここで問題になったのが、ドイツ製のパワーパック。このパワーパックを搭載し輸出するには記事でも書かれているようにドイツ議会の承認が必要で、ドイツとトルコはクルド人問題で揉めておりトルコの武器輸出に許可を出してもらえないため、パワーパックの自主開発を決めた。
そのパートナーに日本が選ばれ交渉が進んでいたが、やはり日本もドイツと同じく輸出には事前に許可をとることを求め計画が破局したものと予想されます。
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韓国「トルコがK2戦車のコピーに日本製パワーパックを採用するらしいぞ」韓国人の反応 この記事に対しての韓国人のコメント(コメント順)
01.韓国人 翻訳を簡単要約すると、トルコは共同開発したエンジンを戦車に乗せて自由に輸出したかったが、日本側は輸出前に、事前の許可要求し、利害が一致しなかったと書いてあります。
02.韓国人 日本の一部では自国のエンジン技術を他国に知られたくなったようですね。もちろん、韓国としてはこれ以上進行しなかったのでよかったです。アルタイはK2黒豹の技術だから。 03.韓国人 質問です、斗山がエンジン開発に成功すれば、トルコに技術移転して制限オプション無しで輸出を許可するのでしょうか。
04.韓国人 斗山が今開発しているエンジンに保護するだけの価値のある技術で何もはありません。 05.韓国人 参考までに同級のエンジンを開発する他国を見ると似たような大きさで普通1700馬力以上です。斗山の場合はサイズも大きいのに1500馬力しか出ないのでそれほど優れた技術ではありません。
06.韓国人 トルコは我が国のエンジンを導入しようとしたことは全然ありません。もともとトルコは、最初はMTU社のエンジンをつけ、後にMTU社の援助を得て1700馬力のエンジンを開発しようとしましたが、何故か計画は破局してしまいました。普通、コモンレール方式にする場合エンジンは1700~1800馬力を目標にします。
07.韓国人 斗山は現代自動車のエンジン担当役員まで招聘し連れて行ったのにね
08.韓国人 トルコは依然としてクルド人問題で、ドイツ政府と正常な信頼関係を構築するには至っていません。
09.韓国人 ドイツとトルコの関係はよくありません。私たちがトルコにK-9を輸出しようとした際もドイツ議会でエンジンの輸出承認が拒否されました。トルコがアゼルバイジャンにT-155の輸出を推進しようとしたときもドイツがブレーキをかけました。だからトルコはどうしてもエンジンを自主開発するしかない立場にあります
10.韓国人 原発事業の時のように、また無理な要求をしたようですね、トルコが。
11.韓国人
>>06 記事の内容を推論してみると、ドイツ側でも第3国輸出時に事前の同意を必要としたからではないかと判断されます。
12.韓国人 ああ斗山は本当にすごい
13.韓国人 公明党は自民党と連立していて、平和主義を主張するうえで自民党の重要なパートナーであるため、無視できない発言力があります。
14.韓国人 まだトルコに幻想を持つ人たちがいますね。あのように「兄弟、兄弟」とねだって技術を盗み、その技術を売り飛ばすことしか考えていない。日本人も頭があるから易々とは騙されないね。 15.韓国人 これまで韓国が戦車の輸出ができなかったのはMTU社のエンジンを搭載し輸出制約を受けていたからで、何とか開発を終えて韓国も戦車を輸出できるようになることを願っています。そうすれば韓国の技術が進化し続ける原動力になります
16.韓国人
>>15 韓国の戦車が輸出できないのはMTU社よりK1戦車がアメリカの技術を使って作られたら、米国の許可が必要なんじゃないの?
17.韓国人 >>05 世界的で技術を持つ国々が1700馬力のエンジンを開発しているとして、韓国が開発しようとする1500馬力はレベルが低いみたいにおっしゃる方がいらっしゃいますね。ドイツが1200馬力のパワーパックの技術を開発し終えてから、1500馬力を開発するまでには6〜7年かかったことはよく知られています。韓国では750馬力が最高水準だったが、この技術レベルから中間段階を飛ばしすぐに1500馬力を開発しようとの試みをしました。わずか4〜5年の期間で無理矢理開発を進めました。馬鹿にしている方は、いったいどれだけすごい技術を持っているのか?どうして1500馬力のパワーパックを開発することが大したことはないと簡単に言うことができるか知りたいです。
18.韓国人 やっぱり韓国、ブラジル、トルコ、インドのように内需市場の大きさが半端な国では、購入するのも共同開発するのも最後まで手間がかかるんですね。
その幸せ回路を打って欲しい