北朝鮮全域を24時間覗くことができる高高度無人偵察機(HUAV)「グローバルホーク」(RQ-4ブロック30型)4機を購入することを決めた。
引用記事
話題のみ先行したグローバルホーク...いよいよ4機導入
20㎞の上空で北朝鮮全域の監視...「キルチェーン」核心偵察資産2019年までに購入することに政府が北朝鮮全域を24時間覗くことができる高高度無人偵察機(HUAV)「グローバルホーク」(RQ-4ブロック30型)4機を購入することを決めた。2003年導入の必要性を提起してから11年ぶりだ。
防衛事業庁は24日、金寛鎮国防部長官の主宰で、防衛事業推進委員会を開き、このように確定した。これにより、随意契約である対外有償軍事援助(FMS)方式で、米国政府から2019年までにグローバルホーク1セット(4機)を購入することになる。総事業費は8,800億ウォンだ。防衛事業庁関係者は「高高度無人偵察機は、北朝鮮の異常兆候を精密に監視し挑発に迅速に対応する「キルチェーン」(北朝鮮の核ㆍミサイル攻撃の兆候を検出して先制攻撃するシステム)の中核の「監視·偵察資産」とし「今年上半期中に契約が可能」と説明した。
グローバルホークは、天候の制約と敵の迎撃の脅威から脱した高度20㎞の上空で離陸後35時間まで滞在し、最先端の映像レーダー(SAR)と電子光学ㆍ赤外線監視装置(EO / IR)で、地上30㎝の物体も識別する偵察衛星レベルの性能を持っている。現存する最高の無人偵察機で、作戦半径が3000以上㎞に達し、北朝鮮はもちろん、中国、日本などの偵察が可能である。
これまで紆余曲折が多かった。政府と軍当局は、戦時作戦統制権の返還に備えて、盧武鉉政権の時から、高高度無人偵察機の導入を推進したが、ミサイル開発に活用される余地があるという米政府の規定に引っかかりお金を払っても買うことができなかった。李明博政府の時に米政府が態度を変えたが価格上昇で余裕がなかった。これに対し政府は、価格の引き下げを狙って競争機種を置き、そろばんを叩いたが、他機種の性能が著しく落ち、最終的に事業費を増やす方向かって舵を切った。
このように先端偵察機導入に対北朝鮮監視能力が大幅に向上すると思われるが、まだ十分ではという指摘が出ている。入手した情報資産をどのように運用するかがより重要だからだ。韓国国防安保フォーラム研究委員は、「映像情報を専門的かつ効果的に処理する米国の偵察局のようなシステムが後押しされなければ、グローバルホークが自分のパフォーマンスを発揮することができない」と述べた。
引用:ネイバーニュース/韓国日報
http://news.naver.com/main/ranking/read.nhn?mid=etc&sid1=111
&rankingType=popular_day&oid=038&aid=0002482395&date=
20140325&type=1&rankingSeq=1&rankingSectionId=100
韓国がついにグローバルホークを導入するようです。グローバルホーク導入の動機にもなっている「キルチェーン」とは、韓国が北朝鮮の核の脅威に対応するため、2015年までに構築することにした「韓米連合先制攻撃システム」の一部のことです。「韓米連合先制攻撃システム」とは、日本の守り一辺倒のミサイル防衛とは違い、「キルチェーン先制攻撃」と「韓国型ミサイル防衛」の2本立てで北朝鮮からのミサイル攻撃(核攻撃を含む)からブロックする構想です。
「キルチェーン先制攻撃」の具体的な内容は、偵察衛星と空中早期警報機などを利用して、北朝鮮のミサイル発射の予兆を検出した後、30分以内に目標物を打撃するという概念です。「検出(攻撃目標)」、「評価(脅威の程度)」、「決断(先制攻撃をするかしないか)」、「打撃(実際の攻撃行動)」の4段階に分かれています。
しかし最初のステップである、「検出」が現在のところ米国頼みになっているため、徐々に独自の検出ができるように、今回「グローバルホーク」を導入を決定しましたが、2021年までには解像度30㎝級の偵察衛星を打ち上げる予定に一応なっています。
「韓国型ミサイル防衛」の具体的な内容は、キルチェーン先制攻撃で撃ち漏らし、発射されてしまったミサイルを着弾までに撃ち落とすことを目標にしています。米国や日本のミサイル防衛と決定的に異なるのは、ミサイルの迎撃高度で10~30㎞までの低い高度(着弾寸前)での迎撃を想定しています。これはかなり問題があって仮に北朝鮮から弾道ミサイルを打ち上げ韓国を攻撃する場合、あまりにも距離が短くミサイルがほぼ垂直に落ちてきます。緩やかな放物線を描くのではなく垂直落下だと、10~30㎞の高度で迎撃する時間はパトリオットミサイルPAC-3で「1秒」しかないと言われています。
韓国型ミサイル防衛の詳しい問題点を書くと長くなるので以前に書いた記事を参照してください。
関連記事:
