北朝鮮の砲撃のため導入した対砲兵用レーダーがまた役に立ちませんでした・・・
写真引用:世界日報
軍、22日の西海砲撃戦の時、
挑発の射点を探知できず・・・
2011年8月10日、北朝鮮軍が西海延坪島付近の北方限界線(NLL)の海岸砲射撃訓練を実施した。当時、延坪島は北朝鮮の海岸砲と多連装ロケット砲発射地点を把握するための対砲兵レーダー「アーサー」が配備されていた。軍は2010年11月、北朝鮮の延坪島砲撃挑発当時、故障で作動しなかった対砲兵レーダー(AN/TPQ-37)を補完するためにアーサーを配置した。しかしアーサーは砲撃の射点を捉えられなかった。キム·ミンソク国防部のスポークスマンは「軍事的な対応と関連しているので、詳細に情報を公開することができない点を理解してほしい」と釈明したが、実際にはアーサーの電源が切れており稼働さえされなかったことが確認された。
22日午後6時ごろ、北朝鮮軍は西海NLL以南、延坪島の海上14㎞地点で哨戒任務を遂行していた韓国海軍のミサイル高速艦に対し2発の砲撃を加えた。私たちも対応射撃で5発の76㎜砲弾を12㎞離れたNLLより北側にいた北朝鮮警備艇の近くへ発射した。挑発砲撃された射点ではかった。北朝鮮の砲弾がどこから飛んできたのか把握していなかったので、最も近い北朝鮮の艦艇に向かって撃ったのだった。
今回もアーサーが稼働していなかった。
金報道官は、アーサーが動作していない理由と関連して「詳細については、私たちの対応戦力との関係があるので、公開することはできない」とし3年前の釈明を繰り返した。
北側の砲撃原点を検出するために導入したアーサーはなぜ必要な時には電源が入っていないのだろう。
合同参謀本部公報室長は23日「対砲兵レーダー(アーサー)部隊は元々24時間対応が可能な態勢を維持しているが作戦の状況とレーダーの機械的な特性を考慮すると完全な24時間体制の運営は制限されている」と釈明した。
対砲兵レーダーは1日6時間以上稼動すれば、電力の過負荷で問題が発生することがあるということだ。
室長は「北朝鮮が砲撃を行ったことは、予想もしていない完全な奇襲だったので、それをリアルタイムに認識することは技術的に難しい面がある」と述べた。しかし、この釈明は説得力がない。すでに北朝鮮軍は西海NLLで哨戒任務を遂行する艦艇を「打撃する」という脅迫信号を複数回送っていたからだ。
北朝鮮が最近、国際商船コントンマン(船舶ホットライン)を通じて打撃威嚇を加えると、警戒態勢を大幅に強化した状態だった。北側の艦砲挑発の兆候が明らかな状況でも、アーサーを稼働しなかった場合、一体アーサーはいつ稼動するのかという指摘が出ている。北朝鮮はこの日、西南戦線司令部名義のプレスリリースを通じて、北朝鮮軍の艦砲挑発の事実を否定して、むしろ私たちの側が先に挑発射撃をした言い出した。
わが軍が挑発射点を把握していないことから、これを口実に攻勢にでたのだ。
引用:ネイバーニュース/世界日報
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid
=shm&sid1=104&oid=081&aid=0002422509
アーサー対砲兵レーダー
ARTHUR(Artillery Hunting Radar、通称アーサー)は、スウェーデンで開発された「対砲兵レーダー」システムの略称。この対砲兵レーダーは旅団あるいは師団の対砲兵検出において中核的役割を果たすために開発された。レーダーはBv206に搭載されて移動する。レーダーはスウェーデンのエリクソンによって開発されユニット当たりの価格は4800万スウェーデン·クローナ。
アーサーは砲弾の飛行軌跡を追跡することで砲兵の位置を発見する。15~20km距離で敵の野砲を探知することができ、120mm迫撃砲なら30~35kmの探知距離を誇る。
対砲兵レーダーとは
対砲兵は、観測対象が小型で高速な放物線を描く砲弾を検知し飛んできたルートを解析し「射点」を見つけ、その座標を見方の砲撃部隊に伝え反撃する事が役目の装置。通常砲兵部隊は射点に移動⇒展開⇒砲撃(2~3発)⇒直ぐに移動開始⇒次の射点に展開⇒砲撃(繰り返し・・・)のが基本。一般的に一度射点を暴露すれば直ぐに反撃の射撃が飛んでくるので、一箇所に留まって射撃を継続するのは死亡フラグ。逆を言えば対砲兵レーダーが機能しない場合、敵は射点を変更しなくて済むので永久に攻撃し続けられるということ。
情報が少ないので何とも言えない
ここからは管理人の考察(情報がないので)です。通常レーダーのような電子機器はスイッチを入れて直ぐに使えるとは考えにくい。パソコンでも完全に電源を落とした状態から起動し使えるようになるまで時間がかかるので。記事では連続6時間以上は電力の過負荷で問題が生じるらしい。野戦砲兵部隊にくっついて移動し運用することを考えれば24時間の稼働能力はそもそも考慮されていないのかも。
軍事的一般論の側面から考えてみると・・・
①通常レーダーのような電波を継続照射するものは相手から逆探知しやすい。
②同じ位置で長時間レーダー波を照射すれば位置が暴露するので攻撃対象になりやすい
③北朝鮮は上記のことを逆手にとって、レーダー波の照射が切れた瞬間を狙って砲撃した臭い
結論:北朝鮮の方が1枚上手wwwコレに対応するには、複数台のレーダーが移動を繰り返しながら相互に監視しあうしか無い。しかし予算の少ない韓国軍にとって稼働出来るアーサーレーダーを10台ぐらい用意するには、予備としてもう10台ぐらい必要なんじゃないでしょうか? どちらにしても守るほうが圧倒的に不利な状況なのに、それをカバーする予算や物量がないのは致命的。もう住民を本土へ移住させて無人島にしたほうが経済的かもしれませんね。
記事に対しての韓国の反応
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2台用意して6時間交替させれば?
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軍納不正がないか調べないといけないが機密だからと言って・・・
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買って来たのに使うことが出来ないのか?
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実際に1台で24時間監視するには無理がある
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膨大な税金と男たちの青春が国防に注ぎ込まれているのに何故こんなことになるんだ
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計5台なければ24時間運用できないと聞いた。順番の稼働させて1台は予備。
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どうせ予算がないからと言うんだろう。
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なぜ電源がオフになって使用できなかったんだ? 電気を節約しようとしたのか? 人員がいなかったのか? マニュアルが読めないのか?
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戦争になっても使い道がなさそうだ・・・一日6時間しか戦争する気がないんだから
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6時間しか使用できない物をどうして購入したんだ? 軍は24時間体制じゃないのか?
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挑発された射点が分からなかったから、把握していた海岸砲陣地を飛ばして・・・いつまで殴られぱなしでいるんだ? 韓国軍は軍隊ではない自衛隊なのか?
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北朝鮮よりも韓国が問題だ...!
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もう全てが言い訳だろう
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やはり女性大統領の限界か? 軍の掌握力が弱いので、国防部や海上警察がなめてるんだよ
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6時間しか運用ができないことを24時間対応と言って、しかも奇襲的な動きだったと言う。とんでもないことを言うね。戦争は遊びなのか?
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部隊指揮官はカッコイイねwww
夏の電力不足を考えてもう電気を節約してるんだよwww