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引用記事

キム・ヨナ提訴問題処理過程、それが知りたい

「フィギュア女王」キム·ヨナ（24）がソチ冬季五輪を最後に美しい別れを告げて一ヶ月が過ぎたが、「女王のメダル」と関連した議論は現在進行形である。ソチ五輪フィギュアの試合を見守ったなら誰もキム·ヨナの低いスコアに怒りをあらわにしただろう。ソチではホームアドバンテージを背負ったソトニコワ（18·ロシア）がキム·ヨナを抜いて金メダルを獲得した。

大韓体育会と大韓氷上競技連盟は国際氷上競技連盟（ISU）に当時の判定について異議を申し立てるする予定である。しかし関連記事を見るとに堪えない。抗議·控訴·提訴·供託金などの複雑な法律用語が混用されて登場するからだ。キム·ヨナの金メダル議論の進捗状況と今後の展望をわかりやすく解説した。



Q：キム·ヨナは金メダルを取り戻すことができますか？

A：NO

結論から言えば、氷上連盟の提訴とキム·ヨナの金メダルは何の関係もない。すでに一度下された判定が覆される可能性は0％と見てもよい。それにもかかわらず、氷上連盟が提訴する旨はソチ五輪当時、公平でなかった審判団の構成について異議を提起するためだ。最終的な目標も「判定翻意」ではなく「審判選任に関する規定の改善」にある。



Q：氷上連盟は、いったいなぜ今まで何もアクションを取らなかったのか？

A：競技直後に「抗議」をしていなかったから

ISU運営の規定123条124条によると、氷上連盟が主催する国際大会での試合結果と関連して異議を申し立てることができる方法は、「抗議（protest）」と「控訴（appeal）」だ。抗議は審判団の構成や採点結果について試合の当日ISU側に異議を提起する制度だ。審判団の構成は、発表直後1時間以内に、採点結果は、試合終了後30分以内に100スイスフラン（約12万ウォン）、またはそれに相当する外貨を供託金すれば、その選手や所属チームの関係者が抗議することができる。2012ロンドン五輪男子水泳自由型400m予選では理解できない失格判定を受けたパク·テファン（25）は、すぐに抗議をしたあげく、劇的に本選に進出することができた。控訴は抗議が却下された場合に限り、事件発生から30日以内にISU執行委員会に再審を請求する制度だ。抗議と控訴の両方が受け入れられない場合、国際オリンピック委員会（IOC）の傘下機関である国際スポーツ仲裁裁判所（CAS）に提訴してISUを相手に戦う方法がある。しかし2004アテネオリンピック体操競技で明らかな誤審のせいで金メダルを逃したヤン·テヨンの場合、CASに提訴をしたにもかかわらず、金メダルを取り戻さなかった。

氷上連盟はソチ五輪フィギュア判定と関連して抗議·控訴のいずれもしていなかった。ISU規定上、抗議は

▲審判の構成と資格
▲スコア合算エラー（計算ミス）
▲その他（選手資格、機器や規制違反）

のみすることができる。判定への不服の最初のステップである抗議がなされていない限り、控訴·CAS提訴など、次のステップへの移行が不可能である。




Q：氷上連盟の今後の対応策は何ですか？

A：提訴

氷上連盟が対応策として提示した提訴（complaints ）は、ISU運営と関連して、倫理規定に違反する状況が発生した場合、これを解決するために作られた制度だ。事件を認知した後、60日以内に提訴するとISUの懲戒委員会が調査に着手し、結論を出す。しかしソチ五輪フィギュア女子シングルの試合が終わってから60日が経過していない。

氷上連盟の関係者は「前ロシアフィギュア連盟会長の夫人であるアラ・シェコフチョワ氏が審判に参加した点、ウクライナ審判ユーリ・バルコフ氏が過去の審判の談合を主導し資格停止処分を受けた履歴があること、他の審判の不公正採点疑惑などソチ五輪フィギュア審判員の構成が合理的ではなかった」と説明した。

氷上連盟がソチの現場でなぜ抗議しなかったを非難する声もある。しかし、判定自体に関連した抗議は得点合算エラー以外は、後になって提起することができず、審判の構成と関連した抗議は審判団名簿発表直後1時間以内にする必要がありますが、これも現実的に不可能である。審判は、試合開始2時間前に発表するため、審判関連の抗議は試合開始1時間前にしなければならないという意味になる。



Q：なぜ、まだ提訴していないのだろうか？

A：世界選手権での不利益を心配して

氷上連盟は、今月の初めにISUに正式に訴状を提出する予定だ。スポーツ界と法曹界のアドバイスを十分に得る一方で、最近行われたISUフィギュアスケート世界選手権に参加した韓国選手たちの不利益の可能性を遮断するために提訴時期を多少遅らせた。氷上連盟副会長は27日、「提訴は、試合終了から60日以内とされている。フィギュア世界選手権に出場している我々の選手3人が不利益を受ける可能性があるということを考慮して提訴の意思を明らかにした（3月21日）直後にはISUに問題を提起をしなかった。31日頃に書簡を送る計画だ」と話した。

大韓体育会の関係者は「現在のISU規定上、キム·ヨナが金メダルを取り戻す可能性はない」としながらも「氷上連盟の提訴がISU運営の透明性の向上に寄与することができる。またワールドスターキム·ヨナのハロー効果で見ることができる」と述べた。


引用：ネイバーニュース/日刊スポーツ
http://sports.news.naver.com/sports/index.nhn?
category=general&ctg=news&mod=read&office_
id=241&article_id=0002190851