韓国軍 「迎撃可能時間が1秒しかない」とこき下ろしたパトリオットミサイルPAC-3の導入を決めるしかし韓国軍には国産の秘密兵器があります。「チョルメ2」地対空ミサイルです。これはロシアの「S-400」から技術移転を受け完成させました。「チョルメ2」はPAC-3に比べ少し射程が長く40㎞の迎撃レンジがあります。さらに米国のPAC-3やTHAADに比べ、より早い落下速度の対象物まで迎撃可能と言われています。(PAC-3・THAADは秒速2.5㎞まで対応可能、チョルメ2は秒速5㎞まで対応可能らしい)。
これはどういうことかと言うと、垂直落下でドンドン加速してくる弾道ミサイルを迎撃する際、着弾寸前が一番落下による加速がついており米国系のミサイルでは、有効射程の一部でしか迎撃ができない(迎撃時間が1秒と言われる所以)のですが、「チョルメ2」なら着弾寸前のもっとも加速がついている弾道ミサイルでも迎撃ができるため有効射程のほぼ全域で迎撃が可能=迎撃時間が長い=可能なら複数回の攻撃が可能になる訳です。
じゃ、なぜPAC3を導入するのか?これには裏話があって、米国系の武器との互換性がなく、特に敵味方識別装置がなく「チョルメ2」の運用地域では、米軍機は飛行を停止すると言われました。韓国の言い分として「チョルメ2」の開発に関わったロシア人技術者の話として、米国の敵味方識別装置を取り付ければ問題がないらしいのですが、米国は敵味方識別装置「マーク10」の単体輸出はしないと「ロシア兵器を使うな」と圧力をかけてきました。結局パトリオットミサイルを大量に購入するなら敵味方識別装置「マーク10」の輸出を許可するとしたのが事の顛末らしいです。
実際、韓国の国産と言われる武器の稼働率や命中率を見ると、カタログスペックなような気がするのでPAC3は保険の意味合いもあるのかもしれません。
とにかく、韓国軍の武器体系は安さが第一なので、米国、ロシア、フランス、イスラエル、オランダ等々から、照準器は〇〇〇製、火器管制は〇〇〇製、レーダーは〇〇〇製と言ったように、パーツ毎に一番コストパフォーマンスが良い物をチョイスして製造しているため、完成品は同じような兵器に比べ割安になる傾向があります。しかし平時のカタログスペックを自慢するだけなら良いのですが、仮に戦時になった時の兵站を考えると米国以外の国の保守部品が円滑に供給されるのか?という点についてかなり疑問が残ります。
いくらカタログスペックが良く割安で数を揃えてみても保守パーツが無ければゴミです。一度も自前で戦争をしたことがない国なので兵站をあまりに無視しすぎた韓国軍の兵器は実際の戦争で役に立つのでしょうか?
だいぶ「キルチェーン」から話が逸れてしまいましたが、ざっくりとした「韓米連合先制攻撃システム」の解説は以上です。
この記事に対しての韓国人のコメント(共感順から適当に抽出)
共感2743 非共感135国防費に使う税金は一つももったいなくはない。
共感2878 非共感307女性部廃止が急がれます!
共感1979 非共感864機でも不足している、早期警報機をもっと増やせ
共感1462 非共感399北朝鮮のせいにして国防費がめっちゃ増えてるね。
共感273 非共感18済州島の真珠湾のような海軍基地としなければならない
共感226 非共感7女性部廃止して何機さらに購入しょう!
共感261 非共感6最新兵器は精一杯買って。いつでも歓迎だ。
共感107 非共感6私たちが北朝鮮の脅威の中でも生き残れるのは国防力があるからだ。まだまだ先端兵器をたくさん保有しなければならない、従北勢力、親勢力は嫌いですけど、安保が最も重要だ。共感100 非共感2国防費にお金を惜しまないでください
共感165 非共感2韓国防衛産業技術力はマティスを作る水準だが、国民は最先端映画を見て目が肥えていて、今すぐポルシェを開発せよと言うwww 国防費はいくら投入しても惜しくない。
マティスとは?
韓国の自動車メーカー韓国GM (旧称:GM大宇) が製造・販売する欧州Aセグメント級の小型車の旧車名で、2011年3月以降の社名変更に伴ってシボレーブランドに置換され、韓国内における車名も「シボレー・スパーク」となった。韓国国内では日本の軽自動車に相当する軽車(キョンチャ)というカテゴリーに属する。
共感86 非共感4空中給油機は??
共感53 非共感6ここでグローバル・ホークを購入して、さらにF-35も購入する。そのお金を福祉に回してほしい人間たちもいる。
共感43 非共感2女性部にかかる税金はとても惜しいが、韓国の未来のための国防費につかう税金はもったいなくない
共感33 非共感2今年の女性部の予算は5000億ウォンです。
共感25 非共感1孔子曰く、軍隊とは、100年準備して一度だけ使用しても、その価値はあると言う言葉のように、平和な時にも軍隊への投資や管理は継続しなければ、平和を享受することができない。
共感23 非共感2国防が弱く、日帝強占期のように、また国を奪われたら、福祉以前の問題になる。福祉がご飯の場合、国防は食卓だ、わかったか?
共感16 非共感1ウクライナのようになるのが嫌なら防衛に力をそそぎなさい。
共感15 非共感0まだ戦争中だという事実を忘れずに
共感20 非共感6李明博が4大河川事業をしなければ、、、
共感16 非共感4李明博政府が唯一よくやったことは金寛鎮を国防長官に座らせたことだ
共感12 非共感0前回の偵察機のように部品の回しをしないでください
北に技術盗まれましたって流れになるな