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引用記事
誘拐犯は10回も電話...
被拉した女子の声を聞かせて
先月、フィリピンの首都マニラ市内で拉致された留学生(女·21)氏が36日後に死亡したまま発見された。フィリピンで韓国人を対象した拉致·殺害事件は、前にもあったが、留学生が犯行対象になったマニラ中心部での韓国人が拉致は初めてだと警察は明らかにした。外交部と警察は、「8日の夜、フィリピン人の誘拐犯の一人を逮捕したあとマニラ市内から北に一時間半離れた隠れ家を襲撃し遺体を発見した」と9日明らかにした。
マニラW大学を通っていたAさんは、3月3日の友人に会うためにマニラ中心部からタクシーを乗った後連絡が途絶えた。Aさんは、弟と一緒に数年前からマニラで留学生活をしてきた。誘拐犯は、この日Aさんの友人に巨額の身代金を要求する電話をかけ、フィリピン韓国大使館が警察に通報し、捜査が開始された。
誘拐犯との交渉は、この時から、地元警察が担当した。外交部の関係者は「誘拐犯は5日未明までに10回以上電話をかけたAさんの声を5回聞かせてくれ」と言った。誘拐犯からの連絡はその後途絶え、地元警察の追跡も中断した。続いて5日午後7時ごろ、マニラの北の郊外でAさんが乗ったタクシーが発見した。タクシーの中に誘拐犯の一人と思われる男性の遺体が発見された。しかしAさんの痕跡はなかった。
誘拐犯は、五日後の10日に再び身代金を要求してきた。Aさんの安全を確認させてくれという要請には応じなかった。フィリピンの韓国大使館関係者はAさんの友人に偽装して誘拐犯と接触、3月19日まで、2回にわたって検挙を試みたが失敗し、4月8日誘拐犯の一人が逮捕された。地元警察は、逮捕した誘拐犯を介してアジトを確認し、そこからAさんと推定される遺体を発見した。
外交部の関係者は「遺体は腐敗がひどかった装いに見る限り、Aさんだと判断される」と述べた。地元警察は、3月5日誘拐犯たちの間に内紛が起き仲間1人を殺害する過程で、Aさんも殺害されたと推定している。
在比韓国人たちの間では、地元警察の未熟な対応、ただ見守っていた韓国の外交部の無関心さがAさん死亡させたのではないかという指摘が出ている。在比韓国人らによると、誘拐犯との交渉は、フィリピンの警察所属AKG(Anti-Kidnapping Group·拉致対応)が担当したという。「初め誘拐犯は、600万ペソ(1億3980万ウォン)を要求すると、AKGが途方もなく小さな額を提示して交渉が不発になったという噂が広がった」と話した。Aさんの遺体が発見された際、「最初の交渉の特、ちゃんとお金を与えていたら、このようなことがなかったではないか」という意見も出ている。
これに対し、外交部側は「交渉の過程は、Aさんの家族と共有した」とし「政府が身代金を保証する場合、我々国民が拉致のターゲットになるので、介入しにくい点がある」と述べた。
最近まで拉致の安全地帯に分類されたマニラで、それも経済活動をしない留学生が拉致・殺害されると、在比韓国人たちも不安感を隠せなかった。マニラで1年3ヶ月間語学研修中のキム(26)さんは「フィリピンで物価より安いのは韓国人留学生の命という話がある」と述べた。彼は「被害届をださないから、マニラ市内銀行ATM機の前でお金を下している留学生に銃を向けてお金を奪っている場合が多い」と話した。
語学研修中のユさん(27)も「フィリピンの人々の間で「中国人はボスで、日本人はゲストであり、韓国人は間抜け」という言葉がある」と話した。マニラから5年目食堂を運営しているカン(51)氏は、「在比韓国人たちと会う席で、「まずは、警護員から調べてみよう」という話が話題になった」とし、「事件が続く中で、何の変化もない」と言った。
外交部によると、現在、フィリピンには約8万人の同胞があり、このうち留学生は3万人ほどだ。フィリピンでは昨年だけで13人の韓国人が殺害され、今年は4人の韓国人が拉致されたり銃撃で死亡した。2009〜2013年に海外で発生した、私たち国民殺害事件160件のうち、22.5%である36件がフィリピンで発生した。
引用:朝鮮日報
http://news.chosun.com/site/data/html_
dir/2014/04/10/2014041000176.html?news_top