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捜索救助に動員された先端装備、
役割が果たせず撤退
セウォル号の沈没事故が発生してから20日目の5日、これまで先進的な装備が動員されたが、これといった成果を出せずに撤退してひんしゅくを買っている。政府は遠隔操作無人潜水艇(ROV)やクラブスターなどセウォル号の捜索救助に先端装備を動員したが、激しい潮流などを理由に自らの役割をできずに撤退した。
◇リモートコントロール無人潜水艇(ROV)、潮流に耐えられずに撤退
海洋警察は21日、米国の民間会社であるビデオレイが保有しているROV 2台を事故現場に投入した。ROVは、遠隔制御装置を介して海の下300mまでの様子を撮影することができる装置である。主に海中難破船の探査などの任務に活用されるROVはケーブルで操作し接続されて海底の映像を確認しながら水中を探索する。その機器が投入されると伝えられ、船体内部の捜索救助作業が進むと期待を集めた。海洋警察は同日午後、潜水士と一緒にROVが船体内部への投入に成功したが、多くの浮遊物のために撮影が困難で成果はなかった。またROVが耐えられる流速は、最大2ノットなのに比べ、事故が発生した地域は、流速が最大6ノットなので効果を出せなかった。ROVは、同日午後2回に渡って船体内部を調査したが浮遊物が原因で、これといった成果を上げられなかった。それ以来、潮流のために現在では現場から除外された状態だ。
◇クラブスターは、最初に船体の姿の撮影に成功したが、外観しか撮影できない
政府の事故対策本部は23日、混濁した海中の中でも超音波カメラで撮影が可能なクラブスターを投入した。クラブスターは、昨年、韓国の海洋科学技術院が開発したもので、足が6本あり、まるでカニを連想させるとして別名「カニロボット」と呼ばれる。カニロボットは足で海底を歩き時速3.7㎞の潮流を克服することができ、潜水できる水深は200mまで。また音波を発射し、反射波を検出する超音波カメラで混濁した海中の中でも、前方15m以内の動画が撮影可能。先に投入されたリモートコントロール無人潜水艇(ROV)より潮流に強く船体の状況把握に役立つと期待された。しかし当初から船体内部への投入用ではなく、外部からの船体を撮影するだけの装置であって、行方不明者の撮影が困難ななため捜索救助の実質的な役割はなかった。カニロボットは23日、セウォル号の船体の姿を1回撮影するにとどまった。
(中略)
これまでに動員された最先端の装備が特別な効果を出すことができずに撤退したため、憂慮の声が高い。一方、これまでのセウォル号沈没事故で収容された遺体は、官民軍合同の救助チームの潜水士たちによって引き揚げた。捜索救助に動員された最先端の機器は、最先端という名前の価値を発揮できないまま撤収し、行方不明者の家族たちはひたすら潜水士に依頼するしかない。
引用:ネイバーニュース/NEW1
http://news.naver.com/main/read.nhn?oid=421&sid1=102
&aid=0000806931&mid=shm&mode=LSD&nh=
20140505063217